オスプレイ暫定配備における市内影響について説明会の開催求める緊急申し入れ
本日、千葉市長宛で「陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ暫定配備に関する緊急申し入れ」を行ないました。 山田総務局長に要望書を提出しました。
船橋、習志野、八千代の3市長は連名で暫定配備に関する要請書を提出しています。千葉市としても市民の安全第一に説明会を開催することや暫定配備の撤回を国に求めることを求めました。
2020年7月7日
千葉市長 熊谷俊人 様
日本共産党千葉県中部地区委員会
日本共産党千葉市議会議員団
陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ「暫定配備」に関する緊急申し入れ
去る7月3日、河野防衛大臣の記者会見で、陸上自衛隊が初めて導入する垂直離着陸輸送機V22オスプレイについて、木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地への「暫定配備」を始めると発表しました。山口県の岩国基地で点検が行われていたオスプレイ2機を8日と10日に1機ずつ、木更津駐屯地に飛来させようとしています。その後、陸上自衛隊に引き渡されるとしています。
オスプレイは、自衛隊木更津駐屯地に17機配備する以外にも、首都圏では米軍横田基地に現在5機配備され、今後は10機に増強する計画となっています。また、米軍普天間基地の24機の定期整備を木更津駐屯地で行っていますが、防衛省は米軍の要求に応えて、定期整備能力を3倍にする見込みです。千葉県をはじめ東京湾一帯が、オスプレイの整備や飛行などの一大拠点にされようとしています。
昨年の防衛省の説明では、オスプレイ配備後の訓練場として、習志野駐屯地も想定されています。現在、木更津駐屯地と習志野駐屯地を行き来する自衛隊機と同様に千葉市の上空を飛来することも考えられます。オスプレイは機体構造の欠陥が指摘され、重大事故が相次いでいます。現在でも千葉市は羽田空港に着陸する旅客機の騒音に悩まされ、さらにオスプレイの爆音と事故の危険にさらされるようなことは決して容認できるものではありません。
これまで、住民への説明は木更津市内で行われただけであり、県内の各自治体での住民への説明も行われていません。安全性も確認されず、事前の説明もないままの「暫定配備」は千葉市民としても納得できるものではありません。船橋、習志野、八千代の3市長は連名で暫定配備に関する要請書を提出しています。
日本共産党千葉県中部地区委員会と日本共産党千葉市議会議員団は、憲法9条の立場を堅持し、市民の安全と良好な住環境を守るため、危険なオスプレイの木更津駐屯地への「暫定配備」撤回を求め、以下、申し入れるものです。
記
1.千葉市としても防衛省に対し、陸上自衛隊のオスプレイの飛来や運用のあり方、機体の安全性、騒音による生活環境への影響など情報提供を求め、市内での説明会開催を要請すること。
2.市民を事故の危険や騒音被害にさらす、陸上自衛隊オスプレイの木更津への暫定配備の撤回を国に求めること。
以上