パラリンピックの学校連携観戦の中止を市長と教育長に申し入れ
2021年6月29日
千葉市長 神谷俊一 様
千葉市教育長 磯野和美 様
日本共産党千葉市議会議員団
日本共産党千葉県中部地区委員会
パラリンピックに子どもたちを動員する学校連携観戦の中止を求める申し入れ
児童・生徒が8月後半から幕張メッセで開催されるパラリンピックを観に行く「学校連携観戦」について、日本共産党千葉市議団は市議会の代表質疑で、新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、観戦中止を求めてきました。現在、参加予定の児童・生徒数は、市立小中学校、養護学校、高等特別支援学校、高等学校で合計28,409人とされています。
子どもたちを借り上げバスや公共交通機関で移動させ、全国から観戦者やボランティアが集まり3密が避けられない競技会場に連れて行くことは、感染リスクが増し、熱中症の危険があるなど安全に観戦できるはずがないと、保護者や教員をはじめ多くの市民は懸念しています。感染拡大防止のために部活動や修学旅行、校外学習などは子どもたちの命や健康を最優先に、現場の教職員が様々な対策を取りながら実施していますが、五輪だけは特別扱いで、子どもたちを感染リスクにさらすことは認められません。
さらに、五輪開会まで1か月たらず、パラリンピックまであと2か月たらずに迫っているなか、東京都でのコロナ感染の再拡大や首都圏での感染下げ止まりが続いています。そのような状況のもと、「開催ありき」で子どもたちを巻き込み、感染の危険にさらすべきではありません。
よって、日本共産党千葉市議会議員団と日本共産党中部地区委員会は、以下について強く申し入れます。
記
1.千葉市および千葉市教育委員会の判断で、学校連携観戦を中止すること。
2.各学校の児童・生徒が、いつ、どの競技を観戦する予定なのか、観戦スケジュールを直ちに市民や保護者に公開すること。
3.政府に対し、今夏の東京2020オリンピック・パラリンピック大会の中止と、新型コロナ対策に力を集中するよう求めること。
以 上