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日本共産党東京都議会議員団

【書き起こし】賛成討論原稿提供受けないよう求める請願が否決されました

11日に開催された議会運営委員会での賛成討論原稿を市が議員に提供してきた問題で提供を受けないよう求める請願が賛成少数で否決されました。審議内容は以下の通りです。

2024.6月11日(火) 議会運営委員会 (文字起こし)

◎維新・無所属:守屋委員

 我々の会派は新参者なので、こういう慣例があったということは知らなかった訳ですけれど、この請願の内容を見ますと、朝日新聞によるということなので、新聞がすべて正しい真実を伝えているのかっていう若干の疑問があるので、そういう意味では、この新聞記事が正しいのかどうかということを考えますと、紹介議員である共産党さんは事実であるという確認をされているのかどうかだけおたずねします。

◎日本共産党:かばさわ委員

 執行部の方に、千葉市の総務になるんですが、議員との質問調整等々やっていたという中で、だれにこの2年間提出したのかとのリストは確認させていただいています。同時に、その原稿案も全文いただきまして、見させていただきました。もちろん、録画放映も全部我々チェックし、ほぼ同じである部分で確認できておりますので、新聞報道もしっかりある通り、チェックされている議会放映を見ながら原稿案とチェックしているわけですから、そういう意味では信憑性は間違いなく高いという判断をしたところでありますので、それに基づいて行政当局に働きかけて見直しをするという回答も頂戴をしているわけであります。その点では、真実であろうと考えております。

 逆に、だからお聞きしたいのは、一般質問がどうなのかなという部分もあるのかなと。そこまでの回答が得られていない、行政側から回答が得られていない状況でありますので、逆にどうなのかというところは、むしろお聞きしたいなというふうに思います。

◎公明党:森山委員

 私の方から、意見というか考えを述べさせていただきます。

まずこの請願第3号 市議会議員への討論原稿案の提供問題に関する請願について、内容を確認させていただきました。

 千葉市の対応は、原稿案の提供の見直しを検討するというものでした。また、議会に対しては、市民から「議会は二元代表制の一翼を担うものなので、しっかりして」との声に対し、真摯に受け止めなければならない、襟を正して活動していかなければならないと感じた次第であります。

 こういう中で、この請願をいただいたわけでございますが、一般的に請願を、請願は地方公共団体に対しまして、それが所管する事項に関して一定の措置をとるもの、また取らないこと、そういうことを申し出るものと理解しております。

 今回のものは、議会として討論原稿に関する事務を取り扱っておりませんで、所管外、まあ権限外ではないかなと考えております。従いまして、本請願は不採択にすべきと考えています。

◎立憲民主無所属:田畑委員

 この請願については、今、運営委員会に上程されたもので、私ども会派も議会事務の権限外である内容であるというふうに判断させていただいております。そのため、この機会運営委員会で賛否を取ることについては、そぐわないと考えることから、私どもも不採択、反対をさせていただければと思います。

◎中島委員長(不規則発言はしないでくださいね)

◎中島委員長(退所してもらいますよ、あんまり変なこと言うと)

◎自由民主党:伊藤委員

 本請願につきましては、他の委員からもございました通り、我々も議会事務の管轄外であるというふうに判断しておりますので、不採択するべきものと考えております。

 また、請願の内容で、現行、今回の件を受けまして、千葉市の対応としましても、原稿案の提供の見直しをされてるというところでもございまして、仮にこれを扱うにしても、含意は満たしているというところの考えもございます。不採択でよろしいかというふうに考えます。

◎立憲民主無所属:田畑委員

 先ほど賛否については意見表明させていただいたのですが、補足でですね、わが会派がこのような判断に至った経緯について、ご説明というか、立場をご説明したいと思います。

 わが会派としましては、議案の賛否を決定するにあたっては、会派などの議論により意見集約や各委員会での発言においても積極的に行うなど、責任を持って行っており、賛成した議案の進捗についても確認するなど、継続的な調査も行っています。今回の新聞報道によって、市民の方々に誤解を招くようなことになったことについては反省をし、今後信頼を回復できる議会活動となるよう、一層精進し、政策推進することも合わせてご説明差し上げたいと思います。

◎日本共産党:もりた委員

 先ほど、委員からありましたけども、実際にはこの議会運営委員会にかかっているわけで、賛否を問うものではないというのは納得できません。市民のみなさんから請願を言う形で出されたものについてきちんと議論することが求められているんだと思います。加えて、先ほどかばさわ委員からもありましたけども、2年間にわたる討論の全部の執行部が書いたものと、議会で発言をした書き起こしの物と両方見比べてみました。確かにすべての方が、まるまるそのまま読んでいるという状況ではありませんでしたけれども、かなり多くの方が、例えば文末の「あります」が「ございます」とか違ったり、文言が少し抜けたり付け加わったりありましたが、ほぼ同じ内容で討論されていると確認しております。

 そのうえで、予算・決算の討論ということになれば、与党という会派の方はもちろん執行部というか、市長サイドで賛成をするというものについて、同じような内容になる可能性もあるかと思いますけど、ただ、議員発議で条例で提案したものにまで反対の討論を書かれているものを読んでいるのであれば、それぞれの会派の考え方としてピッタリ同じになるということはないと思うのです。会派を代表して、討論に立たれると私たち今、一般質問についての資料提供ありませんから、そこまで突っ込めませんけど、登壇をして会派を代表してと発言されるとすれば、悪しき慣習ということで、先程、守屋委員の方からもありましたが、そういう慣習があったことについてはわからなかった、もし、こういう悪しき慣習というのがあるのであれば、二元代表制の一翼を担う議会としての権能が試されるものではないかというふうに思いますので、私たち紹介議員になっていますけど、いくつかの自治体で見直しも始まっているとのことから言えば、真摯に受け止めて、賛否がこの議会運営委員会に託されているということを受け取.必要があると思いますので、意見として申し上げたいと思います。

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