基準値超えるメタンガス検出で危険な関西万博の修学旅行先の見直しを申入れました!

4月8日、日本共産党千葉市議団は、千葉市教育委員長宛に大阪・関西万博の修学旅行先について見直しを求める緊急要望を申し入れました。
千葉市教育委員会
教育長 鶴岡克彦 様
日本共産党千葉市議団
大阪・関西万博の修学旅行先について見直しを求める緊急要望書
日頃より、子どもたちの教育環境充実のために尽力いただき、感謝申し上げます。
大阪・関西万博の開幕が4月13日に迫っていますが、4月4日から始まったテストラン(リハーサル)において、パビリオン内で火災が起き、消防車両16台駆けつける事態となり、出火の原因不明の中、6日には、グリーンワールド工区にて燃焼(爆発)濃度のメタンガスの爆発の下限界の5vol%を超える検知があり、消防隊が出動する事態となりました。
万博会場の夢洲は大阪市のゴミ最終処分場として造成され、ダイオキシン、PCBを含む有害物質や下水汚泥で埋め立てられた人工島です。夢洲1区は、現役の廃棄物処分場であり、1日約1.5~2トンのメタンガスが発生しており、爆発事故の可能性を排除できない立地です。
万博会場は、大規模な地震や津波への防災対策が不十分です。熱中症のリスクも避けられないと言われており、大阪府内をはじめ万博の遠足参加を見送る自治体が増えています。1日当たり最大22万人の来場が想定される中で、適切な対応ができるのかも不安が残ります。日本共産党は大阪・関西万博を修学旅行の行き先とするのは命と安全最優先のためにも中止を求めています。
このような状況のもと、千葉市では緑区大椎中(5/13-15)、土気南中(5/15-17)若葉区みつわ台中(6/21-23)で万博への修学旅行を予定していることが分かりました。すでに、修学旅行を実施する方向で話が進んでいると思われますが、子どもたちの命最優先で、ぜひ見直しを検討すべきと考えますので、以下申し入れます。
記
1.大阪・関西万博を修学旅行の行き先としている中学校に、生徒の安全確保最優先の観点から見直しを求めること。
2.大阪・関西万博を修学旅行先からどうしても外せないのであれば、学校の安全配慮義務を果たせるように万全の対策をとること。引率する教員の負担軽減対策をとること。
3.安全性等への不安から修学旅行を欠席したり、万博会場へ行かなかったりする生徒が出た場合、その生徒の学校生活、進学時の調査書等で不利益が生じないようにすること。
以上