議長選挙所信表明演説 かばさわ洋平議員〔2025年第2回定例会〕
2025年第2回定例会 議長選挙所信表明 かばさわ洋平

議長選挙にあたっての所信表明を行ないます。
私は至らぬ点や力不足な点もありますが、先般表彰いただきましたが10年にわたって議員という職責を担ってまいりました。市民の皆様からもっと開かれた議会へとの声も寄せられているなかで、より市民の皆様から信頼され、期待される議会へ、その期待に応えられる議会となるよう一層の努力をしたいとの決意で、今回議長選へ立候補の決意をしたところであります。
これまで、私は千葉市議会改革運営協議会委員として、超党派での政策条例を提案できる仕組みを求めてきました。また、広報委員として、千葉市議会HPリニューアルにも携わるなど、よりわかりやすく市民の皆様に議会での取組が伝わるよう、様々提言をしてまいりましたが、主に3点、議会改革の方向性と所信を述べさせていただきます。
1点目は、政策提案機能の強化であります。政策提案機能の強化として、会派独自での条例提案は保障しつつ、全ての会派の議員が参加し、協議を行うことができる政策条例検討委員会を設置し、実効性のある政策条例を二元代表制である議会側から提案できるようにすることです。
ちなみに、過去10年間における20政令市の議員発議・委員会発議含めた政策条例発議可決件数ですが、さいたま市は10件、横浜市でも8件可決成立している一方で、千葉市議会は残念ながら0件であります。
市民に身近な議員に寄せられる様々な課題を解決するために、より積極的に政策提案できるよう、新たに政策条例検討委員会を設置して、政策提案能力の向上を図りたいと思っております。
2点目は、議会チェック機能の強化についてであります。予算や条例議案・請願審査において、当事者や専門家などから意見を聞く参考人招致をより積極的に活用し、チェック機能を高めることです。札幌市議会などは公共料金改定時などに学識経験者等から参考招致を実施しています。公共料金の見直しなど、市民生活への影響が大きい案件は、学識経験者や当事者など、様々な意見を聴取するなかで、慎重かつ市民目線で予算や条例をチェックしていくことが二元代表制の役目だと考えております。
最後、3点目としては議会の見える化推進についてです。広報委員会の委員として、ちば市議会だよりに一般質問登壇議員の顔写真と質疑内容の掲載を求めてきましたが、他市のように一般質問等を掲載することで、議員の議論の見える化を図るべきと考えています。
以上、大まかに3点、議会改革の方向性を述べましたが、何より千葉市議会の魅力は一般質問が充実しているということであります。市民から寄せられる多様な要求を本会議場で質疑することで、多くの施策、まちづくりへの前進を図っていることから、今後も会派持ち時間制含めた活用など、一般質問の充実にも努めたいと考えています。
先輩・同僚議員の皆様からの多様な改革提案にしっかりと耳を傾け、一歩一歩議会改革に取組を進めていき、後世にも誇れる千葉市議会をつくるためにも、全力で職責にあたっていく決意を最後に申し上げ、議長選挙にあたっての私、かばさわ洋平の所信表明と致します。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。