副議長選挙所信表明演説　もりた真弓議員　〔2025年第2回定例会〕

副議長選挙にあたっての所信表明　　　　　　　　　　2025.6.5

　日本共産党千葉市議団のもりた真弓です。副議長選にあたって所信表明を行ないます。

　市議会に求められる役割は、住民自治を進め、行政に対する監視・評価、政策立案・政策提言をすることです。4月の市長選挙で再選された市長提案の議案について、その議案が市民生活を支え充実する施策であるのかを、市民の立場で十分に議論する場が市議会であると考えます。

　市議会が市民にとって、より身近で親しみやすくなるためには、情報公開と説明責任を果すことが必要です。本会議はもちろん、委員会中継ができる設備が整ったことで、常任委員会の中継も実現しました。今後、議会運営委員会や特別委員会などにおいても、中継を開始して各委員会での委員会審議を市民に伝えられるように進めて参ります。

　本会議場ではヒアリングループを導入し、次いでＵＤトークを使って音声を活字化するなど、視覚・聴覚の障害をお持ちの方をはじめ、誰でもが公平に市議会の情報を受け取ることができる様に、千葉市議会も対応を進めてきました。今後も幅広い市民や団体と率直な意見交換を行い、さらにわかりやすい市議会へと改善をしてまいります。

　市民が議会へと参加する場面を増やしたいと考えます。市民が議会に対して意見や要望を直接表明できる場は、請願及び陳情です。どちらも申し出れば付託された委員会で陳述する機会を持つことができます。今は、休憩時間中の意見陳述であり、請願や陳情の内容についてより深めるための直接の質疑にはかかわることになっていません。一定の時間などルールや制限は設ける必要はあるとしても、請願者や陳情者の真意を理解する場として、充実させる工夫は必要ではないかと考えます。

　私は、副議長として、二元代表制の下で、議会としてのチェック機能を高め、その内容を市民にとってわかりやすく伝え、また市民参加を進め、議会を身近に感じていただける議会運営を目指してまいります。

　以上で、副議長選挙にあたっての所信表明といたします。