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日本共産党東京都議会議員団

高齢者の外出支援でデマンドタクシーの運行を!千葉市に第2児相整備を! かばさわ洋平議員一般質問〔2019年第2回定例会〕

○ かばさわ洋平議員の一般質問および答弁       2019.6.18

 

 

1.高齢者が外出しやすいまちづくりについて

【かばさわ洋平議員】

 2025年には団塊の世代が75歳以上となり、千葉市では約3人に1人が65歳以上、また、約5人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来します。東京・池袋で87歳の高齢者が母子を乗用車ではねる死亡事故が起きました。たった一瞬で最愛の妻と娘を突然失った遺族が会見で「少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択肢を考えてほしい。少しでも交通事故による犠牲者がいなくなる未来になってほしい」と記者会見で語った言葉が胸に深く残っています。いつこうした重大事故が千葉市で起きるかはわかりません。

本市における運転免許返納者数の推移です。ここ数年増え続け、平成29年には3,430名となっていますが、高齢者の交通事故は増え続けております。私は、運転免許証の返納促進策に取組むこと、また地域で買物や病院等に出かけられ交通政策を確保して、安心して住み続けられる千葉市づくりに本気で取組むべきと考えます。

本市の運転免許返納者への優遇措置としては、タクシー乗車運賃の1割引きやバスの乗車運賃の半額があります。しかし市民周知が不足しているため、運転免許を返納した方への優遇措置の周知促進に取組むこと、更なる返納に向けた取組みを求めますが見解を伺います。

【市民局長答弁】

本市では、高齢者の交通事故防止を目的として、自主返納とその優遇措置について、市政だよりや市ホームページに掲載するとともに、区役所や図書館などの窓口でチラシを配布しております。今後は、優遇措置を拡充するための働きかけを行うとともに、自主返納を更に促進するため、高齢者が集う機会及び交通安全イベントなどを通じて周知を図って参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 昨今、高齢ドライバーのアクセルとブレーキ踏み間違い事故が増加しているため、踏み間違い防止装置の補助をして交通事故を抑止する取組みも要望しておきます。

高齢者からの相談として多いのがバス停や駅周辺のベンチ設置です。千葉市のバス停は約2,400程度あるとされており、そのうち、ベンチが設置されている数は約180程度で、極めて少ないのが実態であります。市民から鎌取駅や土気駅等で遊歩道や身障者送迎箇所等にベンチ設置をという声、また鎌取駅ロータリーが暗いため明るくしてほしいという声を受け、現地調査の上、先般建設局に設置を要望しました。

高齢化進展していくなかで、安心して外出できるまちづくりのために、駅前広場や駅から主要施設を結ぶ道路及びバス停へのベンチ設置を求めますが、見解を伺います。

【建設局長答弁】

ベンチは、高齢者などが外出した際の休憩スペースとなることやバス待ち環境の向上につながる施設であることから、駅前広場や道路特定整備事業における生活関連経路につきましては、今年度から、計画的にベンチの設置に取り組んでいくこととしております。

 

【かばさわ洋平議員】

鎌取駅においては南口ロータリーが暗いため、利用者が安心して送迎できるよう身障者送迎箇所はじめ、ロータリー全体に道路照明の整備するよう求めますが、見解を伺います。

【建設局長答弁】

バス停へのベンチ設置については、バス事業者が実施するものですが、地域住民等からも多くの設置要望が寄せられていることから、バス事業者が実施するベンチ設置に対する一定の支援制度について、検討して参りたいと考えております。

鎌取駅南口駅前広場については、朝夕の通勤・通学時間帯にタクシーと一般車両が輻輳することから、タクシープールを 含めた駅ロータリー内の改修を計画しており、これらにあわせ照明についても検討して参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 私は先般、緑区の大木戸台シニア支援の会などが実施している買物支援サービスを視察しました。70歳以上で日常の買物に不便を感じている方を週1回、デイサービス等のクルマが自宅までお迎えに行き、あすみが丘ブランニューモールへまで送り、買物終了後には利用者宅へ送るという支援内容です。利用者から声を聞くと、「運転免許返納して買物に出かけるのが大変となり、大変助かっている」と感謝の声が寄せられています。

高齢者が買物へ出かけるための交通支援を行なう大木戸台シニア支援の会の高齢者外出支援サービスを全市に広げていけるよう取組むことを求めますが、見解を伺います。

【保健福祉局長答弁】

社会福祉法人が実施する高齢者の買い物支援サービスは、法人の公益的な取組みとして、地域住民等と連携し、現在では市内13地域で実施されている事業であり、市社会福祉協議会がニーズ調査、事業の立ち上げ、運営支援などを行っております。本市としては、市社会福祉協議会や社会福祉法人、生活支援コーディネーター等と連携し、同様の取組みが他の地域にも広がるよう、働きかけを行うなど支援して参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 私は、先般タクシー車両を使った新潟県三条市のデマンドタクシーの取組みを視察しました。平成23年からスタートしたデマンドタクシーは、市が責任を持って運営補助と財政支援を行ない、タクシー協会の協力のもと、複数乗車であれば、市内を400円で乗車できる低価格で、人口約97,000人でありながら、年間75,000人も利用するなど、市民の足として根付いています。私も乗車して運転手に話しを聞くと「市民も大変喜んでいる。タクシー事業者としても仕事増えて地域経済も活性化している」との話でした。本市はこの間、地域参画型コミュニティバス等支援制度をつくり、地域で運営協議会が主体で運行をと制度設計してきたものの、6年経過しても試験運行すらできていない実態です。私は先進市に学び、タクシー車両を使った乗合タクシーを真剣に検討すべきと考えます。

交通不便地域はじめ高齢者の外出支援策として、市が一定の財政支援のもとで、500円程度の低額で運行できる乗合デマンドタクシーをタクシー事業者と協議して試験運行に向けた取組みを求めるが、見解を伺います。

【都市局長答弁】

交通不便地域での移動手段確保は、重要な課題だと認識しております。しかしながら、乗合デマンドタクシーの取り組みにおいては、地域の特性や意向を把握した上で、他の公共交通との役割分担などについて、地域住民や交通事業者を交えて検討することが必要と考えております。今年度から、地域公共交通網形成計画の策定に向け、地域公共交通活性化協議会を設置し、検討を進める中で、持続可能な交通手段として、乗合デマンドタクシーの必要性などについても議論していきたいと考えております。

 

【かばさわ洋平議員】

 千葉市の公共交通関係予算です。2019年度においては、バス路線網整備等事業が約5,000万、鉄道網整備事業が約3,300万円、都市モノレール整備等事業は約14億3,000万円と市の公共交通関係予算は都市モノレール整備事業に集中しており、平成18年から29年の12年間における都市モノレール関連費用は約51億円にも及んでいます。高齢化社会に伴い、外出支援を求める市民は全市的に存在するため、公共交通予算を増額し、デマンドタクシー等の運行実現を速やかに実現することを強く要望します。

 

2.土気の住みよいまちづくりについて

【かばさわ洋平議員】

まず初めに地域活性化における課題で、花火大会支援について伺います。

昭和の森花火大会は昨年約2万人の来場者数となるなど、多数の来場者で地域活性化と共に夏の風物詩として定着しつつあります。またあすみが丘の創造の杜で行なわれる「とけサマーフェスティバル」でも2016年から花火打ち上げが復活して土気地域の夏の大イベントとしてなくてはならないイベントです。

私は2017年第4回定例会一般質問で地域の花火大会への財政支援を求めてきましたが、本市は今年からナイトタイムエコノミー支援事業を立ち上げました。昭和の森花火大会やとけサマーフェスティバルは、地域経済活動の活性化にもつながる夜間イベントであるため、ナイトタイムエコノミー支援事業での支援を求めますが、見解を伺います。

【経済農政局長答弁】

本年4月に制定した「千葉市ナイトタイムエコノミー推進支援制度」は、民間事業者が主体として実施される、本市の夜の定番となりえるコンテンツを支援対象として、現在公募を実施しています。既存イベントについては、夜間の更なる集客が見込まれることや、次年度以降にあっては参加者から徴収する料金あるいは協賛等にて事業を継続することができると見込まれることなどを支援の条件としております。なお、支援の可否は、学識経験者や有識者で組織された附属機関である千葉市ナイトタイムエコノミー推進審議会による審査を経た上で決定することになります。

 

【かばさわ洋平議員】

 次に、昭和の森の活性化についてです。私のもとに市民から様々なご意見やご要望が寄せられる昭和の森ですが、一番多いご意見ご要望としては「トイレを綺麗にしてほしい」「男子トイレが横から丸見えの構造であるため改修してほしい」であります。

昭和の森においては、駐車場料金の割引、駐車場側にあるトイレの全面改修を進めること、またレストランや温浴施設整備、子どもが水遊びできる空間づくり等、更なる利便向上と活性化に取組むことを求めますが、見解を伺います。

【都市局長答弁】

まず、駐車場料金の割引についてですが、来園者の多様化した公園利用に合わせ、負担軽減と利便性向上を図るため、来年度より1時間100円、1日最大400円に改定する予定であります。次に、トイレの全面改修については、来園者が快適で気持ち良く利用できるよう、計画的に改修に取り組むこととしており、今年度は利用者が多い第1駐車場及び第2駐車場脇の2棟について建て替えのための設計を予定しております。最後に、レストランや温浴施設の整備、子どもが水遊びできる空間づくりなどにつきましては、まず、昭和の森に指定管理者制度を導入し、公園の新たな魅力づくりに努めて参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 昭和の森駐車場料金が1時間100円となるという答弁でありました。2016年一般質問で私が提案してきただけに評価したいと思います。トイレ改修も速やかにお願いしたいと思います。次に、土気駅北口における課題です。昨年にJA土気店に併設された野菜や加工食品等が販売されていた「旬菜とけ」が閉店され、「地域の住民から買物が大変で苦労している」地域で買物できる商業施設を求める声が多数寄せられています。

土気駅北口地域においては生鮮食品を取り扱うスーパーがなく、あすみが丘バーズモールまで買物に行くのが大変という声が多数あるため、土気駅北駅前等にスーパー等の商業施設が立地できるような取組みを求めます。見解をお聞かせください。

【都市局長答弁】

土気駅の北口駅前では、主要地方道千葉大網線の沿道約1kmにわたり、用途地域が近隣商業地域や第二種住居地域に指定されており、近隣住民が買い物をする店舗などが立地できるようになっております。

 

【かばさわ洋平議員】

 土気駅北側に住む住民が買物に行く際、土気中学校から土気駅にかけての土気停車場千葉中線歩道が狭く、かつ起伏や亀裂もあり、市民から「段差に躓き大怪我した」また、歩道に面する住宅の方からは、「歩行者の転倒や自動車等の接触事故で救急車を呼んでいる。歩きやすい歩道へ改良してほしい」と切実な声が寄せられています。

私は2016年第3回定例会一般質問でも歩道改良を求めてきましたが、土気小学校入口交差点から土気中学校にかけての土気停車場千葉中線歩道の起伏や亀裂損傷が激しいため、安全に通れるよう歩道改良の早期整備を求めますが、見解を伺います。

【建設局長答弁】

土気小学校入口交差点から土気中学校までの一部の区間は、幅員が狭く隣接地の出入り口の関係で、歩道の勾配が急であることや、平坦部分の連続性が損なわれているなど、改良が必要であると考えていることから、昨年度から地元調整を進めており、協議の整った区間から整備を実施して参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 土気地域で最も多い市民の声は、なんと言っても土気駅前道路を安全に歩けるように整備してほしいという長年の地域住民の願いがあります。土気駅北口でありますが、歩道がなく未だに路肩をすれ違う際には危険な状況です。私は2016年第3回定例会一般質問において、土気駅北口道路整備と土気小学校入口交差点にある空き家への対応等含めて求めてきましたが、市民からも進捗が遅いため、早急な対応を求める声が多数寄せられています。

土気駅北口地域に住む子どもはじめ住民が安全に駅を利用できるよう、5月に土気駅北口道路整備と土気小学校入口交差点改良を求める要望署名を194筆提出しました。土気駅北口から土気小学校入口交差点までの歩道整備及び、土気小学校入口交差点への横断歩道新設と空き家含め交差点拡幅等の交通安全対策を早急に進めることを求めます。

【建設局長答弁】

土気駅北口から土気小学校入口交差点までの整備については、両側2.5mの歩道を設置することとしております。現在、用地を取得した千葉側の約100mの区間で歩行者の安全を図るため、幅約2mの暫定的な歩道整備を行っているところであり、大網側の用地につきましても、取得に向けた地権者との交渉を進めるなど、早期の整備に努めて参ります。土気小学校入口交差点に隣接する空き家につきましては、建物登記名義人の行方が不明であるとともに、土地の登記名義人が多数であり、当該土地の用地取得を伴う交差点拡幅は困難な状況であります。土気小学校入口交差点においては、横断歩道の設置は事業の進捗状況に委ねられるところでありますが、歩行者の安全確保のため、今年度の暫定整備により歩行者だまりを確保するなど、交差点の安全対策について検討して参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

4月には土気小学校入口交差点で自動車が衝突する交通事故があり、地元住民からは「たまたま休日だったから良かったが、通学時間帯だったら子どもも巻き込まれて大事故になっていたかもしれない。土気小学校入口交差点を早く改良して安全に通れるよう改善してほしい」という切実な思いが寄せられています。このままの信号待ちが命がけのような危険な交差点を放置されることは許されません。空き家の横断歩道部はひとだまりができないため、子ども達の通学が危険なため、土気駅側に新たな横断歩道を設置すること、また空き家が困難となるならば、大網側の交差点部を新たに拡幅して少しでも子どもや住民が安全に通れる交差点に改善することを要望します。今日は土気から多くの市民が議会に来ていいます。長年の土気地域住民の願いであるため、建設局に申し上げますが、総力をあげて土気小学校入口交差点の改良することを強く求めておきます。

 

3.児童虐待防止対策と児童相談所の機能強化について

【かばさわ洋平議員】

千葉市における児童虐待相談件数です。平成21年度には360件でありますが、平成30年度にはなんと1,513件と10年間で4.2倍と急増しています。

平成21年から昨年まで、児童福祉司を12名増員してきたところですが、増え続ける虐待相談対応には十分な体制とは言えない状況であります。

児童相談所における児童福祉司一人あたりの虐待相談対応件数が千葉市では60件と国基準の40人を大きく越えているため、更なる児童福祉司と児童心理士の増員に向けて、OB採用や新たな手当支給など処遇改善を求めますが、見解を伺います。

【こども未来局長答弁】

児童福祉司の配置基準については、人口割とあわせ、虐待相談対応件数の状況も踏まえて算定することとされており、今後も、その配置基準に基づき、計画的に増員を図っていくこととしております。児童相談所OBの活用や、手当支給等の処遇改善については、本年3月に取りまとめられた「児童虐待防止対策の抜本的強化について」においても示されていることから、国の動向を注視し、必要な対応を図って参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 次に、児童虐待防止においては、いかに児童虐待に至る前に様々な子育ての悩みやSOSをキャッチし、孤立させずフォローアップしていく取組みが重要と考えます。 本年2月に神奈川県がコミュニケーションアプリ「LINE」を活用した児童虐待防止の相談窓口を試行的に開設しました。児童虐待防止の相談では83%、ひとり親家庭では78%、女性のための相談では86%の方が軒並み「相談しやすかった」と回答されています。

②児童虐待を未然に防止するためには、これまで以上に早期に発見できる体制整備が必要であるため、子どもや保護者の悩みをいち早くキャッチし、虐待の芽に気付くことができるよう、SNS を活用した相談の窓口を開設することを求めますが、見解を伺います。

【こども未来局長答弁】

児童虐待通告の受付につきましては、これまでも、夜間・休日にも相談員を配置し、24時間365日、電話等により、通告を受理できる体制を整備してきましたが、これに加え、多様な相談体制を構築するため、本年2月から「ちば電子申請サービス」を活用しての虐待通告の入力フォームを児童相談所ホームページに設け、通告受付の仕組みを改善したところです。なお、SNSを活用した相談窓口を開設することについては、セキュリティや対応する人員体制など課題もあることから、今後、先進事例を参考にしながら研究して参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 児童虐待を受けて、子ども達が保護される一時保護所についてです。先日、本市の児童相談所の一時保護所を視察しました。定員は37名の環境でありながら、昨年度の最大受け入れ数は46名です。私が改善の必要を感じたのは、子ども達が過ごす和室とお風呂です。低学年の子どもから高校生までが一つの部屋で生活しており、定員6名の部屋に受け入れが多数となると10人が生活もしたことがあるそうです。お風呂は1人しか入れないため、最後に入るこどもは、5時間待つこともあるとお聞きしました。

一時保護所は、虐待を受けた子どもが安心感を持てる生活の場とするために、プライベートを保持していけるよう、個室を増設、風呂が5時間待ちとなるような実態もあるため、個室シャワー室を増設するなど環境改善に取組むことを求めるがどうか。また家庭環境の擁護を推進するためファミリーホームへの開設と運営支援を強化することを求めるがどうか。

【こども未来局長答弁】

児童相談所においては、これまで、個室の増設や、老朽化した設備の改修など、一時保護所の環境改善に取り組んできたところであり、今年度、幼児用の生活スペースについて、幼児の生活リズムに配慮した専用居室を確保するとともに、新たに5人の定員増を計画し、来年4月の供用開始に向けて、改修工事を実施することとしております。これに伴い、入所児童が必要に応じて使用できる個室が、2室となるとともに、学齢児の浴室利用環境が改善されます。今後も、引き続き、一時保護所の環境改善に取り組んで参ります。また、現在、ファミリーホームを開設する際に、施設の新設や改修、設備の整備等にかかる費用の一部を助成しているほか、運営支援として国の措置費の他に入所児童の処遇向上に係る市単独の措置費を支弁しております。今後も、家庭的養育の推進を図るため、ファミリーホームの運営者や開設を希望されている方のご意見等を伺い、支援に努めて参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 私は、先日150万人口でありながら、3つの児童相談所をもつ川崎市を視察してきました。7区を3つの拠点で対応する体制で昨年はシステムを改修して、3児相における情報共有も一元化され、増え続ける児童虐待に迅速かつ機動的に取組まれておりました。本市は美浜区にある児童相談所の人員増を計画していますが、執務室はもう満杯で会議室をつぶさないと増やせない状況や一時保護所の慢性的定員オーバーで子どもの環境、最善の利益について考えると、私は新たな児童相談所・一時保護所の整備を早急に具現化すべきと考えます。

④児童虐待相談は10年間で1,513件と実に4.2倍も増加しており、児童福祉司はじめ専門職員の更なる増員や一時保護所増設など、現状ある施設キャパシティは限界近くとなっています。今後、更なる相談対応の増加が見込まれるなか、子ども達の命と最善の利益を守るために千葉市に2つ目の児童相談所を整備すべきと考えるが、市長の見解を伺います。

【こども未来局長答弁】

虐待通告をはじめ増加する相談に適切に対応するためには、施設の適正な規模や機能を確保することが必要であることから、国の職員配置基準に伴う人員増も踏まえ、児童相談所の中・長期的なあり方について、複数か所体制を含め、様々な可能性について、検討を行って参ります。

 

【かばさわ洋平議員】

 千葉市6区における児童虐待相談対応件数です。美浜区にある児童相談所ですが、相談件数は128件の一方で、若葉区は263件にもなっています。東部地域における相談件数が多いこともあり、私は東部地域に新たな第2児童相談所を整備すべきではないかと提案したいと思います。答弁では、複数体制について検討するということでしたので、ぜひ東部地域における整備の検討を強く要望し、終わります。ありがとうございました。

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