安心してくらせる住みよい千葉市をつくりましょう
日本共産党東京都議会議員団

街路樹の適正な管理を!子どもルームに安全な遊びの場を! 野本信正議員一般質問〔2019年第2回定例会〕

○ 野本信正議員の一般質問および答弁        2019.6.21

 

 

1.街路樹と公園の樹木の適正な管理について

【野本信正議員】

 私は街路樹や公園の樹木の適正な管理についてこれまで何回か質問し、育ち過ぎの樹木の管理を適正に行い、老木は新しい木に更新するなど求めてきました。

そのために必要な予算の増額も求めてきましたが、今年度から、公園等・街路樹の維持管理費予算が、17億3,800万円から、22億円に4億6,200万円増額されました。

 2018年第3回定例会、私の質問に服部副市長は「将来にわたり公園利用や道路交通の安全・安心や快適性を確保していくため、樹木の間引きや樹種の変更など、新たな方針について検討を進めその上で所用の予算を確保していく」と答えています。

 新たな方針について検討はどこまで進んだのか。4億6,200万円増額した予算はどのように使われるのか。

【都市局長答弁】

本年3月25日に、本市の新たな街路樹管理の指針となる「千葉市街路樹のあり方(案)」を公表し、4月26日までの1ヵ月間、市民意見募集を実施しました。現在、頂いた意見に対する対応方針の検討と案の修正を進めております。また、増額した予算については、これまでの厳しい財政状況のもと、街路樹や公園の管理費を抑制したことにより、管理水準が低下したことから、もっぱらその回復に充当することとしております。

 

【野本信正議員】

 私がの先の質問で紹介した、名古屋市街路樹再生指針や、北海道旭川市道路緑化指針を調査したのか。

【都市局長答弁】

「千葉市街路樹のあり方(案)」の検討に当たっては、以前お示し頂いた名古屋市と旭川市の指針についても調査しております。それ以外の先進的な取組み事例についても調査を実施いたしました。

 

【野本信正議員】

 名古屋市街路樹再生指針は、平成13年度に策定している。旭川市道路緑化指針は、平成28年度策定されている。千葉市も参考にすべきではないのか。また理念的指針ではなく、街路樹の適正管理を具体的に進める、行動的、実践的な計画にすべきではないのか。

【都市局長答弁】

名古屋市と旭川市の指針では、大木化や老木化などの課題に対応するため、樹木の植替えなどを行う計画的な更新や、樹高抑制や剪定管理による樹形の再生、シンボル並木の形成などの考え方が示されており、本市の指針における基本方針や今後の取組み方策の検討にあたり、参考としております。また、現在策定中の指針は、街路樹に関するする今後の整備や維持管理の「方向性」を定めようとするものであります。具体的に進める計画については、実態調査や地元の意向、さらには財政的な負担を考慮しつつ、優先度の高い路線から課題解消に向けた取組みを進めていくものと考えております。

 

【野本信正議員】

街路樹の育ち過ぎについて千葉市は剪定をしているが、高さが電線より5~6メートルも高くなっていて、電線に触り故障があったり、葉っぱが街路灯を隠して歩道を暗くしたり、雨のような落ち葉が沿線の住民を悩ませている。

○若葉区大宮台中央を走る「すずかけ通り」は、良く育ったプラタナスの枯れ葉がが大量に落ち、○「小倉イチョウ通り」はその葉っぱが、○千城台・小倉台モノレール通りなどは南京ハゼなどの葉が大量におちている。

都市局長は現場を見たことがあるのか。住民からの苦情や改善の要望が多く出ているが、迅速に対応すべきではないのか。

【都市局長答弁】

お示し頂いた大宮台のプラタナス、小倉台のイチョウ、千城台のナンキンハゼなどの状況については、承知しております。また、街路樹の関する住民の皆さまからのご要望につきましては、速やかに対応するよう努めておりますが、作業を樹木の生育サイクルに合わせる必要があることから、要望の内容によっては、時間を要する場合も生じております。

 

【野本信正議員】

 画面で示した、大宮台のプラタナス、小倉台のイチョウ並木、千城台の南京ハゼについては、早急な改善が必要であるがどうか。街路樹の高さをもっと低くして改善できないのか。

【都市局長答弁】

3路線の街路樹につきましては、いずれも生長が早い樹種であり、整備後、長年経っていることから、大木化や老木化が進んでおり、将来的に抜本的な対策が必要であると認識しております。対策の実施につきましては、指針の策定後、実態調査の結果を踏まえ、優先度の高い路線から順次取り組んでいくものと考えておりますが、その際には、樹高を下げるための切り詰めや樹種変更などを含め、地元の意向なども伺いながら、最適な対策について検討して参ります。

 

【野本信正議員】

 私は他の自治体を見てまわったが、街路樹の高さを電線より低くして、落ち葉を少なくするとともに、夏に日陰を作り、秋には紅葉するその両方のバランスを確保している自治体がある。○八千代市は、勝田台住宅街のイチョウ並木の高さを、電線の下でカットしている。○佐倉市は、犀隷(せいれい)市民病院前住宅街のイチョウ並木の高さと、プラタナスの高さを電線の下でカットしている。○東京葛飾区も街路樹の高さを、電線の下でカットしている。

都市局長は3自治体の取り組をどう評価するのか。千葉市もこれらを参考にして、商店街や住宅地などの街路樹のうち、低くしても枯れる心配のない樹木は思い切って改善することを提案するが。

【都市局長答弁】

3自治体の取組みにつきましては、それぞれの実施に至る経緯を把握していない前提で申し上げますが、景観面や樹木の健全育成、緑陰の確保などの面では課題があるように思われます。また、樹木の高さの管理については、道路の幅員など空間的な制約がある中で、強い選定が可能かといった樹種の性質や、住宅地や商業地などの地域性を考慮しながら、適切な管理に努めて参ります。

 

【野本信正議員】

今年度から増額させた予算を下に、高さ制限、植替など積極的に実施を求めるが。そのさい必要性緊急性の高いところから、優先順位を設けて取り組むことを提案する。

【都市局長答弁】

将来にわたって、道路交通の安全・安心や快適性を確保していくため、引き続き、街路樹の間引きや樹種の変更などに係る所要の予算の確保に努めて参ります。また、必要性・緊急性の高さから路線ごろの優先度を整理したうえで、計画的に取り組んで参ります。

 

【野本信正議員】

 公園の樹木は街路樹と同じく育ち過ぎているので、緊急の対策と計画的な整備が必要であるがどうか。

【都市局長答弁】

 公園の樹木については、都市環境の改善や生物多様性の確保の観点などから、高木についてはできるだけ自然樹形を生かした管理をしておりますが、見通しや明るさの確保、隣地への越境防止などの対応が必要な場合は、適宜、剪定や伐採を実施しているところであります。公園の樹木は、街路樹に比較して複雑な植栽構成ではありますが、今後は、各公園の樹木育成状況等を調べ、優先度を整理した上で剪定や伐採などを実施し、より快適に公園をご利用いただけるような樹木管理に努めて参ります。

 

2.学校適正配置について

【野本信正議員】

 大宮小学校・大宮台小学校の地元協議会が行われていて、大宮小学校への統合を教育委員会へ申請した。この間協議が5回程度で10人の委員で決めたが、決める段階で児童生徒の父母全体の意見を聞くことや、アンケートもされていないと聞くがなぜなのか。

【教育次長答弁】

 アンケートは実施しておりませんが、大宮小学校、大宮台小学校、大宮中学校及び周辺幼稚園・保育所の保護者全体を対象とした説明会を開催し、学校適正配置の案についてのご意見を伺いました。また、各学校の保護者代表、青少年育成委員会代表、自治会代表等で構成される地元代表協議会において、それぞれの団体から出されたご意見等を確認しております。地元代表協議会では、それらを踏まえて統合に関する協議を行っていただきました。

 

【野本信正議員】

 学校の統廃合がされることは、保護者や地元町内などにとって重大な問題であり、可能な限り意見を聞き反映することが必要なのに、それが行われていないとすれば問題である。

千城台地区は8年間、70回以上の協議をして決めた経緯から見ても、大宮地区が1年足らずで決めるのは急ぎ過ぎであるがその理由は何か。

【教育次長答弁】

大宮小学校及び大宮台小学校は、第3次学校適正規模・適正配置実施方針において取組みの優先度が最も高い「優先度Ⅰ」に区分される小規模校となっております。大宮地区では、第3次実施方針に従って教育委員会案を提示した上で協議を行っており、地域の諸団体の代表的等で構成される地元代表協議会において、多角的な視点から活発な議論がなされました。その中で、大宮台小学校では既に第2学年と第3学年で複式学級が生じており、子どもたちの教育環境や学校運営の観点から早急な対応が必要であるとの意見が大勢を占めました。その結果、「統合の合意」に至ったものであり、短い期間であっても十分な協議がなされたと認識しております。

 

【野本信正議員】

 関係者の話では、大宮地区は団地の中にある大宮小学校に統合するのが当然だとする結論先に有りで進められたのではないのか。

 また教育委員会は、大宮小学校に統合することを望んでいたのではないのか。

【教育次長答弁】

第3次実施方針においては、地域における円滑な協議を促進するため、教育委員会案を示すこととされており、大宮地区では統合場所について、大宮小学校と大宮台小学校の2案を提示しておりました。教育委員会は、事務局として地元代表協議会での話し合いと合意を尊重する立場であり、本協議会における協議の結果、「統合校は現大宮小学校の位置とすること」との合意に達したものであります。

 

【野本信正議員】

 学校適正配置の目的は何か。

【教育次長答弁】

学校適正配置は、小中学校において一定の集団規模、児童生徒数や学級数を確保し、子どもたちのより良い教育環境の整備と教育の質の充実を図ることを目的としております。なお、全ての学年でクラス替えが可能となり、多様な人間関係をはぐくむことができるよう、小学校の場合、各学年2学級以上、全体で12学級以上24学級以下を適正規模の基準としております。

 

【野本信正議員】

 クラス替ができて、切磋琢磨して元気になるというが、大宮の場合統合しても2クラスになるのは1学年でその他は1クラスである。学校適正配置の目的をクリアできないのではないのか。

【教育次長答弁】

統合による全学年でクラス替えができる規模になることが望ましいと考えておりますが、大宮地区においては、統合してもほぼ学年単学級となり、第3次実施方針に示す適正規模の基準を満たすことができません。しかしながら、複式学級の解消や学級あたりの人数の増加により、「子ども同士のふれあいの機会が増える」、「人数を必要とする球技などの教育活動が可能になる」など、少なからず教育環境の改善・充実に資すると考えております。

 

【野本信正議員】

 大宮台の中にある大宮小学校への統合で、大宮台地域の通学は今までどうりだか、大宮台小学校へ通学していたローズタウンなどの児童・生徒の通学距離はかなり遠くなる。

 一番遠い平山地区は3、7キロメートルもあり、佐和町やローズタウンも距離が長いが、児童生徒の足で通学が可能なのか。

【教育次長答弁】

文部科学省では、小学校の通学距離の基準を4キロメートル以内としており、その範囲内ではありますが、統合により通学区域が広くなるため、地区によっては通学距離が長くなります。通学距離に係る対応については、今後設置される統合準備会で引き続き検討するとともに、学校での交通安全指導の徹底、保護者や地域の皆様の協力により、通学の安全確保に努めて参ります。

 

【野本信正議員】

 またこれらの地域は通学路が整備されていないため、安全な通学に不安があるのではないのか。

【教育次長答弁】

統合にあたっては、両校で統合時の仮通学路を作成し、安全確保について検討するとともに、統合前年度である令和2年度には、学校と教育委員会、警察、道路管理者等による通学路の合同点検を実施します。また、過去の統合校同様、学校・保護者・地域・教育委員会の四者で構成される統合準備会において、通学時の安全確保に向けて協議し、統合後1年間は統合安全指導員等を配置するとともに、学校が作成した安全マップを配布し、保護者や地域関係者との情報共有を図ることにより、地域と連携した見守り体制を充実させ、安全確保に努めて参ります。

 

【野本信正議員】

 地元協議会の会議録を見ると、スクールバスの運行が提案されているが、前例がない下で市の対応を求める必要がある。 安全安心な通学に、スクールバスの運行も検討を求めるが。

【教育次長答弁】

スクールバスについては、地元代表協議会においても導入を望む声があったことから、統合準備会において引き続き検討することとしております。子どもたちが安全に通学できることは重要であり、そのための手段について、柔軟な対応を検討して参ります。

 

3.子育て支援について

【野本信正議員】

 子どもルーム桜木小学校・校外施設の過密について、現地を見てほしいと依頼があったので調査したところ、約150平方メートルの建物に、80数人の児童が在籍していて、体がぶつかりそうに満員で、元気な話し声がひびき、おやつの時間は80数人の児童が手を洗う、水道の蛇口が3本しかなく長い列ができて、おやつを食べるテーブルも児童が座ると後ろは通ることもできない状態であった。トイレは女性トイレが2か所しかなく、障害者用として現在利用できるトイレも無い。6人の指導員が一生懸命指導しているが大変でる。

 外遊びの桜木公園通称東電グランドは、国道51号を信号で横断していく。加曽利じゅんさい池公園は市道桜木町小倉町線を信号で横断していく。

 両公園とも交通量の激しい道路を、少ない指導員が必死に安全性を確かめながら、引率している。

 国の基準では、児童一人当たりの生活面積はおおむね1.65㎡以上であるが、桜木のルームにおける生活面積と国基準に基づく受け入れ人数は何人なのか。

【こども未来局長答弁】

 本市では、国の「放課後健全育成事業に関する設備及び運営に関する基準」を踏まえ、児童一人当たりに必要な生活スペースの面積については、条例において国基準と同一の内容を定めているところです。桜木ルームにおける、トイレや台所等を除く生活スペースの面積は約121㎡で、国基準及び条例における児童一人当たりに必要な面積で算出した場合の受入数は、73.52人となります。

 

【野本信正議員】

 73.52人に対して、実際の受け入れ枠は98人である。25人オーバーしている理由は何か。また千葉市内165ルームで、国基準で算出した受け入れ人数をオーバーしているルームは、幾つあるのか。

【こども未来局長答弁】

本市では過去10年間において、子どもルームの利用希望者数は年々伸び続けており、利用を希望するにもかかわらず利用できない、いわゆる待機児童が多く発生する状況があり、市民の皆様にはご不便をおかけしているところです。このような中、子どもルームは時期や時間帯等によって利用状況にばらつきがあり、常時すべての児童が利用していないことから、時間帯別の利用状況の調査を行っております。昨今の待機児童の状況から、本年4月現在では市内165ルーム中106ルームにおいて、時間帯別の利用状況を踏まえた受入枠を設けております。

 

【野本信正議員】

 98人が一度に来るわけではないとの説明だが、常時83~4人ぐらい過ごしていると聞いているので、過密度は限界を超えている。

 桜木小学校に在籍の児童が主に利用するもう一か所の加曽利ルームも、国基準で算出した人数の33人に対して、実際の受け入れ数は40人であり、もう一か所ふやす必要かあると思うがどうか。また、当面桜木ルームの施設拡張は急ぐべきであるがどうか。

【こども未来局長答弁】

これまでも、学校の敷地や校舎内の余裕教室等の活用などを検討してきたところですが、現在も在籍児童数が多い状況にあることから、今後、校舎内における多目的室等の子どもルームとの共用での利用に向けて、学校との協議・調整を図り、現在の桜木ルームと加曽利ルームの保育環境の改善に努めて参ります。

 

【野本信正議員】

 桜木ルームの隣は自治会の会館で、元ルームで使用していたスペースが今は倉庫として使われていると聞いている。自治会にお願いして借りられれば暫定的に施設を広げることもできるのでないか。

【こども未来局長答弁】

子どもたちの保育環境を配慮し、学校内への子どもルーム整備を基本方針として優先的に整備を行っているところですが、学校の敷地や教室等を活用できない場合には、市全体の整備の状況も踏まえながら、過去に子どもルームとして使われていた自治会所有の建物の暫定的な利用も検討して参ります。

 

【野本信正議員】

 桜木ルームは土や芝生の庭が無く、外回りはアスファルト舗装のため、庭で遊ぶと怪我が多いので、安全対策として人工芝を敷いてはどうか。

【こども未来局長答弁】

外遊びに出かけられない場合などの一時的な遊び場として、子どもルームの庭で遊べるよう人工芝を設置し、敷地内に安全な遊び場を確保して参ります。今後も、子どもルーム運営事業者の市社会福祉協議会と協議し、日々子どもたちが安全な遊びを行えるよう努めて参ります。

 

【野本信正議員】

 最近歩道を集団で歩いていた園児や小学生の列に車が突っ込む大変な事故が発生している。外遊びの公園に出かける時、交通量の多いい国道や市道をわたるのは、交通事故の危険があると思わないのか。引率する指導員の苦労は大変ではないのか。

【こども未来局長答弁】

桜木ルームでは、国道51号を渡る約300m先の桜木公園や、市道桜木町小倉線を渡る、約600m先の加曽利じゅんさい池公園へ外遊びに出かけているところですが、学校内に設置された子どもルームの指導員が、敷地内の校庭で外遊びをさせる場合に比べ、学校外に設置された子どもルームの指導員が、外遊びのため交通量の多い国道や市道を渡るなどして、近隣公園等へ引率する場合においては、より一層の安全への配慮が必要であると考えております。子どもルーム運営事業者である市社会福祉協会においては、「子どもルーム運営の手引き」を作成し、各ルームにおいて、手引きに基づいた安全対策などについて配慮を行っているところですが、今後は、手引きの見直しを行い、公園等への引率にあたっての安全管理の項目を充実させ、子どもの行動に注意を払いながら、より一層の安全が図られるよう努めて参ります。

 

【野本信正議員】

 桜木ルームの児童たちは外遊びに遠い公園まででかけている。先日霊園の中に外遊びできるスペースがないか調べてみたら、ルームのすぐ隣の霊園の倉庫の裏側に、大きな芝生の広場があった。この広場のまわりにフェンスを張り、安全柵を作れば素晴らしい遊び場になる。

 霊園は市の施設であり、その未使用部分を児童の安全な広場に使うことは、極めて合理的であり実現を望むがどうか。

【こども未来局長答弁】

芝生広場の端は斜面となっていることから、策を設置するなどの安全対策を検討しながら、芝生広場の利用について、子どもルーム運営事業者の市社会福祉協議会や霊園を所有する保健福祉局と協議して参ります。

 

【野本信正議員】

 霊園を管理している保健福祉局長に質問するが、この芝生の広場をこどもルームで活用して、児童が安全に遊べるため全面的に協力することを求めるがどうか。

【こども未来局長答弁】

市営霊園の敷地を遊び場として活用することについては、子どもの安全対策は勿論のこと、連絡体制や他の利用者への影響などを考慮しながら協議を進めて参ります。

 

【野本信正議員】

 千葉市165ルームのうち、国基準に基づく受け入れ人数をオーバーしている数は、106ルーム存在する。過密の解消を急ぐべきだか。

 また外遊びに出かける時、国道など交通量の多い道路を横断して公園に行くなど、事故のリスクがある引率をしているルームは幾つあるのか。これらのルームの外遊びの安全な場所の確保を急ぐべきだが。

【こども未来局長答弁】

昨年4月には利用希望者が1万人を超えるとともに、過去最大となる638人の待機児童が発生している状況があります。このような中、時間帯別の利用上を踏まえた受入枠を設ける状況となっておりますが、昨年7月に策定した「緊急3か年アクションプラン」に基づき、子どもルーム整備のほか、委託の多様化や民間事業者の活用などにより、待機児童の解消に取り組むとともに、各ルームにおける保育環境の改善に努めております。

 

【野本信正議員】

 答弁の中で、過密の解消について、①過去にルームとして使われていた自治会所有の建物の暫定的利用も検討する。②桜木小学校の多目的室等のルームの共用での利用に向けて、学校との協議、調整を図り、現在の桜木ルームと加曽利ルームの環境改善に努める。

 外遊びの安全について、桜木霊園の芝生広場に柵を設置するなど安全策を検討しながら、社会福祉協議会や保健福祉局と協議していく。など前向きの答弁があった。未来への投資は市長のキャチフレーズである。

児童の安全に積極的に取り組むことを求める。

【こども未来局長答弁】

学校外の子どもルームは37箇所あり、そのうち、校庭や近隣の公園などへ外遊びに出掛ける際に、やむなく交通量の多い国道を渡るなどしなければならないルームは、桜木ルームを含めて3箇所あります。今後、外遊びへ出かける際の安全対策については、一層の徹底を図るほか、桜木霊園のように安全に遊べる場所を確保できるかどうか、調査を進めるとともに、学校の敷地や校舎の活用について、教育委員会と協議・調整を行い、安全な学校内への子どもルーム整備を推進して参ります。

  • 千葉市
  • 千葉市議会
  • 過去の千葉市議団ホームページ
  • JCPサポーター
  • 共産党のキホンのキホン
  • 日本共産党国会論戦MOVIE

ページTOPへ