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日本共産党東京都議会議員団

公立保育所は公立のまま建て替えを!公的責任で運営を―あぐい初美市議の一般質問〔2020年第4回定例会〕


一般質問を行なうあぐい初美市議(12月8日・本会議)

1、学校のトイレについて

【あぐい初美議員】

初めに学校のトイレについてです。

最近のオフィスや商業施設はトイレが次々に整備され、快適になっています。和式トイレはほとんど見受けられなくなっています。そんな中、本来なら最も衛生的であるべき学校のトイレが取り残されているのが現状です。5K(臭い、汚い、怖い、暗い、壊れている)と言われ、子どもたちから快適なトイレにしてほしいとの声がずっと上がっていました。

日本共産党千葉市議団は、子どもや保護者、教職員からの要望を受けて学校のトイレを洋式化する要望を23年前から行ってきました。トイレ関係の団体が行った教職員に対する全国アンケートでも、施設改善の要望のトップはトイレ改修となっています。そこで伺います。

➀校舎と体育館のトイレ改修の実施状況及び今後の改修の計画についてお示しください。

【教育次長】

今年度末時点でトイレ改修の進捗率は約42%となる見込みです。また、便器の洋式化率ですが、校舎は約62%、体育館は約84%、全体では約63%となる見込みです。今後も計画的に改修を進め、令和8年度までに全校で完了する予定としております。

【あぐい初美議員】

②トイレの改修の際、現場の教職員や子ども、地域の方の意見・要望を反映していますか。

【教育次長】

改修工事にあたっては、学校関係者と十分に調整を図りつつ、進めております。

【あぐい初美議員】

トイレ改修を実施した学校でも和式トイレが残されています。家庭では、ほぼ100%洋式化になり、和式を使っている子どもは稀です。和式を敬遠して洋式を使いたいために、順番待ちをする姿もあるようです。今の時代、あえて和式便器を残す必要があるでしょうか。災害時に分散避難が求められていることからも完全に洋式化することが、高齢者や配慮が必要な方の使いやすさにもつながります。

和式便器を残す理由についてお示しください。

【教育次長】

衛生面から便座に触れることに抵抗を感じる児童生徒が一定数いることから、校舎については、各階に男女1か所ずつ和式便器を設置することとしております。

【あぐい初美議員】

災害時に学校が避難所になることを考えると、高齢者や配慮を要する人たちが安心してトイレを使えるようにするためにもバリアフリーの観点で整備を進めることが求められます。また、性的マイノリティの児童生徒に対応できる性別に関係なく使えるトイレも必要です。

車椅子で入れるゆとりがある個室や多機能トイレの整備を求めますが、見解をお聞かせください。

【教育次長】

トイレ改修において、多機能トイレは、校舎に1か所設置しているほか、未改修校において、車いすを使用する児童生徒がいる場合には、緊急的な対応として、車いすで利用可能な個室の設置を行っております。

【あぐい初美議員】

トイレの設備において非接触の設備が多くなっています。改修されたトイレではセンサーで点灯する電気や小便器の水洗、手洗いの自動水栓などを取り入れており、接触による感染拡大を防止することができます。更なる感染拡大防止対策として、抗菌性の床や抗菌仕様の洋式便器の導入等があげられます。

今後の改修の際に更なる感染症予防の対策が取り入れられるのか伺います。

【教育次長】

トイレ改修において、小便器回りの床仕上げ材及び便器や洗面器などの衛生器具は抗菌性のものを既に導入しておりますが、更なる感染症予防に向けて、引き続き、調査研究して参ります。

【あぐい初美議員】

コロナ禍のもとで子どもの感染リスクを減らしたり、教職員の負担を減らしたりするために、我が会派はトイレ掃除の外部委託を要望し、7月1か月は実施されました。外部委託終了後は教職員がトイレ掃除を行い、現在は生徒がトイレ掃除を行っています。新型コロナウイルス感染の第3波がきて感染拡大が広がっている状況にあり、子どもを感染から守るための対応が急がれます。

感染拡大防止対策としてトイレ掃除の外部委託を求めますが、見解を伺います。

【教育次長】

文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症の関する衛生マニュアル「学校の新しい生活様式」では、トイレや洗面所は、家庭用洗剤を用いて通常の清掃活動の範囲で清掃すると示されていることから、現在は、換気やマスクの着用、ゴム手袋の使用、清掃後の手荒い等の感染症対策を講じて、便器等が汚れている場合を除き、児童生徒がトイレ掃除を行っております。今後も感染状況を把握し、国の動向を注視しながら、適切に対応して参ります。

2、子育て支援について

【あぐい初美議員】

次に子育て支援についてです。

地域子育て支援センターは、公立保育所に1か所、民間保育園に6か所が併設されており、子育ての不安や悩みなどの相談や子育て親子の交流の場として多くの親子に利用されています。新宿保育所内に併設されているにこにこルームでは、昨年1年間の利用者はのべ約8,000人だったという数字からも子育て親子にとって子育て支援センターのニーズの高さがわかります。

きぼーるにある子育て支援館の2019年度の利用者数は約6万人、市内の子育てリラックス館の利用者は10万人で子育て中の親子に積極的に利用される施設となっています。そこで伺います。

子育て支援施設の拡充についての見解を伺います。

【こども未来局長】

「第2期千葉市こどもプラン」では、地域子育て支援拠点事業については、実施施設の受け入れに一定の余裕があり、既に量の見込みに対応した事業量を提供していることから、新規整備は実施しないこととしておりますが、就学前児童数の状況など利用ニーズに応じて、検討して参ります。

【あぐい初美議員】

地域の子育て拠点としての機能を持つ保育所との連携を進め、より丁寧な支援につなげるべきと考えますが、見解を伺います。

【こども未来局長】

地域子育て支援拠点施設は、利用者の8割以上を3歳未満の児童が占めることから、その後の保育所等への入園など、成長に応じた環境変化に的確に対応した相談・支援の実施が重要であると考えております。地域の保育所等をはじめ、他の子育て支援施設などの関係機関と連携した情報提供や相談等を実施しながら、丁寧な支援に努めて参ります。

【あぐい初美議員】

コロナ禍のもと、感染拡大防止の観点から不特定多数が利用する子育て支援センターの利用を制限せざるをえない状況が生まれています。今まで頻繁に利用していた子育て親子の居場所が狭められてしまっており、子育てに不安や悩みを抱える保護者同士が気軽に交流しあう場が少なくなっています。子育て支援センターの本来の役割からすれば、コロナ下での現状は、子育て中の親子の交流が十分図れず、ニーズに応えきれていないのではないでしょうか。そこで伺います。

子育て支援センターにおいて、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策はどのように行われていますか。

【こども未来局長】

地域子育て支援センターについては、本年2月末から5月末まで休館しておりましたが、再開後は、できるだけ密の状態を避けられるよう、各施設の状況に応じ、1回当りの利用時間を制限し、利用する人数に定員を設けたり、利用者の入れ替わり時に消毒等を行う時間を設定したりするなどの感染症拡大防止対策を実施しながら運営を行っております。

【あぐい初美議員】

孤立した子育てにしないために、利用が少なくなった保護者への働きかけを行うことを求めますが、見解を伺います。

【こども未来局長】

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、利用時間や利用組数を制限していることから、利用者は減少しているところですが、一部ではオンラインによる講座を開催するなど、多くの方が気楽に利用できるよう取り組んでいるところです。今後も、市ホームページ等で情報発信なども含め、コロナ禍における支援のあり方について検討して参ります。

【あぐい初美議員】

保育所や子育て支援センター、子育てリラックス館、子育て支援館、各区保健福祉センターの健康課などで子育ての相談をすることができます。現在の相談方法は、相談場所に出向いたり、電話をしたりして行うものとなっています。若いパパママのコミュニケーションツールはSNSが主流です。困ったときにSNSで気軽に相談できる体制づくりが必要ではないでしょうか。

SNSで子育て相談ができる相談窓口の設置を求めますが、見解をお聞かせください。

【こども未来局長】

子育て支援拠点事業においては、来所のほか、電話やWEB上のフォーム等により相談を受け付けたおりますが、相談の内容やセキュリティの問題、保護者のニーズ等を踏まえながら、SNSを活用した相談や情報発信の方法について検討して参ります。

3、平和啓発について

【あぐい初美議員】

次に平和啓発についてです。

千葉市内、特に轟町・作草部・椿森・弁天地区には陸軍関係の施設が数多く存在し、かつては軍都・千葉市と呼ばれていました。この地域には戦跡が多数点在しています。

今年の9月、作草部にある旧気球聯隊第2格納庫として現存していた川光倉庫が解体されました。今まで企業によって丁寧に保存・活用されていただけに貴重な戦跡がなくなるのは大変残念に思います。我が会派は、以前から戦跡である川光倉庫への説明板の設置を要望してきました。戦跡はなくなっても、戦争の悲惨さや平和の大切さを考えるきっかけとして記録として残すことは必要ではないでしょうか。

そこで伺います。戦跡の説明板の設置を求めますが、見解をお聞かせください。

【市民局長】

戦跡説明板は、戦跡資料の実在する場所に施設管理者の了解を得て設置しております。旧気球聯隊第二格納庫については、これまでに前所有者との間で説明板の設置について協議して参りましたが、ご了解を得ることができず、設置に至りませんでした。当該跡地は、今後も民間事業者が所有するとともに、施設の解体により戦跡資料が実在しないこととなることから、説明板の設置は困難と考えております。

【あぐい初美議員】

川光倉庫は、1932年(昭和7年)に採用されたダイヤモンドトラスで建設された貴重な建物です。解体されることを惜しむ声があります。郷土博物館にダイヤモンドトラスの一部を保存し、後世に伝えていくことを求めます。お答えください。

【教育次長】

旧気球聯帯第2格納庫のダイヤモンドトラスについては、所有者と施工業者のご厚意により、博物館内で展示できる程度の大きさにカットされたものをご寄贈いただけることとなったため、郷土博物館で保存することとしました。今後は、平和啓発のための貴重な資料として、有効な活用方法を検討して参ります。

【あぐい初美議員】

2019年8月に千葉公園再整備マスタープランが策定され、再整備の具体的な取り組みとして遺構の保全・活用が掲げられています。この地域の歴史を伝える資源として、旧陸軍鉄道第1連隊の演習場として使われていた橋脚やトンネルが残されていますが、新しい公園の中に戦跡をどのように配置していくかが重要です。戦跡に光が当てられ、市民の目に触れやすく、平和啓発に寄与することができるよう戦跡を保存・活用することが求められます。

千葉公園再整備マスタープランにおける遺構の位置づけについてお聞かせください。

【都市局長答弁】

 マスタープランでは、旧陸軍鉄道第一連隊の演習場として使われていた面影を残すトンネル工事訓練跡や架橋演習の橋脚跡などの遺構を、この地域の歴史を伝える資源として、保全・活用していくことを位置付けております。

【あぐい初美議員】

市は平和啓発パンフレット「考えよう平和の大切さ」を発行しており、千葉市の戦時中の様子や戦跡の状況がわかる資料としても平和の尊さを訴えるものとしても広く普及することが望ましいと思います。パンフレットは、区役所の地域振興課や図書館・公民館等に配架されています。公民館で平和啓発パンフレットを探そうとしたところ、分かりやすく配置している、たくさんのパンフレット類に埋もれている、置かれていないなど様々な状況がみられました。せっかくいいものを作っても手に取ってもらえなくては意味がありません。有効活用するための工夫が必要ではないでしょうか。そこで伺います。平和啓発パンフレットを手に取りやすいように置き方を改善するべきではありませんか。

戦災資料の常設展示会場や区役所の待合室などにパンフレットを置いて平和への意識を高めていくべきではありませんか。

【市民局長】

当該パンフレットは、市民の皆様に戦争の悲惨さと平和の大切さを考えてもらうために作成し、身近な施設である区役所や公民館、図書館等各公共施設に配架を依頼するとともに、千葉空襲写真パネル展の会場において配布しております。当該パンフレットの配架方法については、多くの市民の皆様の目に触れ、手にとってご覧いただけるよう、各施設管理者に依頼するとともに、戦災資料の常設展示場所への配置に向けて施設管理者と協議して参ります。

【あぐい初美議員】

パンフレットに掲載されているQRコードをより分かりやすい位置に掲載すること及び、空襲被害者や被爆者の証言の動画に直接アクセスできるQRコードを新たに掲載するよう求めます。お答えください。

【市民局長】

当該パンフレットの内容を調整する中で、視認性を高める工夫及びQRコードの新設について検討して参ります。

【あぐい初美議員】

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように」とする憲法前文を広く市民に知らせていくことが必要ではありませんか。

【市民局長】

当該パンフレットについては、太平洋戦争における本市での被害状況に加え、広く現代の世界における紛争と、その被害を受けている方が多数いることを知っていただき、戦争の悲惨さと平和の尊さをより身近なものとして実感していただける内容にしたいと考えております。今後とも、この視点に立って、「市民の皆様、特に若い世代の方々に伝えられるよう当該パンフレットに掲載する内容について選定して参ります。

【あぐい初美議員】

県内では、被爆者が学校に出向いて自身の被爆体験を子どもたちに語り聞かせる活動を行っている自治体があります。戦後75年が経過し、被爆者も高齢化しており、今被爆の実相を伝えていくチャンスを逃すと被爆者の生の声を聞くことができなくなります。写真やビデオで見ることだけでなく、体験した人から戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えることは重要です。

学校で被爆者の体験を聞く会の実施を求めますが、見解を伺います。

【教育次長】

学校で被爆者を招き、千葉空襲などの当時の様子を児童が直接聞く機会を設けております。あわせて被爆体験について伺う機会も貴重な経験と認識しております。今後も、社会科主任会を通して、市の平和啓発事業の取り組みについて周知に努めて参ります。

4、公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)について

【あぐい初美議員】

次に公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)についてです。

10月12日に社会福祉審議会児童専門分科会が開催され、公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)が了承されました。老朽化のため、建て替えが必要な47か所のうち、民営化する20か所の対象保育所名と統廃合する保育所名が明らかになるとともに建て替え実施年度が示されました。公立として建て替えるのは24か所であり、建て替え対象となっていない10か所と合わせると公立保育所として残すのは34か所になります。そこで伺います。

民営化対象保育所として選定した理由についてお示しください。

【こども未来局長】

民営化する保育所は、立地条件、周辺地域の保育需要と保育施設の状況等勘案し、保育需要が見込まれる保育所を選定しております。

【あぐい初美議員】

11月2日から12月1日まで、公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)についてのパブリックコメントが実施されました。市はパブコメを実施したことで市民意見を聞いたとして基本方針を策定して来年度から10年間で20か所の民営化と3か所の統廃合を実施する方向です。10年後には、今ある公立保育所の4割をなくしてしまう大きな施策転換です。

当事者である公立保育所の保護者には施設管理に関する基本方針(案)の概要について文書で通知しましたが、保護者の意見を直接聞く場は持たれていません。

パブコメとは別に保護者の意見を集約すべきではありませんか。

【こども未来局長】

基本方針(案)を審議した本市社会福祉審議会児童福祉専門分科会において、公募により公立保育所等の保護者を臨時委員として選定し、審議の中でご意見をうかがっております。また、公立保育所の保護者の皆様には、本年8月には素案の概要を10月にはパブリックコメント手続きを行う成案の概要をお知らせした上で、11月にパブリックコメント手続きを実施し、ご意見を募集しているところです。なお、11月には建替えや統合時に在籍する児童のいる保育所について保護者説明会を行い、ご意見・ご質問を伺ったところであり、今後も段階に応じ丁寧に説明や情報提供を行いつつ、保護者の皆様のご意見を伺いながら、進めて参ります。

【あぐい初美議員】

公立保育所のまま建て替えるのは方針策定後一番早くて5年後で、一番遅いところは19年後になっています。築50年の花見川第2保育所と幸第1保育所は2029年(令和11年)にそれぞれ公立として建て替え予定となっています。建て替えの時には59年が経過していることになります。一方、民営化対象になっている宮野木保育所は築44年で2026年(令和8年)に、築34年の稲毛海岸保育所は2029年(令和11年)に建て替え予定となっています。民営化対象の保育所を優先して建て替えるのは明らかです。

経過年数がたった保育所は、耐震性に問題がないとはいえ、外壁の剥がれやひび割れ、エアコンの効きが悪い、トイレが臭いなど老朽化による不具合が表れています。

公立保育所の建て替えについて、築年数の古い順から建て替えをすべきではありませんか。

【こども未来局長】

建替えにあたっては、民営化する場合は、事業者の参入意欲も考慮し、計画期間の前半10年以内に着手することとしているほか、過去の大規模改修の実施時期や移転先の状況により、建替えの時期は前後します。なお、計画期間内に建替えを行わない保育所や、建替えまでに一定の期間を要する保育所については、計画的な改修により維持保全を図ることとしております。

【あぐい初美議員】

京都市は9月議会に提案されていた京都市聚楽保育所廃止条例を市長が撤回しました。聚楽保育所は京都市の「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」により、民間移管の対象になっていました。京都市は、聚楽保育所の民間移管を進めるため、2016年度と2019年度に事業者の公募をしましたが応募がなく、3度目の公募で一法人のみが応募した結果、その法人に移管先を決定しました。しかし、受託法人が辞退を申し出たことで議案が撤回されることになりました。

京都市の例が示すように、児童の減少や保育士不足など保育を取り巻く環境は厳しく、保育所運営をしていくには民間にとってもリスクがあり、千葉市でも法人の手があがらない状況は十分に考えられます。そこで伺います。

法人の応募がない、辞退をする、閉園をするなどのリスクに対してどのように考えているのですか。

【こども未来局長】

民営化する保育所は、保育需要が見込まれる保育所を選定しておりますが、結果的に応募がなかった場合や辞退があった場合には、募集や辞退の際の事業者反応・理由等を勘案し、再募集や公立での建替えについて検討して参ります。また、閉園については、保育需要が見込まれる保育所を選定しているため。そのリスクは少ないものと考えております。

【あぐい初美議員】

民間移管が計画通りに進まない場合、建て替えはどうなるのですか。

【こども未来局長】

保育需要の動向は、今後の社会経済情勢等により左右されると考えられるため、方針の策定から5年後を目途に、保育需要の動向に応じて方針の見直しを行って参ります。

【あぐい初美議員】

民営化されればそこで働いていた職員はすべて入れ替わります。正規職員は他の保育所に異動になると思われますが、会計年度任用職員の雇用が継続されるのか不安の声を聞いています。

会計年度任用職員の雇用を確保することを求めますが、見解を伺います。

【こども未来局長】

民営化される保育所に勤務する会計年度任用職員については、希望する場合には、引き続き移管後の保育園で働くことができるよう、移管先の法人に配慮を求めるほか、希望しない場合にも、近隣の公立保育所への配置等について配慮して参ります。

【あぐい初美議員】

保育は一人一人の子どもが成長発達する権利を保障する社会の土台であり、児童福祉法は「地方自治体は児童が心身ともに健やかに育成されるよう児童の福祉に関する支援に係る業務を適正に行う」と明記しています。とりわけ、公立保育所は対応に特別な配慮を必要とする障害等を有する子どもの保育をはじめ、保育実践や地域の子育て支援など大きな社会的役割を担っています。子どもの命を守りはぐくむ大切な事業に対する公的責任を後退させてはなりません。

公立保育所の建て替え民営化をすすめる方針策を撤回することを求めます。見解をお聞かせください。

【こども未来局長】

保育所として果たすべき役割には、公立と民間とで差はないものと考えております。今回の方針案は、老朽化の進行に伴い、公立保育所全体の建替え等による施設改善を図るものであり、今後、超高齢社会への対応をはじめとする社会保障費の増大が見込まれる中、20年間で40か所以上の公立保育所の建替えを進めていくためには、民営化や統廃合についても実施していく必要があると考えております。

<2回目>

1、学校のトイレ

【あぐい初美議員】

学校のトイレ改修は2026年度(令和8年度)までの完了計画であると示されました。

国土交通省の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律案」(バリアフリー法)が2020年5月12日成立し、バリアフリー基準適合義務の対象施設に新しく公立小中学校が加わることになりました。国も公立小中学校のバリアフリー化を推進しています。バリアフリーの観点からも洋式化・多機能化をすすめることが求められます。そこで伺います。

トイレ改修計画の前倒しを求めますが、見解をお聞かせください。

【教育次長】

国の補助事業を活用しつつ、早期完了するよう努めて参ります。

【あぐい初美議員】

多機能トイレの複数化を求めます。お答えください。

【教育次長】

これまで、新築や改築等により、複数設置した市立学校も一部ありますが、既存のトイレを改修し、多機能トイレを設置する場合、必要なスペースを確保する上で課題があることから、整備手法について検討して参ります。

【あぐい初美議員】

トイレ関係の団体が学校に行ったアンケートによると、トイレの設備要望で洋式化に次ぐ第2位を占めるのが温水洗浄便座です。

学校が避難所になった場合、避難所生活では入浴頻度が大幅に減少することや清潔な生活を維持することを考慮した場合、温水洗浄便座や手洗いの自動水栓からお湯が出ることも必要と考えます。

洋式化だけでなく、付随する設備改善も同時に行うことも必要と思います。見解を伺います。

【教育次長】

温水洗浄便座や温水自動水栓の導入については、今後、衛生的なトイレ環境整備の推進に向け、他都市の導入事例や整備手法などを調査研究して参ります。

2、平和啓発について

【あぐい初美議員】

次に、平和啓発についてです。

旧気球聯隊第2格納庫跡地への戦跡説明板の設置は、民間事業者の所有地のため困難であると答弁されました。戦跡跡地にほど近い場所に都賀公園があります。市民に利用される公園内に説明板が設置されることで、啓発効果も高まるのではないでしょうか。

都賀公園に説明板の設置を求めます。見解を伺います。

【市民局長】

 戦跡説明板は、戦跡資料の実在する場所へ設置しており、旧気球聯隊第二格納庫に係る戦跡資料の活用方法の検討の中で、設置について検討して参ります。

【あぐい初美議員】

平和教育の一環として学校の希望により3分の1の学校では戦争体験を聞く会が実施されていると伺いました。来年1月22日に核兵器禁止条約が発効しますが、原爆が二度と使われないようにと願って活動している被爆者の方の話を聞くことは貴重な経験です。

市が積極的に被爆者の体験を聞く会を企画し、実施するよう求めますが、見解をお聞かせください。

【教育次長】

被爆体験について聞く機会については、貴重な経験と認識しており、実施については今後、研究して参ります。

3、公立保育所の施設管理に関する基本方針

【あぐい初美議員】

次に公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)についてです。

中央区は5か所の保育所が民営化対象になっていますが、その内の4か所が千葉駅周辺の地域にあり、利便性のいい保育所はすべて民営化されます。市の中心部に公立として残るのは新宿保育所1か所となります。

保護者からは「下の子どもができた時に近くに預けられる公立保育所がなくなってしまう。遠くまで通うのは大変だ。」という声が聞かれます。保護者は公立保育所が行ってきた保育に対して信頼を寄せています。民営化して公立保育所がなくなれば、公立に預けたいという願いが踏みにじられ、保護者の保育所を選択する選択肢が奪われます。

保護者が選びやすいよう公民バランスがいい配置が必要ではありませんか。

【こども未来局長】

保育所として果たすべき役割に、公立と民間とで差はないものと考えており、民間移管を受ける整備・運営法人の募集に、より適した保育所として、一定の保育需要が見込まれる保育所を選定しております。人口減少地域等で、民間事業者の参入が見込まれない場合は、市内全域の児童への保育の提供を保障するために、公立保育所による保育の提供が必要と考えております。

【あぐい初美議員】

公立保育所の存在意義についての私の質問に対して「公立保育所は、入所児童に対して保育を提供するとともに保育に関するノウハウの蓄積、民間施設との共有や、必要な指導監督及び支援・助言の実施等を担う高い専門性やスキル、豊かな経験を兼ね備えた保育士等を育成する場として、きわめて重要な役割を果たしている」と9月議会で答弁されています。そこで伺います。

地域に民間保育施設しか残らなかったら公立保育所の責務が果たせなくなるのではありませんか。

【こども未来局長】

人口減少地域等での保育の提供と併せ、経験豊かな保育士等を育成する場として、本市の責務と公立保育所の役割を将来にわたって果たし続けるため、必要かつ十分な公立保育所を存置することとしております。

【あぐい初美議員】

公立保育所が数多くあることで、保育の積み重ねや保育の継承ができ、保育士等の育成につながり、高い保育の水準が保たれていると考えます。民間保育施設の底上げを図るためには、公立保育所のノウハウやスキルを活かしていくべきです。

公立保育所を半減させて質の向上が図れるのか伺います。

【こども未来局長】

必要かつ十分な公立保育所を存置した上で、学識経験者や関係団体代表者等からの意見聴取や、保育の質に関する実態調査等を踏まえ、民間保育施設を含めた全市的な保育の質のより一層の向上に取り組んで参ります。

【あぐい初美議員】

この間、様々なところで民間保育園の廃止・閉園が起こっています。印西市の小規模認可保育園では閉園2週間前に経営難と人員不足を理由に突然保護者に文書で閉園を通知して閉園をした事態や東京・足立区の区立保育園では職員の給与が支払われなかったことから、運営費を裁判所に差し押さえられ、保育の継続が危ぶまれている事態があります。東京都の認証保育所4園は今年度末で閉園することが9月末に発表されました。保護者は突然の閉園に戸惑い、子どもの預け先探しに奔走しなければならなくなります。

このような事例から、民間の施設は経営がうまくいかなければ撤退することが明らかです。運営費の差し押さえをされた認可保育園は、以前から不適正な支出や賞与の遅配を市が把握して指導していたが、是正されなかったと報道されています。民間移管では、移管後に問題が生じても指導監督が十分できないということを示しています。

・指導監督が担保されない民間移管はやめるべきです。お答えください。

【こども未来局長】

保育施設の認可権者として、民間保育施設に対しては、定期監査や巡回指導等を通して適切に指導・助言を行うとともに、必要な場合には、改善勧告や改善命令など法律に基づいた措置を講じるなど、本市として責任を持って指導・監督を行って参ります。

【あぐい初美議員】

学校のトイレ改修は、子どもも教職員も早期の実施を要望しています。2026年度(令和8年度)の完了計画では、未実施校の現在小学校1年生は卒業するまでずっと古いトイレのままです。学校のトイレは暗くて怖くて使い難くて嫌だったという思いを子どもたちに味わわせたくはありません。子どもたちが快適な学校生活を送れるように、至急トイレ改修を進めていただくよう要望します。

子育て支援については、子育て支援施設は量的に充足しているとのお答えでしたが、身近な地域に気軽に寄れる子育て支援施設の増設が求められます。コロナ下で外出を控えている子育て親子を応援するために動画を使っての情報発信や相談しやすい環境づくり等、さらなる質の向上に向けて事業の拡充をお願いします。

 平和啓発については、平和都市宣言を行った都市として様々な方法で広く市民に平和の尊さを伝えていく必要があると考えます。若い世代に自分が住んでいる街の歴史を伝えるとともに、戦争によってもたらされる被害の大きさを体験者からじかに聞く経験をしてもらうことは、平和な社会を築いていくことの大切さを考えるきっかけづくりになると思います。高齢化している被爆者が子どもたちに平和への思いをじかに伝えたいと要望していることを受け止め、被爆者の生の声を聞く会を早急に実現するよう求めます。

 公立保育所の施設管理に関する基本方針(案)に寄せられたパブリックコメントは現在集計中だと思いますが、市民からの貴重な意見を方針に反映させていただくようお願いします。

公立保育所を民営化する理由は建て替えには多額の予算がかかるからだと言いますが、ギャンブル依存症をつくりだす250競輪や3が日にしか人通りが見込めない中央公園・通町公園連結事業などには多額の予算をつぎ込んでいます。不要不急の事業の見直しを図って、千葉市の将来を担う子どもたちのためにもっとお金をかけるべきです。市の保育実施責任を投げ捨て、民間に丸投げする方針案に断固反対する意見を表明して私の質問を終わります。

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