京葉線・外房線・内房線の利用する市民の利便性を確保するために力を合わせよう! かばさわ洋平議員討論〔2024年第1回臨時会〕
第1回臨時会 かばさわ洋平議員討論
発議第1号 ダイヤ改正における鉄道路線の運行本数の維持や利便性確保に向けた国の積極的関与を求める意見書及び、発議第2号 京葉線・外房線・内房線の快速及び通勤快速のダイヤ改正を再考し、利便性を確保するよう要望する決議の討論
発議第1号 ダイヤ改正における鉄道路線の運行本数の維持や利便性確保に向けた国の積極的関与を求める意見書及び、発議第2号、京葉線・外房線・内房線の快速及び通勤快速のダイヤ改正を再考し、利便性を確保するよう要望する決議について、賛成の立場から討論を行います。
昨年末にJR東日本は京葉線のダイヤ改正について、混雑の平準化などの理由から朝夕夜間帯の通勤時間帯、通勤快速を含め全ての快速を各駅停車に変更すると発表しました。
あまりに極端なダイヤ改正に、多数の市民から見直しを求めてほしいという声が寄せられるなか、日本共産党千葉市議団は昨年12月27日に市長にJR東日本に対してダイヤ改正見直しを求めるよう申し入れました。
市長は翌日の12月28日にJR東日本千葉支社長に申し入れを行った後、本年1月16日には、早朝時間帯の2本のみ快速が復元されるダイヤ見直しという異例の対応が図られました。本件においては、市長が京葉線の快速縮小について、市民の立場から速やかにJRに対して、ダイヤ改正の見直しを申し入れたことについて、感謝を申し上げたいと思います。
しかしながら、本年1月16日のダイヤ見直しは、早朝時間帯の2本のみ快速として運行継続するという、あまりに限定的な見直しであり、通勤快速や夕方夜間における快速電車の存続を望む多くの市民から、失望や怒りの声が多数届いています。
市民からの声として、「往復で30分以上かかることになり、保育園のお迎えが間に合わないため職場を変えなければならない」、「11年前に上り7時・8時台の快速電車が廃止されたが、今回のダイヤ改正で夕方以後まで廃止されたら生活に困る」、「快速があるから千葉市に住んだが朝夕で各駅停車のみとなったら引越しを検討しなければならない」など切実な声であります。今回のダイヤ改正への影響は、文字通り、市民の人生や生活基盤を左右し、今後の人口流入や都市の発展にも影響を与える暴挙とも言えるものであり、今回のダイヤ見直しだけでは到底容認できるものではありません。
そのため、日本共産党千葉市議団は、市民からの声として最も多い「JRは利用者の声を聞くべき」との声に基づき、日々利用される市民の声を可視化するためにも署名活動を展開しており、すでに1000名を超える署名が寄せられています。2月にJR東日本千葉支社に対して、通勤快速及び快速電車の存続を求める申入れを行い、改めて強くJRにダイヤの再考を要望してまいります。
また、今後の市民が求めるダイヤ見直しに向けて、本市執行部に対しては2点を要望したいと思います。
1つは、京葉線ダイヤ改正に反対を表明している自治体は、現時点において少なくとも、一宮町、茂原市、大網白里市、袖ヶ浦市、市原市、木更津市、君津市、富津市、いすみ市、勝浦市、鴨川市、御宿町、大多喜町と千葉市含めて14市町にも及んでいます。もはや千葉市だけの問題ではなく、千葉県民における重大な問題と発展しているため、千葉市だけの申入れだけではなく、沿線自治体と連名にて要望書を提出するなど、一層の連携した対応を強く求めるものです。
2つは、JR東日本との事前協議が可能となるよう国の積極的関与も必要ではありますが、JR東日本との連携協定を締結することです。東金市などは、JR東日本と公共交通の利便性、安全性及び持続可能性の向上による地域との共生に関することなど、相互の持続的発展に向けた包括連携協定書を令和5年に締結しています。本市としても、JR東日本と公共交通の利便性について、日常的に対話の機会を設けるための連携体制の構築を求めるものであります。
最後になりますが、本市議会としても各会派・議員の多様な意見があろうかと思いますが、京葉線・外房線・内房線を利用する市民の皆様の日々の利便性確保に向けて、今は垣根を越えて力を合わせようではありませんか。引き続き、日本共産党千葉市議団は全力でJR京葉線のダイヤ改正見直しに向けて取組む決意を申し上げて、討論といたします。