市民会館は1000席で整備すべき! 中村きみえ議員一般質問〔2026年第1回定例会〕
中村きみえ議員の一般質問および答弁 2026.3.11

1.市民会館について
【中村きみえ議員】
昨年10月の福岡市民ホールの視察に加え、今年は、1月に北九州芸術劇場にかばさわ議員、あぐい議員と、2月に愛知県豊橋市のPLAT穂の国とよはし芸術劇場にのじま議員、あぐい議員とどちらも演劇関係者の推薦で視察しました。
リバーウォーク北九州という複合施設(商業施設、映画館、業務施設)は平成15年建設で築22年、大ホール1269席、中ホール700席、小ホール96から200席、市街地再開発をすすめ、北九州ルネッサンスマスターズ構想から平成4年小倉北区役所建替えと平成6年に芸術文化拠点を作る答申を出し劇団の代表者や俳優、声楽家などが入り文化団体以外とも懇談し設計に反映。施設と立体駐車場とは少し離れ、たどり着けない指摘もあり駐車場は800台。40分200円のところ、4時間1200円を半額のプリペイドカードも発行。人口は約5市が合併し、90万。7区あり、6区では700から800席のホールが各区にあり、小倉市民会館、1800席、ソレイユホール2000席(休止中)があり、重複しない人数設定です。外は、小倉城や市役所が左手にあり、川が流れ、眺望も楽しめます。ところどころに椅子が配置され、座れる工夫やホワイエ奥にも授乳室、託児ルーム。Wi-Fiは、ロビーも楽屋も施設で一括の為、分かれて使用が望ましいとのこと。リハーサル室がなく小ホールを使い創造工房を活用し施設全体は500億で158億円が劇場分で教育委員会などの関与で、練習は7割5分、通常は5割減免されます。
豊橋は、新幹線で東京から1時間半で到着。その足で改札を降りて、PLAT穂の国とよはし芸術劇場に歩いて5分ほどで到着。都内から日帰りでの利用者も多く。豊橋市は人口約36万6千人。PFIで実施し、駅前に総合文化学習センター(仮称)基本構想を策定し、平成25年4月末に供用開始。面積は7612㎡、土地代は10億円。契約金額は62億1577万8731円で社会資本整備総合交付金18億5520万9千円が財源。大成建設が事業を行い施設は公益財団法人豊橋文化振興財団が運営。俳優の平田満さんなど演者や演劇関係者が利用できる施設をと、整備されプロ仕様のものとなっています。演劇も三谷幸喜さんの演出で小栗旬、菊地凛子、平岩紙、相島一之さんなど豪華キャストは発売と同時に完売。ホワイエでは、軽食もサンドイッチやコーヒー程度は提供。市内に県が廃止する音楽施設を譲渡され、すみわけがされています。芸術監督や芸術文化プロデューサーなど運営企画していくうえで、人材育成に力を入れ、都内施設から転居して、この施設で活躍されています。2023年度の経済波及効果も18億2200万円、多様な市民が参加できる仕組みや舞台手話通訳など手話をする方が演技をするような障害のある方も楽しめる内容もふんだんに取り入れています。高校生との演劇や学校に出ていく出前の演劇、商店街とのコラボをして街中でのイベントなど文化芸術の力でまちづくりを担っている市の文化水準の高さに感心しました。
1つに、北九州や豊橋での施設についてどう感じましたか。
【市民局長答弁】
両施設とも、音楽や舞台などの公演と市民の文化芸術活動の両面から幅広いジャンルに対応可能な施設であると承知しております。
【中村きみえ議員】
2つに、代表質問で、1,500席程度を進めることを興行誘致により、市民団体の公演や全国レベルの大会などとしています。しかし、そもそも、通常1,000席程度で、利用していた市民や団体が多く、先の12月議会でもあぐい議員が、市内には県の文化会館1,700席、チップスタードーム2千席をはじめ音響も集客できる施設もある中で、わざわざ1,500席で、狭い敷地で整備をすすめるのであれば、席数は、1,000程度に納めることが利用しやすいと考えますが、見解を求めます。
【市民局長答弁】
興行誘致により市民へ良質な鑑賞機会を提供すると同時に、市民団体の公演や全国レベルの大会などでの利用を可能とするため、客数の総数として1,500席程度で整備を進めることとしております。
【中村きみえ議員】
3つに、とりわけ演劇を行う関係者からは、700~1,000席程度がお客さんの顔が見えて、演者の顔も見ながら楽しむことができる限界だと言われています。
1,500席になるとお互い豆粒のように小さくなって楽しむことができなくなる懸念もありますが、どうとらえているのですか。
【市民局長答弁】
新市民会館の大ホールは、演劇だけではなく、ミュージカル、バレエなどの大型舞台芸術や、クラシック、ポピュラー音楽などのプロの大規模公演から、市民団体の公演や全国レベルの大会、大規模イベントまで、様々なジャンルに対応できるよう、大ホールを1,500席程度としたところです。
【中村きみえ議員】
4つに、演劇と音楽では音に関わる要望が違います。先ほど紹介した豊橋の劇場では残響はほぼゼロと言われており、クラッシックでは残るような設定が求められます。技術的な機械で、コントロールする機種も出てきているようですが、多目的ホールが無目的ホールとなってしまわないか懸念されますが、市は、どう考えているのですか。
【市民局長答弁】
ホールの音響設定については、大小各ホールの特性に応じて設定されるべきものであり、ホールの特性については現在行っている基本計画の修正の中で検討してまいります。
【中村きみえ議員】
5つに、敷地が狭ければ楽屋が狭くなったり、搬入口の在り方など動線も限られるようになります。駅前であっても関係者用の駐車場が敷地の半分を占めていても駐車場が足りないと指摘を受けているそうです。約4千㎡で、1,500席と小ホール、リハーサル室、ホワイエ、楽屋など整備すれば、物理的に建設が、ゆとりのないものになりかねないと懸念しますがどうですか。
【市民局長答弁】
駅前の立地条件を活かし、諸室構成や動線など利用者にとって使いやすい施設となるよう、検討を進めてまいります。
【中村きみえ議員】
6つに、今でも市民会館では、洗濯機などがないために、自前でもちこんで行っているとのこと。当たり前のように整備されるものを、詳細な設計を進めていくうえでも逐次、関係者と相談しながら軌道修正していくべきものではありませんか。
【市民局長答弁】
新市民会館に備える設備等については、今後、利用者ニーズとともに効率的な施設運営の観点も含め必要性を精査しながら、検討を進めてまいります。
【中村きみえ議員】
7つに、施設を完成すれば終わりではなく、そこで文化芸術を育んでいくには、市内の関係団体の育成と、組織的にもまた企画力を備えた人材も必要となりますが、千葉市は、人材確保も含めてどうとらえているのですか。
【市民局長答弁】
新市民会館が、本市の文化芸術の中核施設として、市民や団体が鑑賞や文化芸術活動を活発に行う場となるとともに、新たな交流を生み出すことを通じて、他の文化振興施策とも連携しながら、文化芸術に主体的に関わる人材の発掘や育成につなげてまいります。
【中村きみえ議員】
8つに、施設を運営していくにあたって会議室は欠かせないものとなっています。市民自治を培っていくうえでもその位置づけはありますか。
【市民局長答弁】
諸室構成については、基本計画の修正等において、市民の文化芸術活動を支える上で必要な機能や規模等を検討してまいります。
【中村きみえ議員】
豊橋のプラッツでは、駅直結ですが、近隣の駐車場を活用するように言われていますが、駐車場がないことでの苦情も言われているそうです。関係者のための駐車場も7,600㎡ほどの敷地の半分ほどが関係者用の駐車場として確保していてもです。千葉市はわずかに4千㎡で1,500席に小ホールも整備しようとしていれば、関係者用の車の出入りもできるのかあまりの狭さに窮屈なものとなることが十分予想されます。現在の1,000席で人口減小していく中で身の丈に合った整備が必要だということを申し上げます。
2.住みよい花見川区のまちづくりについて
【中村きみえ議員】
- 買い物支援について
昨年10月に、買い物支援を求める会のメンバーがショッピングリハビリを利用しているということで、党市議団で見学しました。半日3時間のデイサービスで、2本のストックを使って、歩いたり、エアロバイクに乗ったり、座ったまま筋肉トレーニングや柔道整復師が肩もみをしたり、ヨガも行うなど広いスペースで、デイサービスを受け、車で送迎され、帰る前に施設の下のスーパー並みの品ぞろえのドラッグストアで買い物をして帰るとのことでした。介護保険のサービスが使えるまで月額週1回2,980円で利用ができるとのこと。介護保険で利用している以外に自費では1回5千円ほどかかるようですが、それだけ払っても利用する方もあるそうです。中には、軽い認知症の方もいるそうですが、参加する中で頭と体を使って買い物リハビリをするという試みになっているそうです。美浜区にありますが、若葉区にも4か所あり、高齢者にとっては、リハビリと買い物ができ一挙両得です。ただ、職員のなり手確保が大変だそうで、介護報酬をあげなければ受け皿拡大は大変だと感じました。
1つに、ショッピングリハビリについて、介護と一体で行える取り組みが広がるとよいかと思いますが、市の見解を求めます。
【保健福祉局長答弁】
介護保険サービスとして実施する場合には、機能訓練の一環として提供することとなり、事業所の外で訓練を実施することの必要性などを利用者ごとに判断していただく必要があります。また、デイサービスの利用者は介護が必要な状態にある方であり、不特定多数の方が行き交う事業所の外で機能訓練等を行う場合には、転倒などのリスクが相対的に高まることから、付き添う従業員を手厚く配置するなど、利用者の安全に配慮した対応が必要になると考えます。
【中村きみえ議員】
花見川区でマックスバリューの移動販売車が来てから3年が経過しました。花園地区の買い物支援を求める会の皆さんは、とくし丸の移動販売や、マックスバリューの実態なども支える側で奮闘されています。買い物を忘れそうな方への声かけや買い物した荷物持ち、骨折した方が、その後の復帰をわがことのように喜び合う仲間になっているとの報告は、ほほえましい、理想的な関係を作っていると感心します。また出来合いの総菜よりも、食材を購入し、しっかり自炊している姿もわかり、家族のために奮闘する様子も把握してくれています。定着した場所もあれば、高齢者が施設に入所し、利用者が減ってしまっている場所などもあるようです。
2つに、利用人数を安定的にできるようにするには、地域での協力も欠かせないと思いますが、現状は、どうなっていますか。
【花見川区長答弁】
花園地区においては移動販売車を利用する方々が、事業者と情報交換していることや、利用者相互に協力していることは承知しております。
【中村きみえ議員】
3つに、地域によっては、来てほしい場所が増えたりしますが、固定的に必ず来る方もあり、運行の変更をするにあたっては、地域の関係者の声を聴きながら、事業者も反映できるような仕組みが必要だと感じますが、見解を求めます。
【花見川区長答弁】
区役所において様々な地域課題やニーズを把握する中で、移動販売の運行に関するご意見等があったときは、庁内関係部門において情報共有の上、必要に応じ事業者等へご意見等を伝えてまいります。
【中村きみえ議員】
前回、質問していた地元の検見川では地域の皆さんが買い物に困っているからとまいばすけっとが商店街に8月にオープンする予定となっています。地域では、スーパーがないため多くの皆さんに期待されています。地元の方の協力でできることは喜ばしい限りです。まいばすけっとは、このところ市内で中央区や稲毛区と店舗数を増やしています。
4つに、花園、浪花町付近で進出する予定はありますか。
【花見川区長答弁】
出店情報については、把握しておりません。
【中村きみえ議員】
5つに、地元検見川では、イオンの買い物バスが、旧道沿い、走行しなくなって不便になったとの声を聴きます。利用者が減ると、途端に、運行しなくなるバス路線の在り方については、利用者の増減だけでなく、もう少し、地域と連携しながら、走行する計画を持てないものか伺います。
【経済農政局長答弁】
買い物バスの運行については、事業の採算性などを事業者が総合的に勘案し、検討するものであると考えております。運行ルートへのご要望があることについては、事業者に情報提供してまいります。
【中村きみえ議員】
地域ですみ続けられるようにしていくためには元気な高齢者が買い物できる環境を整えることが大事だと痛感します。そのために、以前も八千代市で視察した際に、市が移動販売車と連携しながら地元の老人会に買い物支援を呼びかけるなどそれぞれの立場で役割を担っていくことが必要だと指摘します。
- 新検見川駅南口の広場について
JR新検見川駅南口には、バスやタクシー一般車の送迎などロータリーは、車で混雑しています。以前は、タクシー運転手が、順番待ちで、タクシープールで休憩するような場面もありましたが、最近は、ほとんどそのような光景を見かけることがありません。
この駅のロータリーには、障害者用の乗り降りする場は、ありますが、タクシー乗り場とバス停以外、一般車が停車できるスペースがありません。ですが、ロータリーの中に入ってくるため朝の混雑時には、よくバスが、一般車の走行にクラクションを鳴らす場面に遭遇します。市民からは、駅を利用するときに、一時的に車を止められるスペースを確保できないかと要望がありました。
タクシープールのスペースを工夫して、一般車の停車スペースを確保できないか見解を伺います。
【建設局長答弁】
交通事業者や千葉県警察などの意見を伺いながら、駅前広場全体が利用しやすくなるよう検討してまいります。
【中村きみえ議員】
新検見川駅南口周辺にはコインパーキングもかなり歩かないとありません。事故が起こらずに、市民が利用できるようにぜひ改善していただくようお願いします。
- 駅周辺の喫煙について
JRの新検見川駅、幕張駅、幕張本郷駅に朝宣伝で立つことが多いのですが、これらの駅周辺は路上喫煙に過料が科される取締り地区ではないためか、その際、たばこの煙をかいだり、ポイ捨ての吸い殻を拾わなければならないことが多くあります。
市では、路上禁煙と道路には、警告していますが、ずいぶんと薄れて、注意するような状況なのかと感じます。シルバー人材の職員の方が、たびたび、清掃をしてきれいにしてくれていますが、注意しても吸い続けるような方には閉口します。
市は、こうした現状をどうとらえ、対策を講じますか、見解を求めます。
【環境局長答弁】
現在、取り締まり地区外の駅周辺であっても、巡視活動を実施しておりますが、市民からの要望が多い場所については、今後さらに巡視回数を増やしたり、路上喫煙防止用のポスターやステッカーを掲示するなどの対策をとってまいります。
【中村きみえ議員】
改めて、路上だけでなく、ホーム側にも新たに掲示されていることを認識しましたが、緑色で全体の景色に同化して、インパクトのない看板となり多くの方に注意喚起できるものになっていないと思われます。今一度、見直すべきではないかということを申し上げます。
3.アフタースクールと子どもルームについて
【中村きみえ議員】
1月23日に千葉市学童保育連絡協議会主催で、市、社協、支援員、保護者、議員が招待を受け、千葉市の学童保育事業に関する懇談会にもりた議員とともに出席しました。
千葉市では、2025年5月に市内小学校107校で、43,280人、2023年度から5か年計画で千葉市放課後子どもプラン第2期が施行され、2030年度までに困難校を除く98校でのアフタースクール導入が決定されました。
1つに、そもそも子どもルームをなぜアフタースクールへと移行させなければならなかったのでしょうか。どこから要望があって進めてきたのですか。
【教育次長答弁】
平成30年度に実施した未就学児や小学生の保護者を対象としたアンケートにおいて、放課後子ども教室と子どもルームを一体的に運営する事業が導入された際には、「何かしらの形で利用したい」という回答を大半の方からいただきました。このようなニーズを踏まえ、その後、31年3月に策定した「千葉市放課後子どもプラン」において、希望するすべての児童に安全・安心な居場所を提供するとともに、放課後における多様な体験・活動の機会を提供する必要があると考え、アフタースクールを本格実施することとしました。
【中村きみえ議員】
2つに、アフタースクールと子どもルームとは、対象となる子どもはどう違うのですか。
【教育次長答弁】
アフタースクールは、保護者の就労状況等にかかわらず、希望するすべての児童が対象であるのに対し、子どもルームは、就労等により保護者が昼間家庭にいない児童が対象となっています。
【中村きみえ議員】
3つに、アフタースクールと子どもルームで働く支援員の配置の違いは何ですか。
【教育次長答弁】
支援員の配置基準については、アフタースクールと子どもルームともに、「千葉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」に基づいて、子どもの集団の規模1支援単位当たり2人以上としており、基準を超える配置については、それぞれの運営事業者が定めております。なお、アフタースクールにおいては、1支援単位当たり1人以上は常勤職員を配置することとしています。
【中村きみえ議員】
4つに、社会福祉協議会に運営を委託している子どもルームは、1支援単位2人以上正規の支援員が配置されています。しかし、アフタースクールでは、1支援単位は常勤1人以上とされており、子どもルームは二人以上で責任をもって行うことができますが、アフタースクールでは一人に負担がかかってしまい、他は非常勤職員となり、より責任が重くなることが懸念されていますがどう認識しているのですか。
【教育次長答弁】
児童を継続的に支援するため、一定の常勤職員の配置をすることとしておりますが、非常勤職員間においても、支援に入る際には、児童の状況等について引継ぎを丁寧に行うほか、常勤職員の休暇時などは、必要に応じ、運営事業者の本部や事業者が運営している他の施設の職員がサポートに入るなど、常勤職員に負担がかかり、責任が重くなることがないよう努めてまいります。
【中村きみえ議員】
5つに子どもルームの民営化をすすめ、社協の支援員は就職する先がどんどん狭められています。なぜ毎年10校ずつ、アフタースクールへと移行しなければならないのですか。
【教育次長答弁】
令和4年度に策定した「第2期放課後子どもプラン」における「希望するすべての児童に安全・安心な居場所と多様な体験・活動の機会を提供する」という基本理念の早期実現を図るため、5年度以降、年間10校ずつ導入することとしています。
【中村きみえ議員】
6つに、保育に欠ける障がいのある方への配慮は、子どもルームでは手厚くなっていたと思われますが、全児童対策では、こうしたお子さんへのきめ細かい配慮は難しくなるのではないですか。
【教育次長答弁】
アフタースクールにおいては、障がいのある児童に対応するため、職員を増員する旨を仕様書に記載しているほか、支援員を対象とした特別支援に関する研修の実施や、特別支援教育に関する専門的知見を有する訪問相談員を派遣し、従事している支援員に障がい児童の見守りについて助言や相談等の支援を行うなど、子どもルームと同様の対応を実施しております。
【中村きみえ議員】
7つに、放課後子どもたちが過ごすスペースが一人当たり1.65㎡の広さ畳一畳分が、適切だと思っていますか。
【教育次長答弁】
国の基準を踏まえた「千葉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」において、最低基準として専用区画の面積を、児童1人につき概ね1.65㎡以上と定めており、最低限の面積は確保できていると認識しております。
【中村きみえ議員】
8つに、子どものスペースが畳一畳分で十分だと思うのですか。机やロッカーなども配置されており、そうしたものを除いた面積で計算されていません。実質もっと狭い面積で過ごしていることが先日の市連協の学習会でも指摘されていたではありませんか。一人当たりの面積の見直しを求めます。お答えください。
【教育次長答弁】
現時点において、見直しについては難しいものと考えておりますが、今後も最低限の面積は確保したうえで、必要に応じ、専用室だけでなく学校の余裕教室や特別教室等を活用するなど、児童がよりよい環境で過ごすことができるよう配慮してまいります。
【中村きみえ議員】
9つに、集団の規模は放課後児童クラブ運営指針では信頼関係を築いたりできる規模としておおむね40名以下としていますが現状はどうなっていますか。
【教育次長答弁】
子どもルームについては、昨年4月時点で204の支援単位のうち、支援の単位が40名を超えているものが、87支援単位となっております。なお、アフタースクールについては、すべての学校で1支援の単位が概ね40名以下となっております。
【中村きみえ議員】
10に、子どもルームで40を超えているものが87あることでそのための対応策はありますか。アフタースクールでは、40名以下の単位としても全児童が対象ですから1か所で200人ほど集まって、行動している場合は単位で必ずしも行動しているわけではありませんよね。お答えください。
【教育次長答弁】
子どもルームにおいては、児童40名までは2名の支援員を配置し、それを超える場合は、児童20名ごとに1名の支援員を追加で配置することとしております。アフタースクールにおいては、児童数が多くなる場合、部屋を分けて活動することとしておりますが、引き続き、多くの児童が同じスペースで一度に活動をすることがないように努めてまいります。
【中村きみえ議員】
11に、市連協では、退所した児童の分析なども学年別、施設別など様々な分析をしています。その中で、退所児童数を把握し、退所児童の多いルームを重点的に社協の相談員を派遣して原因の把握と対策に努めてはと市連協から提案されていますが市の見解を伺います。
【こども未来局長答弁】
ご質問にあるような子どもルームを把握した場合には、必要に応じて市が直接、現場での聞き取りや調査等を行い、状況を把握していく必要があると考えております。
【中村きみえ議員】
12に、おやつの問題は、今までも子どもルームでは、3時から4時の間、アフタースクールでは5時以降となっています。しかし、子どもの栄養補給と休息のためにもアフタースクールでは、もっと早い時間におやつの提供をするべきではありませんか。
【教育次長答弁】
アフタースクールにおいて、午後5時までの「昼間の部」では、限られた時間の中で、児童が楽しく充実した時間を過ごすことができるよう、宿題、自由遊び、様々なプログラム等を行っており、ゆったりと過ごす時間である「夜間の部」において、これまで通り提供していきたいと考えております。
【中村きみえ議員】
13に、子どもは、12時にお昼を食べ、3時半から4時頃にはお腹もすきます。また、休息と水分確保をするという点でもおやつを食べるという時間は、支援員にとっても重要な時間です。アフタースクールを実施している中でも4時半に前倒ししているところもあるわけですから、こどもや支援員の立場になっておやつの時間を早めにするよう検討するべきです。見解を求めます。
【教育次長答弁】
帰宅後の夕食への影響を考慮し、午後5時以降早めに提供することとしておりますが、「昼間の部」のみを利用する児童に配慮したうえで、午後5時以前に提供することも可能としております。具体的には、昼間と夜間の部屋を分けるなどの対応が必要となりますが、可能な施設は限られるなど、課題があるものと考えております。なお、支援員については、安全面から、おやつの時間において、アレルギーを持つ児童への対応や誤食防止のための見守り等を行っており、休憩は適宜交替してとることとしております。
【中村きみえ議員】
14に、5時以降の利用料が3,500円から5千円アップすることで、おやつも含めたハードルが上がっていることが原因となっています。おやつ代を無料にしてはどうですか。
【教育次長答弁】
受益者負担の観点から、現時点ではおやつ代を無料とすることは考えておりません。
【中村きみえ議員】
15に、子どもルームがアフタースクールに移行した場合、市立小学校以外に通学している場合の利用は、教育委員会に問い合わせをするということになりますが、利用できない場合はありますか。
【教育次長答弁】
市立小学校以外に通学している場合、利用するアフタースクールが居住学区内に所在している、または利用するアフタースクールが通学先の近隣に所在しているときは、利用を認めており、これまでにこのような利用申請に対し、承認をしなかったことはありません。
【中村きみえ議員】
16に、アフタースクールで昼間と夜間の部で5千円の差があることで、17時以降、経済的な理由から利用を控え留守番するような可能性はありませんか。
【教育次長答弁】
利用料は、昼間と夜間の部を合わせても、子どもルームの午後6時までの基本時間の料金と同額であり、負担は変わらないことから、必要とする児童の利用控えは生じないものと考えています。なお、所得に応じて無料または半額に、また、兄弟姉妹が利用する場合においては、半額にしていることから、必要があるにも関わらず、利用を控える状況は生じないと認識しています。
【中村きみえ議員】
17に、子どもルームが「ただいま」と帰る場所になっているのに比べて、アフタースクールでは、体験プログラムや自由遊びで支援員は見守りが主な業務となっているようですが、子どもたちの気持ちに寄り添うよりも、決められた生活を強制することにつながりませんか。
【教育次長答弁】
アフタースクールでは、希望するすべての児童に毎日の居場所の提供をするとともに、プログラムによる体験・活動の機会の提供をしております。プログラムへの参加は児童自身が任意に選択することができることとしており、プログラムが行われている間も自由遊び等をして自主的に過ごせる環境を確保しているところです。
【中村きみえ議員】
千葉市が子どもルームで保育に欠けるお子さんたちへの対応から誰でも希望者の居場所としてアフタースクールをはじめた背景には、千葉市には身近に児童館などがなく、子どもの居場所を優先させてアフタースクールへと移行させてきたと思われます。しかし、社会福祉協議会で働いてきた子どもルームの支援員の方は、どんどんルームが民営化され働く場所は減っています。その上、アフタースクールへと移行した場合は、見守りやプログラムの実施など、子どもの居場所としてよりそえるようなものとなっているのか疑問です。常勤は子どもルームで最低2人はいますが、アフタースクールは一人のみに責任がかぶさっていきます。人件費を安くしようとしていても結果として民営化を進めていく中で、事業費は膨らむ一方です。子どもや保護者のこと、支援員同士の連携するうえでも、一人だけの責任者に据えるより複数の目で分担しながら事業を担うリスク分散をして運営できると思われます。5時以降を夜の部として、利用料を切り替えたことが、おやつの時間を遅らせ、経済的に負担がかかる家で、かぎっ子が増えたのか、その検証は、できていません。
こどもにとって大事な居場所となるように安易にアフタースクールに移行すべきでないことを申し上げ一般質問を終わります。







