おゆみ野葬祭場計画住民の理解を!かばさわ洋平議員の一般質問および答弁〔2026年第2回定例会〕2026.6.22

かばさわ洋平議員の一般質問および答弁 2026.6.22
1、中学校における登下校の服装について
【かばさわ洋平議員】
近年の地球温暖化は年々深刻さを増しています。本市の4月平均気温の月平均値は30年前の1996年には12.1度だったものが、2026年には16.8度と、実に4.7度も上昇しています。先般、中学生を通わせる保護者から、4月末までは制服登校で上着のブレザーを先生の許可がなければ脱いではいけないとのルールのもと25度を超える夏日には、お子さんが汗だくとなって熱中症のような症状になったため制服着用ルールの改善を求める声が寄せられました。
本市の中学校における体操服・ジャージでの登下校の開始時期について、4月、または5月からとルールを決めている学校数についてお示しください。
【教育次長答弁】
体操服・ジャージでの登下校の開始時期については、4月下旬開始が7校、5月開始が43校となっています。
【かばさわ洋平議員】
温暖化により4月から夏日、5月には真夏日を観測する日も増えているため、子ども達の健康を最優先とする観点から、市立中学校における制服着用義務、体操服ジャージ登校の開始時期を5月ではなく前倒しすること、もしくは子どもの判断で着用判断できるよう学校ルールの改善を求めますがいかがですか。
【教育次長答弁】
本市では、4月下旬に市立中学校等に対し、「気温等が高い時期における登下校時の服装について」を発出しております。この中で、近年の気象状況を鑑み、登下校時の服装については原則として体操服やジャージを認めるよう周知しているところです。これを受け、各学校においては、気象情報や通学にかかる時間などの地域の状況、学校行事との関連、生徒や保護者の皆様からの声などを総合的に勘案し、運用開始時期を判断しております。また、気温等の気象状況に応じた、生徒自身の判断による制服の上着の着脱についても、各学校で柔軟に対応しているところですが、改めてその考え方を共有してまいります。今後も、必要に応じて通知文の発出時期を早めるなど、生徒の健康に留意した適切な対応となるよう努めてまいります。
2、動物愛護・動物福祉について
【かばさわ洋平議員】
はじめに、ペット防災についてです。令和6年の一般質問において、新潟市のペット同伴避難所開設の事例を示し、同伴避難できる避難所を整備するよう求め、「能登半島地震でのペット同伴避難の事例などを調査研究していく」との答弁でありました。全国的にもペット同伴避難の動きは広がっており、犬山市は「ペット同室避難所運用訓練」を実施するなど、避難所環境の向上とともにペット防災意識向上も図っています。ペット同行避難の全市及び緑区における最新の取組状況を伺います。また、市民要望も増加しているペット同伴避難所開設に向けて、まずは避難所訓練の実施など、ペット防災における取組の更なる強化を求めますがいかがですか。
【危機管理監答弁】
ペット同行避難の最新の取り組み状況ですが、台風等の風水害の際に、ペット同行避難が可能な避難所を各区1か所以上確保することを目指し、調整を進めているところです。また、ペットと一緒に避難できる車中泊避難場所の確保にも努めており、現在、市内11か所、緑区内ではDCM鎌取店、1か所を指定しております。次に、ペットと同室での避難については、避難所内に飼い主以外の避難者とは隔離された生活環境を確保する必要があるなど、課題も多くあるため、まずはペットと一緒に避難することが可能な車中泊避難に係る先進的な事例も参考に、調査研究していくとともに、避難所における同行避難でのペット受け入れを促進し、ペットの飼い主等に対しては、在宅避難や車中泊を含む分散避難の周知を強化することで、ペットと飼い主が共に避難できる選択肢の充実に取り組んでまいります。
【かばさわ洋平議員】
次に、動物保護指導センターの建て替えについてです。先般、札幌市動物愛護センターを視察してきました。円形の木造建築で市民からも親しみやすく訪れやすいつくり、動物の譲渡においては職員による性格判断をカレーの甘さ辛さになぞらえて表記するなど、譲渡への独自努力も参考となるものでした。課題としては、頭飼育崩壊時には、収容数を上回る受入が必要な場合もあり、余裕を持った設計が必要とのアドバイスを受けたところです。
②令和10年度開設予定で若葉区高品町へ整備される(仮称)動物愛護センターは、譲渡促進のためのふれあい室の整備、動物福祉の向上、多頭飼育崩壊時も受入可能なように猫の収容頭数の拡充を求めてきましたが、整備内容について伺います。
【保健福祉局長答弁】
令和6年度に策定した整備基本計画に基づいて、譲渡促進を図るための馴化部屋の設置、ガラス越しに譲渡対象の猫を目にすることができる部屋をエントランスに配置するほか、収容環境の改善として、犬猫の収容スペースの分離や空調設備の設置などを行います。猫の収容頭数も拡充するとともに、多頭飼育問題や災害時対応など、近年多様化する課題にも対応可能な設計としております。
3、シニアカーの駐輪について
【かばさわ洋平議員】
シニアカーとは、高齢者や移動に不安がある方々を対象に設計された、免許不要の電動移動手段であり、高齢化に伴い市内での利用者も増加しています。先般、シニアカー利用者から、駅に駐輪できるようにしてほしいとの要望を受けました。本市では、新たに4月から浜野駅、新検見川駅の周辺にある市営駐輪場において、シニアカーの受入の実証実験を開始したとされています。
高齢者の移動手段として増加しているシニアカーにおいて、市内各駅の周辺にある市営駐輪場に駐輪スペースを確保するよう求めますが、実証実験の効果及び今後の拡充について伺います。
【建設局長答弁】
本年4月に実証実験を開始したため、現在は利用実態の把握に努めているところであり、効果検証については、今年度末を目途に行なうこととしております。今後の拡充については、実証実験の結果を基に、順次検討することとしております。
4、緑区の住みよいまちづくりについて
【かばさわ洋平議員】
下大和田町の産業用地整備におきましては、希少動物であるキツネが生息するなど環境省の生物多様性保全上重要な里地里山に指定されている下大和田谷津田の環境保全を議会質問で求めてきました。その後、開発計画における準備書においては、谷津田の環境の保全等に配慮するため、対象事業実施区域から谷津田の区域を除外されることになりました。市民意見に沿った対応は一定の評価ができるものですが、一方で谷津田の保全活動団体が谷津田への立入禁止とされ、むしろ谷津田が荒廃するということが起きていることに市民から懸念の声が高まっています。
下大和田町への76ヘクタールもの産業用地整備において、谷津田の区域が除外されましたが、市としては谷津田保全に向けて十分と考えるのか、準備書において周辺の緑地や環境保全を強く求めるべきではありませんか。また、谷津田保護団体を立入禁止とし谷津田の荒廃が進むことは、市の谷津田保全に関する考えと異なるため、指導改善を図るべきではありませんか。
【環境局長答弁】
事業者から提出された準備書について、環境影響評価条例に基づき、住民等の意見を募集するとともに公聴会を開催しており、現在は、環境影響評価審査会において、谷津田の保全の観点を含め、審議を行なっているところです。今後、審査会や住民等の意見を踏まえ、事業者に対し、環境保全の見地からの市長意見を発出することとしております。
【かばさわ洋平議員】
次に、誉田駅前線についてです。駅前周辺で用地取得し更地となった箇所において、安全に歩けるようにしてほしいとの声が複数届いています。
誉田駅前線の鎌取側歩道において安全に歩けるよう暫定歩道整備を求めるがどうか。また、土気側歩道における安全な歩道整備の早期実現を求めますが、今後の整備内容、整備スケジュールをお聞かせください。
【建設局長答弁】
土気側の歩道については、今年度、終点部となる市原市側の約130mを幅員約5mで整備する予定としており、残る区間については、埋設物の移設が完了したのちに行うこととしております。また、これまでと同様に、用地取得が完了した個所について、暫定の歩道整備を行なっていくこととしており、鎌取側の2か所の取得済用地について、来月末までに整備を予定しております。
【かばさわ洋平議員】
次に、生実本納線平面交差点について伺います。
市原市境の生実本納線の平面交差点については、交差点改良して新たな信号機設置をこれまでも求めてきましたが、市原市による用地取得の進捗状況、今後の交差点改良の見通しについてお聞かせください。
【建設局長答弁】
交差点改良に向け、現在進めている用地取得の準備が整ったのち、用地交渉に着手すると伺っております。
【かばさわ洋平議員】
次に、羽田空港行バスの復便について伺います。
鎌取駅・誉田駅・土気駅からの羽田空港行バスは3便がコロナ以降に運休とされてきましたが、市民から復便を求める声が届いているため、羽田空港便の復便に向けて、市からの働きかけと支援を求めますが、対応を伺います。
【都市局長答弁】
バス事業者からは、羽田空港から千葉駅方面への高速バスが相当数運行されていることや、運転手不足が続いていることから、現時点では復便は難しいと伺っておりますが、引き続き、事業者に地元の要望を伝えてまいります。
【かばさわ洋平議員】
次に、あすみが丘自動運転バスについてです。先ごろ、あすみが丘地域にてレベル2の自動運転バスの実証運行に試乗しました。低速ではあったものの、走行と停止などをシステムが制御する自動運転を体感し、技術の進化を感じたところです。
あすみが丘で自動運転バスの本格運行に向けたスケジュールについて伺います。また、万博EVバスが安全性で運行停止となったこともあり、本格運行に向けては安全性向上に向けた取組や事業者への車両購入補助が必要と考えるが見解を伺います。
【総合政策局長答弁】
国は令和9年度中に、全国100か所以上での自動運転移動サービスの実現を目標として掲げており、これを念頭に、先の実証走行により明らかとなった課題も踏まえ、引き続き、社会実装を目指して取り組みを進めてまいります。また、安全性向上に向けた取り組みについて、現行制度では、使用する車両により、各地域、各路線において個別に実証を重ね、技術検証など課題の整理を行う必要があることから、社会実装に向けて、更なる実証走行に取り組んでまいります。自動運転バスの車両購入が交通事業者に大きな負担となることは十分認識しており、国の補助制度等も活用した負担軽減が必要であると考えているところであり、九都県市首脳会議や本市の国の施策及び予算に対する重点要望で、国に要望を行なっているところです。
【かばさわ洋平議員】
次に、泉谷中学校の老朽化対策についてです。先般、市民相談を受け現地を視察するとPタイルが剥がれる箇所はじめ、音楽室や職員室では家庭用エアコンが2か所しかなく熱中症の被害が出ていると相談を受けました。
⑥泉谷中学校校舎は廊下の剝がれなど老朽化が進行しているため、早急な修繕、大規模改造工事の実施を求めますが、今後の対応についてお聞かせください。また、今年度、体育館へのエアコン設置工事予定と承知していますが、音楽室と職員室においては家庭用エアコンで熱中症被害が出ているため、1日も早くエアコン工事を実施するよう求めます。お答えください。
【教育次長答弁】
泉谷中学校では、今年度、屋内運動場の改修を予定しており、校舎については、今後限られた予算の中で優先順位を踏まえながら検討を進めてまいります。なお、各諸室の冷暖房設備は、必要に応じて増設等の対応を図ってまいります。
【かばさわ洋平議員】
次に、おゆみ野地域への葬祭場建設計画についてです。家族葬などニーズの高まりも受け、市内への葬祭場の建設届出は令和7年度には9件にも及ぶなど、近年増加傾向です。そうしたなか、「おゆみ野地域に新たに3か所もの建設計画が持ち上がり、多くの住民からなぜ3か所もつくるの?」説明会では責任者の出席がなく持ち帰るとの返答で納得できるものではないなど、様々な声が届いています。
おゆみ野地域での3か所の葬祭場建設において地元説明会の開催状況、参加者数、反対署名提出状況をお示しください。
【都市局長答弁】
地元説明会は、計画されている施設ごとに2回ずつ実施したとの報告を、それぞれの事業者から受けております。説明会には、少ない場合で7名程度、多い場合では50名程度の参加があったと聞いております。なお、反対署名については、1つの施設について署名を受け取ったとの報告を事業者から受けております。
【かばさわ洋平議員】
おゆみ野中央3丁目地区の住民から、反対署名が284筆、自治会の世帯数では75%にも及ぶ世帯が反対の意を表明しています。2回開催された説明会では、質問に対して「持ち帰る」という回答が多く、住民の理解が進んでいるとはいえない事態です。自治会の約8割に及ぶ住民反対の意思をどのように受け止めているのか、2回の説明会で住民理解は得られたと考えるのかどうか、本市の見解を伺います。
【都市局長答弁】
当地区の計画に対し、反対の意思を示されている住民の方々がいることは認識しております。説明会ではご意見やご質問があったと報告を受けており、引き続き事業者による丁寧な説明が必要であると考えております。
【かばさわ洋平議員】
先般、葬祭場の指導要綱が先進的である荒川区を視察しました。葬祭場建設に伴う指導要綱では、事前協議段階で自治会への説明等図ることや地元との協定締結なども要綱に盛り込んでおり、要綱改定以降、平成7年以降の葬祭場の建設は0件とのことでした。千葉市の要綱では、半径100メートルへ「戸別訪問又は説明会のどちらかの方法で説明」「不在の場合は、3回以上訪問してなお不在の場合は、資料を投函する」としているため、自治会等が説明会を要望しないと開催されないこと、そもそも戸別訪問での説明では住民の意見反映が十分に図られないことは重大な問題で早急な改善が必要です。今後、家族葬ニーズが高まるなか、市内全域での葬祭場建設に伴う紛争やトラブルを防ぐための実効性ある対応が必要であり、本市の住環境保全上、今後重要な課題となるため、神谷市長に伺います。
おゆみ野地域への3か所の葬祭場計画には住民から反対の声も多く、また説明会でも住民理解が図られていないため、事業者へ計画地変更含め、住民に寄り添った対応を図るよう指導すべきと考えますが見解をお聞かせください。また、葬祭場の事前計画段階で自治会や住民説明会を開催するなど、荒川区のように適切に住民理解を図るよう指導要綱改正の検討を求めますが、いかがですか。
【都市局長答弁】
事業者に対しては、本市への事前相談の段階から、要綱に基づき、住民へ個別説明を行なった上で、要望があれば説明会を開催するよう求めるなどしてきたところであり、引き続き周辺住民の理解が得られるような丁寧な対応を行うことを指導してまいります。また、要綱を直ちに見直す予定はございませんが、他自治体の事例も参考にしながら、事前計画段階における地域への情報提供や住民説明のあり方等について研究してまいります。
5、企業立地と賃上げについて
【かばさわ洋平議員】
企業立地予算は平成24年に1億円だったものが、令和7年度には21億円となるなど、予算があまりに企業立地にだけ偏重している問題をこれまでも指摘し予算見直しを求めてきました。令和6年度の企業立地の補助金の交付企業数は135社にも及ぶ一方で、法人市民税の納税義務者は令和4年度から5年度にかけて633社となるなど、企業立地補助金がなくとも、本市では毎年多数の企業立地が進み、雇用効果、税収効果が及んでおり、支援なしの事業者との格差を考えても是正が必要であります。
企業立地予算だけが右肩上がりで21億円も血税を投入することは限られた予算配分において見直しが必要と議会で繰り返し求めてきましたが、企業立地補助金の補助額や補助期間をどのように見直したのか、予算削減効果含めてお示しください。
【経済農政局長答弁】
雇用創出や税源涵養の観点から企業立地を推進していますが、補助制度については毎年度見直しを行なっております。主な見直し内容としては、千葉県の補助制度が充実してきたことなどを踏まえ、固定資産税や法人市民税など、税に係る補助期間を1年間短縮いたしました。また、コロナ禍後、一時的に要件を緩和してまいりました、土地・建物を含まない機械設備のみの投資への補助を廃止しました。予算への影響額は、過去の傾向から機械的に試算すると、令和10年度に約3億円、12年度以降には年間7億円程度の減となりますが、実際は、企業の立地件数や投資内容、業績動向など様々な要因によって変動するため、あくまで試算値であります。今後も、雇用創出及び税源涵養の効果を目指し、県の補助制度も活用しながら、企業誘致に努めてまいります。
【かばさわ洋平議員】
物価上昇が続くなか、事業者による収益力向上と賃上げの実現に向けた取組の重要性が一層高まっています。仙台市では、正社員の平均賃金を引き上げた事業者に対し、その引上げ割合に応じて設備投資に係る補助金最大300万円を支給し、賃上げに向けた環境整備を支援しています。
中小事業者の収益力向上と賃上げ実現のために、賃上げを実施した事業者に対して、収益向上の係る設備投資資金を支給する仙台市のような賃上げと生産性向上の設備投資をセットにした実効性ある施策展開の検討を求めるがどうか。
【経済農政局長答弁】
本市では、企業の収益力を高めることが、持続的な賃上げ原資の確保につながるとの考えのもと、中小企業の前向きかつ積極的な生産性向上に向けた設備投資を促しており、補助金申請の際に賃上げ要件を付しておりません。引き続き、市内企業のニーズを把握するとともに、国の支援制度をはじめ、他自治体での取り組み事例について情報収集してまいります。







