長引く避難生活を送る被災者に寄り添った支援を!かばさわ洋平議員の千葉豪雨補正予算 討論〔2026年第3回定例会〕

かばさわ洋平議員の千葉豪雨補正予算 討論 206.9.17
会派を代表しまして、議案第141号~145号、令和8年8月千葉豪雨に伴う被害状況災害復旧事業等に係る補正予算について、賛成の立場で討論を行います。
はじめに、この度の豪雨により、本市では6人の尊い命が失われ、現時点で1,300棟を超える床上浸水など、多くの市民が被災されました。改めて、被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。また、発災後から救援活動から、復旧活動に取組まれている本市職員はじめ、全ての関係者の皆様に心からの感謝を申し上げます。
このたびの8月豪雨では、本市に全国で初めて「レベル5大雨特別警報」が発表され、市内では複数の観測地点で1時間雨量が100ミリを超え、 緑区では最大135ミリの記録的な豪雨により、9月16日時点で、河川氾濫、内水氾濫による床上浸水被害が、1,300棟を超えていること、がけ崩れが200箇所など、かつてない甚大な被害が発生しました。他にも、アンダーパスによる冠水による多数の被災車両、鉄道の運休に伴う帰宅困難者、マンションの地下電気設備等の浸水など、都市型内水氾濫のリスクが表面化しました。
発災直後から、我々日本共産党千葉市議団は被災地へ入り、被災者から多数の要望を受け止め、3度に渡り市長宛に要望書を提出し、対策の強化を求めてきました。会派としても要望してきた、市営住宅の提供拡充、賃貸型応急住宅の供与が展開されたこと、また被災者への自動車貸出支援、浸水被災住宅へ乾燥用送風機の貸出支援、宅地への土砂流入の相談窓口の開設とボランティアによる土砂搬出支援など、これまでにない施策を展開したことにおいては評価するものであります。
さて、この度編成された災害復旧補正予算は216億円と令和元年台風大雨被害の復旧予算54億円と比較すると、約4倍の規模となっています。とりわけ予算額が大きいのは、約76億円が措置される道路橋りょう施設災害復旧であります。若葉区の宮田橋においては、深刻な被害となっており早期復旧を求めます。また、生実本納線の越智町部分や千葉大網線の小食土町部分においては、復旧が長期化する見通しであり、旧千葉外房有料道路の生実本納線及び大網街道は近隣市含め非常に重要な道路であるため、今後の豪雨により通行止めとならぬよう強靭化と早期の全面開通を強く要望するものであります。
次に、がけ崩れへの対応でありますが、急傾斜地事業においては、40億円と多額の予算が計上されています。今回、激甚災害に伴う「災害関連地域防災がけ崩れ対策事業」の対象となり得る箇所は最大で23箇所と見込んでいるとのことであり、今後の秋台風等で被害が拡大しないよう、速やかな執行を要望するものです。また、新たに立ち上げた「千葉豪雨による宅地への土砂流入の相談窓口」への相談は、 9月15日時点で70件とのことであります。民地に流入した土砂撤去について、市民からのSOSの声は、発災後1か月経過した今でも我々のもとに寄せられており、民地であっても市原市のように土砂撤去を行政支援として速やかに行うよう対策の強化を求めるものであります。
次に、下水道施設の調整池の災害復旧ですが、千葉豪雨により溢れて周 辺住戸棟への浸水被害があった調整池は、土気東2号調整池と坂月第1調整池になります。 被災したフェンスの復旧を行うことは勿論のこと、土気東2号調整池と坂月第1調整池調整池の貯留能力については、今後速やかに検討して、能力向上を図る対策を求めておきます。
次に、市有施設の復旧についてです。市民会館の利用者からはエレベーターの復旧要望が複数届いていため、市民会館をご利用される市民の利便性確保のためにも速やかな復旧を要望します。
次に、通学路への対応についてです。現在も通学路の迂回が必要な学校は、宮崎小、越智小、誉田中、越智中の4校もあり、復旧の見通しは、早いところで年内、長いところでは1年以上を要する見込みです。子ども達が安全に登下校できるよう、1日でも早い復旧をお願いするものです。
次に、被災者向けの住宅支援についてです。9月15日時点での被害認定状況は、全壊9件、半壊等は1,167件となっております。 なお、賃貸型応急住宅は、相談件数が 113件、市営住宅の提供は、相談92件、申請30件、さらには、住宅の応急修理に関しては、相談604件、申請26件と多くの市民からの相談申請が寄せられています。住宅の応急修理については、浸水した被害の多いエアコンは対象外な一方で、給湯器については対象となっています。応急修理事業の何が支援対象になるのか含め、被災者は詳しい情報を求めています。高齢者やデジタルに不向きな市民の皆様にも、わかりやすい情報発信に一層努めていただくよう要望しておきます。
最後に、避難者への支援について申し上げます。9月15日時点で市が開設した公民館等へ、13名も市民が避難生活を続けています。中央区の子ども交流館で開設された避難所では、水循環型シャワーシステムを1か所配備したものの、公民館には配備すらされておりません。今後は長期化する避難所には適切に配備していただくようお願いしたいと思います。
さらには昨日、誉田公民館に身を寄せる被災者から相談を受け対話しました。市の職員が親身に対応してくれていることに感謝の声があった一方で、9月に入ってからは食事の提供がなくなったため、「2食に減らしている、従前どおり支給してほしい」、または「カセットコンロなど調理できる環境を配慮してほしい」など要望を受けました。無論、キッチンカーによる温かい手作りの食事提供に関しては、無限に提供できるものではないものと理解しますが、全国からの義援金も寄せられていることからそうした財源も活用しながら、長引く避難生活を送っている被災者にもう少し寄り添った親身な対応をお願いししたく重ねて強く要望するものであります。
現時点では当局としても、被災状況を全面的に把握できていない面もあろうかと思います。今後も被災状況を適切に把握し、追加の補正予算を編成して、復旧や生活再建につなげていくよう求めるものです。我々議員もできる限り、被災者からの相談や現場の声を聞き、必要な支援制度につなげていけるよう橋渡しをするなど、1日も早く被災された皆様が元の生活に戻れるよう努力していくことをお誓い申し上げ、日本共産党千葉市議団を代表しての討論と致します。







