再生土の埋め立て規制を! 吉田まさよし議員が条例提案[2018年第2回定例会]
千葉市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例の提案理由説明を吉田まさよし議員が行ないました。

発議第 4 号 千葉市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例の提案理由の説明を行います。
建設汚泥その他の産業廃棄物を中間処理施設において中間処理をおこない有用な資材として再生した物の埋立て等を条例の規制に規制対象にするための条例の一部を改正するものです。
再生土について環境省は平成18年7月4日「建設汚泥の再生利用指定制度の運用における考え方について」の技術的な助言として「適正な建設汚泥の再生利用の促進を期待している」としています。
そして千葉県はすでに平成28年9月15日では再生土の埋立等に関わる行政指針を定めています。しかし強制力や罰則がないため基準を守らない業者や届け出をしない業者が大きな問題となっています。
そうしたなか、県内では再生土の埋め立て工事で悪臭・地下水汚染などの環境破壊が起こり、住民との間でトラブルが発生をしています。環境を守るために県内ではすでに17もの市町村が独自の規制条例を制定しています。
千葉市でも速やかに条例を制定して自然環境や生活環境を保全して災害の発生を未然に防止し、住民の健康と快適な生活を保障しようとするものです。
再生土の独自の条例制定も考えられますが検討した結果、急いで条例の制定をするために「千葉市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例のなかに「再生土に関わる項目」を加えて規制を図るものです。
千葉県も条例化の検討を協議中と聞いていますが先行きが不透明です。千葉市が独自に条例化を急ぐことが緊急に必要です。
地域環境は汚染が明らかになっては遅いのです。環境破壊の未然防止にために「再生土」への規制を強化する条例提案へのご賛同のお願い申し上げて提案理由の説明を終わります。