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日本共産党東京都議会議員団

千葉市介護保険苦情調整委員会を設置することを求める条例提案!〔2019年第2回定例会〕

 

発議第6号 ・千葉市介護保険条例の一部を改正する条例の提案理由の説明を行います。
 今回の条例提案は、千葉市介護保険苦情調整委員会を設置することにより、介護サービスへの苦情を迅速に処理し、適正な介護保険事務の執行を図るため、千葉市介護保険条例の一部を改正しようとするものです。
 2000年に介護保険制度がスタートし、現在では、団塊の世代がすべて75歳以上となる2025年に向け、医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が包括的に確保される「地域包括ケアシステム」の構築が進められています。
これまで、介護サービスの内容やあり方などについて議論が重ねられ、サービスの向上が図られてきましたが、苦情や相談は多岐にわたり、未だ十分とは言えません。
 本年3月には、介護現場で働く人を対象にした厚生労働省の調査において、サービス利用者からセクハラや身体・精神的暴力のハラスメント被害を受けた介護職員は半数に上がることが明らかになりました。利用者の家族からの被害も17%あるとされており、介護現場における被害は極めて深刻です。
 この問題は、介護現場での労働組合の利用者・家族による介護職員の実態調査でも指摘されてきました。
介護を続けるためには、介護職も介護しやすい環境が必要であり、利用者及び家族もそのことを理解しなければなりません。
介護は社会福祉の1つの分野であり高齢期における国民の権利と尊厳を公的に保障する行為です。その点から、介護の利用者と提供者は、共同の立場で未来に向けて社会福祉を充実させていかねばなりません。
  
 介護サービス利用者とその家族及び介護サービス提供者が、共同でより良い介護保険制度にするために、苦情を調整するシステムが必要です。様々なケースを積み重ねて教訓を導き、千葉市において喜ばれる介護保険制度へ少しでも進化させようではありませんか。
「介護サービス利用者とその家族の尊厳ある生活をつくりあげ、介護職にも一人の人間として尊厳が認められる」よう、介護保険の充実を求める条例提案です。

議場の皆さんのご賛同を求めて提案理由の説明を終わります。

 

 

千葉市介護保険条例の一部を改正する条例

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