ふくなが議員の議案質疑に対する答弁概要

【経済農政局長】

 ▽ 都市近郊の農業と住宅地の混在化を防止し、調和の取れた発展をめざす。都市近郊農業の生産基盤整備と一体的な良好な環境の住宅用地を創出する。全国では12地区で実施され、新庄市や松本市など8地区が完成している。
 ▽ 当初は、S63年からH6年の期間で、事業費は900億100万円だった。それが、国の予算措置状況と事業計画の変更手続きに時間がかかり、H13年度まで延伸された。また、事業費が14億7,000万円へと5億6,900万円の増額になったが、理由は用水路整備の延長など事業量の増加によるものだ。
 ▽ この事業の評価は、生産条件のよい水田が造成され、汎用化が図られ麦・大豆等の栽培が可能となる。また、稲作栽培の省力化で収量の安定と生産コストの削減が図られる。
 ▽ 中央卸売市場特別高圧変電所改修工事の必要性については、設置後23年が経過し老朽化している。事故の未然防止と電力の安定供給をはかるものである。
 ▽ 設置されるのは、最新の保安装置を組み込んだもので、停電時の復旧時間が10分の1に短縮でき、生鮮食品の供給に寄与できるものだ。耐用年数は30年を予定している。
 ▽ 工事期間と費用については、H18年度までで、約20億円予定している。

【財政局長】

 ▽ これまで、基準価格ぎりぎりの落札はH10年に落札率79.76%、H11年に66.85%というのがあった。3億円以上の契約では基準価格を下回った例はない。
 ▽ 入札の価格に大きな差が出るのは、各入札参加者が設計図・仕様書等に基づき、各企業の判断で諸経費や独自の利益率等を勘案し、綿密に見積もった結果だと考える。

【都市局長】

 ▽ 今回の入札の工事は、鉄骨造り2階建て一部3階建ての自転車駐車場新築の一般的なものだ。
 ▽ 工事の精度、労務費・労働条件については、設計図・仕様書・建築工事管理指針に基づいた監督業務・現場定例会議・部材選定等の協議を重ね品質確保を図っている。また、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づき、業者から提出される施工体制台帳を確認し指導している。
 ▽ 落札率が66%だったのは、長年培ったノウハウを生かした企業努力によるものと聞いている。

【建設局長】

 ▽ 蘇我町線事業を委託契約する理由は、協議した結果、工事の安全管理を図るため、JR東日本及び京葉臨海鉄道に委託した。
 ▽ これまでも、美浜長作町線の鉄道交差部をJR東日本等と協定を結び実施している。
 ▽ 決められた設計単価で積算されており、適正な工事金額だと考えている。