木田議員の一般質問に対する答弁概要

【保健福祉局長】

 ▽ 仙台市など6市はS48年から、札幌市はS55年、京都・大阪市H5年、川崎・横浜市H7年から実施している。市独自の実施は、札幌市・大阪市だ。
 ▽ 現在、1,400の医療機関に制度紹介のリーフやパンフを配布し、出生届時に案内して利用いただいている。
 ▽ しかし、現物給付方式は子育て支援策の有効な方策だと認識している。「5か年計画」で検討・実施を位置づけている。
 ▽ 千葉県も現物給付を始め、給付方法の検討がされている。千葉市はその動向を見守り、早く実現できるようにしたい。
 ▽ 国民健康保険団体連合会が県内統一方式を求めている。市としても難しい課題があるため県内統一方式が望ましいと考えている。
 ▽ 政令市の中では、4才未満児まで助成している都市はない。千葉市の現状では無理だ。
▽ 「ちびっこ園」の調査内容は、同一の乳幼児用ベッドに2人以上寝かせていないか。案円が確保されているかについてだ。
 ▽ 結果は、安全確保では特に問題はなかったが、午後8時以降の保育者が1名だけのところがあり、改善を指導した。常時2名以上確保するとの回答を得た。 
 ▽ 事故防止へ、施設の安全確保に問題がないか適切に調査し、必要に応じて指導監督を行なう。
 ▽ 認可外保育施設への支援については、認可保育所の補完的役割を担っており必要な支援は必要だ。「5か年計画」で指導及び助成のあり方を検討することになっている。
 ▽ 国は待機児童の解消に柔軟に対応するため、規制緩和を行った。しかし、設置主体がどこであれ、認可保育所は児童福祉法上の規制がある。また、国や地方公共団体の運営費負担が行なわれるなど変わりがない。今後とも、国の示す保育所設置の指針に沿って対応していく。
 ▽ 千葉市の待機児童はH12年4月199人、7月269人、10月380人、今年1月560人、3月595人となっている。区別の待機児童は、6月現在で中央区33人、花見川区7人、稲毛区10人、若葉区14人、緑区58人、美浜区47人、合計169人だ。昨年同時期と比べ76人減少している。
 ▽ H12年に国の少子化対策臨時特例交付金を活用し、市立保育所7か所の増改築を行った。他に誉田保育所の増改築で合計175人の定員増を図った。これに対応して正規職員68人から79人へ11人増やした。非常勤職員も10人から20人へ10人増やした。私立保育所でも国の交付金で増改築したところでは正規職員7人、非常勤職員5人増やしている。今後とも、地域の状況等を踏まえ、計画的整備を行なう。

【都市局長】

 ▽ 中央港地区区画整理事業は代替地確保など各地権者の移転計画の遅れから、H24年3月完了予定だ。当初計画より7年伸びている。駅前広場の都市計画変更で1,800u削減された。地価は約7億3,000万円。残りは仮換地用地と保留地に予定している。駅前広場の整備費は1億6,000万円だ。千葉みなと駅のH32年の1日あたりの利用人数は約11万人と予測している。その根拠は、駅勢圏内の土地利用、用途地域の容積率に基づき用途別床面積を想定して、発生する駅利用者を算定した。
 現在の保留地の処分予定価格は1u約78万円だ。この事業への市の補助金は、H12年度末で約113億円となっている。都心の機能強化や市民への親水空間の提供を目指し、引き続き事業を促進していく。

【市民局長】

 ▽ 男女共同参画推進員の構成員は、各局から推薦を受けながら女性を積極的に登用したい。各種審議会への助成の参画状況はH12年度は目標値25%に対し20.4%で及ばなかった。理由は、推薦する団体の中に女性が少ないのも一因だ。女性登用の目標値30%は10年計画だが、今後5年目で見直しを行なう。
 ▽ 公務委員住宅周辺の防犯対策について、防犯街灯の維持管理に要する経費に補助金を交付している。H12年度末で108灯から112灯へ4灯増やした。また、千葉西警察にパトロールをお願いしている。「関東財務局千葉事務所」は空き部屋状況でベニヤ板を打ち付けたり、無人の棟にはブロックごとにフェンスを設置するなどの防犯対策を考えているとのことだ。万全を期すよう要望していく。

【総務局長】

 ▽ 審議会への女性の参画を促進するため公募をとのことだが、公募制にふさわしい付属機関等は導入したい。公募がなじまないのは、結核審査協議会など専門的な知識を必要とするものや利害関係を調整するもの、不服申し立てに対する審査を行うものなどだ。

【企画調整局長】

 ▽ 公務員住宅について、国は宿舎廃止後、他の宿舎整備の財源確保のため売却処分する。次期はH18年以降と聞いている。千葉市としては、この用地を利用する計画はない。美浜区内にある企業庁未利用地を含め、市民要望等も把握しながら総合的に検討が必要と考える。

【建設局長】

 ▽ 歩道の照明について、千葉市のように地元町内会が設置している市は政令市で3市。市が主体に設置しているのは8市ある。
 ▽ 道路照明の費用は、電柱を利用する場合1基あたり40万円。独立して設置する場合は90万円だ。美浜区打瀬地区は幕張新都心にふさわしいデザインのため高価になっている。
 ▽ 防犯灯の費用負担について、必要なところは検討していきたい。