ゆうき房江議員が行なった議案質疑

 9月13日(木)

はじめに

 ハイジャックされた複数の民間航空機が11日、ニューヨークの世界貿易センタービルや、ワシントン郊外の国防総省などに突入し、多数の人々を殺傷した事件は史上例を見ない野蛮な大規模なテロであります。日本共産党が一貫して厳しく批判してきたように、人命を無差別に奪うテロはいかなる理由や背景があろうとも、絶対に許されない卑劣な犯罪行為であります。
 日本共産党は、今回のテロ事件を国際正義と人道の名において、強い怒りを込めて糾弾するものです。テロの犠牲となった多くの人々とそのご家族のみなさんに心から哀悼の意を表すると共に、多くの負傷者と救命活動に携わっておられる関係者の方々に心からお見舞いを申し上げます。わが党は、事件の真相の解明とともに、テロの根絶をめざし、軍事力による制裁・報復ではなく、法と理性に基づいて問題の解決が図られることを求めるものです。

エンゼルヘルパー事業とファミリーサポートセンター運営事業について

 議案質疑を行ないます。
 まず、議案85号からうかがいます。
 第1は、児童福祉総務費のうち、エンゼルヘルパー事業費とファミリーサポートセンター運営事業費についてです。
 子育て支援事業の一環としていますが、この2つの事業は、国の指導のもとで行なわれるものなのかうかがいます。
 対象者はどの位と見込んでいるのか。事業ごとにお答えてください。
 運営主体はどこなのかもお答えください。
 他の都市での実施状況について。また、千葉市が参考にした都市があればうかがいます。
 どのような成果を期待しておられるのかうかがいます。

高齢者予防接種事業について

 第2は、予防費のうち高齢者予防接種事業費についてです。
 私たちは 年前、インフルエンザが流行したとき、予防接種を施設に入所している高齢者や在宅の高齢者に、無料または補助して希望する人全員が受けられるよう要望しました。当時、予防接種は2回必要とされ、値段も高く、お金がかかるため接種をしたくても出来ず、亡くなるという事態も起こりました。このような悲しいことはなくすべきだと考えておりました。そこでうかがいます。
 この事業の対象者は、どの位おられるのでしょうか。
1000円必要な人は何人位でしょうか。なぜ全員無料にしないのか、うかがいます。
 あってはならない事ですが、ワクチン接種の事故が起こった場合の対処はどうするのかうかがいます。

モノレール事業について

 第3は、土木費のなかのモノレール事業についてです。
 橋梁維持事業費と千葉モノレール(株)経営安定対策事業費とに分れていまして、合計で6億円の補正予算です。その内訳は、塗装に1億円、経営安定対策に5億円となっています。
 そこでうかがいます。
 維持管理として塗装事業が行なわれていますが、今回の1億円と、すでに予算されている1億円、県の予算を合わせると3億円になるが、どの位進むのかうかがいます。また、これまでにどこまで進んだのか明らかにしてください。
 塗装事業は、どのように発注しているのか、具体的にお答えください。
 経営安定のための無利子での貸付は、今回は5億円ですが、これまで貸し付けた合計金額と、今回貸し付けた必要をうかがいます。また、いつまで行なうのかもうかがいます。

千葉中央港地区区画整理事業について

 第4は、千葉中央港地区区画整理事業費についてであります。
 公団が行なう地盤改良などに、2億7,800万円を補助するとのことです。
 そこでうかがいます。
 今回の地盤改良で事業はどの位進むのか、うかがいます。
 地権者のうち、3社が帰ってくるといわれていますが、いつなのかうかがいます。
 総事業費553億円のうち、千葉市は162億円負担することになっていますが、今回の補正でいくらになるのか。

介護保険事業特別会計補正予算について

 次に、議案第88号 介護保険事業特別会計補正予算についてうかがいます。
 基金に10億3,690万円積み立て、5億4,025万円を償還するものですが、その理由をまず明らかにしてください。
 また、今年度はこれらがどう改善されたのかうかがいます。

千葉駅西口地区市街地再開発について

 次は、議案90号、千葉駅西口地区市街地再開発についてうかがいます。
 3億3,090万円で用地買収を行うものです。このうち市債は2億6,300万円です。
 そこでうかがいます。
 今回の用地買収は1平米あたりいくらなのか。一番高かった時はいくらだったのかもお答えください。
 また、今回買収した土地は、何に使うのか。
 買収予定地はあとどの位あるのか。それを買収するための金額を明らかにして下さい。
 当初残る予定の人たちは、どう変化しているのかうかがいます。
 市債が増え続けていると思いますが、金額を明らかにしてください。

千葉市民会館設の置管理条例と工事請負契約について

 次に、議案95号 議案103号 千葉市民会館設の置管理条例と工事請負契約についてうかがいます。
 耐震補強等改修工事のため1年間閉館となりますが、市民会館が閉館中の手立てはどう考えているのかうかがいます。
 耐震補強工事とその他の改修工事の主な内容をお聞かせください。バリアフリーはどのような内容なのか。リニューアルは考えているのかうかがいます。
 この改修工事で、あと何年使用可能となるのかうかがいます。

福祉作業所を小規模授産施設に改めることについて

 次に、97号は、福祉作業所を法に基づく小規模授産施設に改められるものです。
 社会福祉事業法の一部改正に伴う改正ですが、
 小規模授産施設として位置付けられる条件をうかがいます。
小規模授産施設として位置付けられたわけですので、当然国からの補助金がつくと思われますが、いくらになるのか。また、運営費は増えるのかもうかがいます。
 これまでは、市単独事業でしたので、その分財源が浮くことになりますが、新たな小規模授産施設をつくる考えがあるのかどうかうかがいます。
 現在、ワークホームや精神障害者の施設は大変ご苦労されています。これらは小規模授産施設として位置付けられないのか、うかがいます。

千葉市新港経済振興地区建築条例の制定について

 次に、議案100号 千葉市新港経済振興地区建築条例の制定についてうかがいます。
 当該地は準工業地区でしたが、マンションなど建設されませんでした。その理由をうかがいます。そして、今回この条例を制定するまでの経過を明らかにして頂きたい。
 このような条例は、他都市にあるのでしょうか。あればお示しください。
 経済振興地区にするとのことですが、その中身はどんなものかうかがいます。また、その実効性についてもうかがいます。
 現在、市内のあちこちで高層マンションの建設が予定されています。近隣の住民に、日照はじめ環境悪化の影響を与えかねないものが多いのですが、これらには、どう対応するのかうかがいます。

千葉市斎場火葬炉設備工事について

 次は、議案104号千葉市斎場火葬炉設備工事についてうかがいます。
 葬炉設備工事の業者選定の基準をうかがいます。また、炉の数は当初22基といわれていましたが、16基にした理由。燃料はなにを使用するのかうかがいます。
 環境対策はどの様になっているのかうかがいます。
 葬祭場全体の予算はどのくらいになるのか、
国からの補助はあるのかうかがいます。
 住民のみなさんとの合意は十分図られているのかうかがいます。

緑区いきいきプラザ新築工事について

 次は、議案105号 緑区いきいきプラザ新築工事について伺います。
 現地を見せて頂きました。大変広い用地でパースを見ましたが建物も立派です。そこで伺います。
 この土地を選んだ理由と用地費はいくらだったのか伺います。
 高齢者はお風呂を大変楽しみにしています。お風呂の広さは、他のいきいきプラザと比べてどうなのか。
 交通の問題です。緑区の中心に位置していますが、便利な場所とは思えません。バスの停留所をつくったり、巡回バスを回すことが求められていると思いますが、お答えください。
 高齢者の健康を保つ役割をはたすための事業を、もっと進めるべきですがいかがでしょうか。

新港新清掃工場熱供給設備工事について

 次に、議案106号 新港新清掃工場熱供給設備工事についてです。
 新港新清掃工場の建設については、これまでいろいろな経過がありました。
 熱供給もそのひとつです。今回3事業所に供給するための設備工事であります。
 そこで伺います。
 今回の工事ができる業者は市内に何社あるのでしょうか。また、共同企業体の割合とこれまでの実績をうかがいます。
 熱供給は3事業者にされますが、受ける側の設備はどのくらいかかり、誰の負担か。また、供給される熱量は有料なのか。その場合の料金はいくらになるのか。うかがいます。
 県がつくる余熱利用施設は、現在どうなっているのか伺います。当初の約束がどうだったのか。市としての見解も含めお答えください。

工事請負契約について

 最後に、議案103号から106号、109号、110号の契約について伺います。
 6件の工事請負契約のうち、104号の斎場会館の火葬炉設備工事は最低制限価格制度で行われ、86.84%の落札率でしたが、あとはどれも90%を越えております。一番低くて96.98%、高いのは99.24%にもなります。そこで伺います。
 なぜこんなに落札率が高いのか、その理由をうかがいます。
 105号、110号は、入札価格が非常に接近しています。そして、高い値段で落札されていますが、これをどう考えるのかうかがいます。
 4つの建築工事では、同じ8月17日の入札に10事業者が全部に参加しています。3つの入札に参加している事業者もあります。これらの事業者が落札しています。これらはなにを意味するのでしょうか。見解を伺います。
 104号は、最低制限価格制度を導入されています。そして、落札率は86.84%で、最低制限価格との差額は13万7000円です。この制度をすべての入札に導入できないのか。伺います。