中村きみえ議員の総括質問

2002年3月12日

1、青葉病院建設について伺います。

 青葉病院は2003年5月にオープン予定で工事が進められています。診療科目も現在の13科から皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科が新設され、ベッドは現在の272床から108床増加し、380床になります。また免震構造で、災害拠点病院となり、老人性痴呆疾患センターの設置、緩和ケア病床や在宅支援ベッドの増床や電子カルテの導入が予定されています。市民の利用ニーズにあった病院になることを願い質問いたします。
 第1は青葉病院の公立病院としての基本理念と果たす役割について伺います。
 第2は病院建設にあたり市民の声をどのように反映してきたのかうかがいます。
 第3は海浜病院との連携、業務の分担はどのようになっているのか。
 第4は地域医療とのかかわりで休日夜間診療の展開について伺います。
 第5は診療内容について伺います。
 その1は女性専用外来の創設についてです。男性の医師に話しにくい女性特有のデリケートな内容の相談に答えられる女性専門外来の設置を求めます。
その2は、小児科医療の充実についてです。
 子どもの病気は急を要す場合の見極めが大切です。広島市では新年度予算から市立舟入病院が小児医療を24時間365日の体制で診療を開始します。千葉市も小児の受け皿を拡大することが必要です。見解を伺います。
 その3は、子どもの病気は受診するかどうか判断に迷う場合もあります。気軽に電話相談が出来るような窓口を設けることを求めます。
 第6は施設について伺います。
 その1は、バリアフリーの対策はどうなっているのか伺います。
 その2は、駐車場について伺います。359台整備の予定ですがこれで十分なのか伺います。また、外来患者さんなどは無料にすべきですが。2点伺います。
 その3は、院内保育所について伺います。青葉病院内に保育所を設置し、勤務体系にあう利用しやすいものにすべきですが見解を伺います。
 その4はインフォームドコンセント、カルテ開示、セカンドオピニオンについてはどうなっているのか伺います。

2、看護師確保について

 現在、市内の病院診療所で看護師不足が指摘されて経営者は看護師確保に困っていると伺っています。千葉県内ではこの2年間で、5校の看護学校を廃校にし、看護師確保が難しくなっています。看護師を確保していく上での千葉市の役割について質問します。
 第1に、看護学校の建設について伺います。
 千葉市看護師養成施設整備計画で看護学校の形態とし、将来的に短大化の方向が打ち出されています。4年生大学の流れに逆行していますが、看護師確保は急がれており、私たち党議員団は看護師施設の設置を長年要望してきました。建設を急ぐことを強く要望します。そこで伺います。
 その1は、進捗状況についてです。
 4年前から準備をしないと開設できないと答申では述べています。具体的な進捗状況とスケジュールを伺います。
 その2は、准看護師から正看護師への養成についてどう考えているのか伺います。
 その3は、運営のあり方についてです。
 看護学校の設置主体は、県都千葉市として職員の身分も公共性を確保し、低額の授業料で運営するために直営方式を求めます。
 第2は、看護師確保についてです。
 計画では、「市内における看護師等需要を満たすためには、新卒就業者と共に再就職者の確保にも取り組んでいく必要がある」と述べています。
 看護師の結婚、妊娠、出産に伴って退職する場合が多く、M字型のラインは千葉市は全国より低く、子育て世代が仕事復帰していないという結果が出ています。結婚して子育てしながら働くことが出来る環境を整えることが必要です。そのためにも、院内保育所を市内の病院に設置し補助金を出すようにすべきです。見解を伺います。

3、子育て支援について

 地域で支える子育て基盤が弱くなり、行政の果たす役割がますます重要になっています。
 児童の虐待数は96年と比べて5年で6.7倍に急増し就学前の児童に被害が出る傾向があります。千葉市児童虐待及びDV防止連絡協議会が2月に設置されました。今、おこっている問題に対応するための施策がされているのか。就学前にどんな子育てをするのか。親たちを受け止めてくれる知識を普及することが必要だと思います。
 第1に児童の虐待について伺います。
 児童虐待の防止に関する法律では第5条に児童虐待の早期発見について「学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、保健婦、弁護士、その他の児童福祉に職務上関係のある者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の早期発見に努めなければならない。」と述べています。ここでいう児童福祉施設の職種として、保育士や学童保育指導員・教員なども含めて市としてどのような研修がされているのでしょうか。知識の啓蒙、普及活動をすることが必要ですが現状はどうなっているでしょうか、伺います。
 第2は、地域子育て支援センターについて伺います。
 中央区・若葉区とともに、この4月から美浜区で開設します。
 新年度予算に入っていない花見川区、稲毛区、緑区への対応はどうするのか伺います。
 第3は、こどもが病気のときの援助について伺います。
 1つに、一時保育についてです。2002年度に2カ所増設されます。
 お子さんが入院したときに兄弟の保育をどうしたらいいのか困っている方がいます。受け入れ枠のさらなる拡大と夜7時まで延長することを求めます。
 2つに乳幼児健康支援一時預かり事業についてです。安定的な経営のために人件費を含めた運営費をきちんと保障して、事業の受け皿づくりを推進するべきです。
 第4は、子どもルームについて伺います。
 1つは、施設についてです。
 入所希望者数が新1年生と継続利用の新2,3年生の希望者が出されています。そこでうかがいます。
 すでに50人以上の希望者がいるルームが13か所あります。これに3月15日までの受け入れをした場合は同じルーム内に入所するのでしょうか。
 また、40人以上のルームも含めると33ルームとなります。施設や指導員はきちんと整っているのか、問題は出ていないのか。
 整備されているルームは、分割をしていくことが必要ではないのか。
老朽化した施設など施設改善、移転の要望が出されています。来年度の予算で解消できるのか。4点伺います。
 2つに、周辺環境の整備です。
 子どもも親も安全に過ごせるようにする施設づくりが必要です。
 防犯上の対策として小学校内にあるルームでは、校庭に外灯がないためにルームから校門に出るまで暗くて足元の段差も確認できないといわれています。早急に実施すべきですが見解を伺います。
 3つに4年生以上の入所についてです。
 厚生労働省から「放課後児童健全育成事業の対象児童について」で放課後児童のおかれている実情を勘案し、4年生以上の児童も積極的に受け入れるよう配慮されたい」と各担当課に文書として提言しています。ぜひ、4年生以上を入所できるようにするべきです。お答え下さい。
 4つに、指導員の待遇についてです。
 基本給は月額129,800円です。ベテランの指導員がまた退職するという話を伺いました。指導員は産休がない、病休もない、忌引きもないため有給で取得し、結婚休暇もありません。
 関宿町では正規職員扱いで年次有給休暇20日、産前産後8週、特別休暇が7日間、基本給も270,400円で、諸手当も24,135円と努力している自治体もあります。そこでうかがいます。
 指導員の確保は待遇面を改善しない限り出来ないと思います。指導員の待遇改善を要求します。
 また、学童の週5日制により、指導員の体制は加配されるのでしょうか。
 2点、お答えください。
 

4、ドメスティック・バイオレンスについて伺います。 

 警察庁によると昨年一年間に摘発された夫婦間の暴力は1,444件で一昨年より2割増で、3年間では3倍近くになり、昨年の法律による相談は4,841件に上がっています。
 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律すなわちDV法被害者救済のために3つのシステムとして配偶者暴力相談支援センター、警察官による被害の防止、地方裁判所の保護命令の新設です。また被害者を発見した者の通報義務があります。
 しかし、保護命令は配偶者などからの身体的な暴力に限定されています。その上、過去に暴力があったことが前提でセンターや警察に相談した事実が必要です。それがない場合、被害者が申し述べたことを公証人が認証した文書を必要とし手続きが煩雑になります。さらに、元夫の暴力には適用されないなど、実際に分かれた後の暴力の危険も大きく、実態にあっていません。退去命令は2週間に限られているなど不十分です。そこで伺います。
 第1にDV法のこういった問題の不備を千葉市は県とともに国に改善するよう求めるべきですが見解を伺います。
 第2に被害者の件数の推移と現状の課題と対策について伺います。
 第3に野田市の施策展開をうけての千葉市の取り組みについて伺います。
 野田市は「野田市ドメスティック・バイオレンス総合対策大綱」を発表し、「堂本知事の「DV施策日本一」を目指す千葉県の動きとも歩調を合わせて積極的取り組みを行う。」と述べています。
 その中で特徴的なのは
 1,緊急一時保護施設いわゆるシェルタ―を市が設置すること
 2,被害者女性の心理的ケアとしてカウンセリングに要する経費の助成
 3,緊急生活資金の助成
 4,居住の場の確保として、公営住宅における受け入れの検討、民間アパートの借り上げの支援措置、全国の自治体のDV担当者との広域的連携
 5,職員研修の充実では担当部署の職員はもちろん、一般の職員への研修も盛り込むこと
 6,女性・児童問題専任のケースワーカーの配置をする
としています。
 千葉市でも野田市のような大綱を作成し、以上の6点について実施することを求めます。
 第4に啓蒙活動についてです。
 県もベイエフエムなどの広報活動もしていますが、相談先などについては保育所や幼稚園、学校などで資料として各家庭に配ることを求めます。
 講演会についてももっと参加しやすくなるようなPR活動が必要です。そして市の職員も担当部署だけでなく全庁的に管理職の方も参加することが必要だと思います。見解を伺います。

5、商店街の活性化について

 千葉市の大型店が増加し、中小の小売店はつぶれる一方です。商店もなんとか独自色を打ち出したいと苦労していますがとりまとめたい人たちも自分たちの生活がかかる中、商売をしながら新しく事業を展開することは金銭的にもリスクが高くなります。
 商店街について各地の商店街のアドバイスをした前田進氏によれば商店を攻める5つの圧力があると言われています。
 「立地条件、商品圧力、顧客圧力、競争圧力、労働環境圧力」といわれています。
 一方、消費者の5大ニーズは「1カ所で足りる。選べる。品揃えが豊富、車で行ける。買い物以外の楽しみがある。」とこれだけ聞いていると本当に今の商店街は衰退するだけだと思ってしまいますが、発展する商店街の要は良きリーダー、良きアドバイサー、良き行政機関とこの3つが協力して出来たと言われています。商店街は大型店のように採算ベースで店を開店、閉店するのではなく、地域の子どもやお年寄りの方々の情報ももち、地域でも自治会、民生委員、PTAなどの活動も行い、町にはなくてはならないものです。しかし、商店が実際に他の地域でどんなことをしているのか視察し、組織の事務局の仕事を現在の自分の商売とは別に時間を割いて行わなければならず、マネージメント意識、経験を持つ発想はよきアドバイスを得られなければ継続していくことが困難です。
 巣鴨の商店街に先日伺いました。2月の寒空の下で軒下に品物を陳列し、店員さんが歩いている方に呼び込みをしながらお茶の試飲、煎餅の試食などふるまってくれ、回遊できる空間となっています。「本日テレビの放映があります」と宣伝したり、NTTとタイアップした商店街のパンフレット作成などマスコミも上手につかっています。人がにぎわっているため、活気が伝わってきます。とげぬき地蔵など多くの名所もありますが、そう、商店がハード面で工夫をしているわけではありませんが、50代後半以降の中高年の方々にターゲットを絞って商品販売を展開していました。衣服などはディスカウント店よりも安い値段で多くの女性が財布の紐をゆるませて、買い込んでいる姿を目にしました。(スカーフ)
 千葉市に戻り、何人かに巣鴨のことを話すと幕張から毎月出かける女性がいるとか、2回出かけて、お店のお得意さんに2回とも会ったと千葉からもお客が流れていることがわかりました。
 千葉市にも行ってみたいと思う町を身近にもっとつくることが必要です。また、エコマネーをしているユリの木商店街のピーナッツは会員が500人ほどで、商店街がすべて参加しているわけではないようですが、地域の住民とお店の情報交換の場が出来、店のにぎわいが取り戻せたらと「もうけ」を度外視した形で始め、街路樹に花を植えたり、イルミネーションを独自に飾ったりと努力されている様子を商店の方からお聞きしました。しかし、地域通貨にするには事務局としての存在が欠かせません。
 そこで伺います。
 第1に、市として地域通貨事業については、助成金を出すなどもっと応援することが必要だと思います。見解を伺います。
 第2に、市の商店街の応援する事業は、隔年での実施の補助はやめて、希望するところには援助すべきです。
 第3に、商店街のリーダーになる方や事務局員的な雇用の援助を要望します。
 第4に、商店街施策を講ずるには、全商店街に対する詳細な現状把握が必要と思いますが、こうした調査は実施しないのか。また、市としての今後の商店街に対しての施策はどうしていくのか伺います。
 第5に、空き店舗で貸すことが出来るという実態調査をしているのか。していたら何件が貸すことが出来ると回答があるのか伺います。

6、美浜長作町線について

 開かずの踏切といわれて交通渋滞が続いている幕張の美浜長作町線の工事が実施されています。現在、鉄道の地下に立体交差した道路を建設し早期完成が待たれています。松戸市の新京成の五香駅脇と県道松戸鎌ヶ谷線が交差し通称「五香立体交差」は美浜長作町線の立体交差の構造と似ていると言われています。全長400メートル、幅35メートル、高さ約6メートルで、歩行者と自転車が通る道路は3メートルと狭く、スロープの勾配が8%と急です。そのため自転車で坂を普通にこいでもスピードが出てしまい、高齢者が歩いていると後ろからの自転車に気がつかずぶつかってしまう事故もすでに起こり、大変危険です。交差部は車のエンジン音でうるさく、聴覚の障害者などはますます危険です。
 さらに排気ガスの問題は深刻です。通行する人は目やのどに痛みを訴えて、中学生が保健室へ駆け込む状況も出ています。苦しくて何とかして欲しいと、高齢者の方がわざわざ数百メートル離れた他の踏切を利用している事態が起こっています。
 こうした状況から、一度つくった地下歩道を利用するのでなく、歩行者専用の踏切を新設してほしいという運動がおこり、今、県にも要望が出され、堂本知事も現場を視察しています。
 松戸市の教訓を学び、千葉市でも安心して利用できることを願い質問いたします。
 第1は、美浜長作町線の総事業費と事業の進捗状況と完成予定について伺います。
 第2は現在の車、歩行者、自転車の通行量と予側量についてそれぞれ伺います。
 第3は排気ガスの問題が松戸の新京成五香で出ています。市はこの問題について千葉市に当てはめた場合の対策をたてたのか。伺います。
 第4は地下のエレベーターの設置にともなう防犯上の対策を伺います。

2回目の質問を致します。

まず、青葉病院について伺います。
 1つに市民の声についてです。病院建設にあたり95年度に関係者のヒヤリング調査も実施し、市民の声はアンケート調査を93年度にしたのでは、来年で10年も経過してしまうことになります。ここ数年の意見の反映をすることが必要と思いますが見解をうかがいます。
 2つに、休日・夜間の救急体制は海浜病院が中心部でないため、遠いと感じている人が多いのではないでしょうか。青葉病院が2次医療機関として実施するだけでなく、外科も含めた初期の救急医療を実施すべきですがいかがでしょうか。お答えください。
 3つに病院の特色として高齢化対応機能として老人性痴呆疾患センターについて取り組むと答弁がありました。それではこのセンターの設置によって痴呆で困っている方は緊急での入所はできるのでしょうか。見解をうかがいます。
 4つにリハビリテーションの充実もうたっています。リハビリを必要としている方が希望どおり、行える体制と施設になっているのかどうか伺います。
 5つに子どもの相談体制についてです。子どもの病気は急変し、一刻を争うこともままあります。先日も働いている親御さんから休日、夜間の相談窓口がほしいと要望されました。また、あるサービス事業者が契約している健康相談事業では利用者の56%が30代の女性で、子どもの健康についての相談がトップでした。とても関心の高いことなので親が安心してすごせるよう、ぜひ24時間体制の相談窓口の設置を求めます。
 6つに女性専用外来についてです。東金病院女性専用外来では「女性の身体的症状、精神的な不安など総合的な診察を行い、必要があればそれぞれの専門医に紹介し、適切な医療が受けられるように支援するもので、女性の一生のライフサイクルに応じた健康チェック、健康教育が重要と考えます」と説明されています。女性同志で気軽に相談のできる外来を待っている女性は多いはずです。女性専用外来は必要です。設置を求めます。
 7つに施設についても伺います。
 バリアフリーの対策はハートビル法にもとづき対応しているということでした。しかし、現状の設計では電動椅子では4人部屋についてあるトイレは幅が狭くて使用できません。トイレのにおいや音の問題が解決したうえで電動式車椅子が回転できるような設備に改善するべきですが、見解をうかがいます。
 8つに駐車場について伺います。駐車場は患者用が359台でそのうち身障者用は6台ということです。ベッドの100床以上の増加、外来の単位増ではとても対応できません。同じ規模の市立甲府病院は800台の駐車場があり、それでも足りない場合には、整備員が誘導すると言うことでした。駐車場の不足は、この間ハーモニープラザ・中央図書館などでは、後から駐車場の確保対策に追われている状況です。患者さんの車の利用はもっと多いわけですから、きちんと確保しておくことが必要です。そして、駐車料金は基本的に無料にすべきです。2点見解を伺います。
 9つに院内保育所の問題です。本来、新しくなった病院内に設置するのが基本だと思います。現状はお弁当持参し、日中のみの保育です。これでは利用者は減る一方です。保育士さんが内装をかわいらしく工夫されていましたが、施設の老朽化も否めません。船橋医療センターでは24時間対応の保育をこの4月から実施するようです。看護師は病院の保育体制や料金の情報交換をして勤務先を決定することも多いのですから、千葉市も看護師確保の視点から思い切って、施設を改善し、給食実施、夜勤、休日対応をしていくべきですが、見解を伺います。
 次に電子カルテを導入した病院では新しいシステムになる度にパソコンが作動しなくなってしまうと苦労されるようです。メンテナンス体制をきちんと確保し、体制は整っているのか伺います。

 第2は看護師学校の問題についてです。
 1つに短大かについてです。専修学校でスタートした場合、今の高度な医療ニーズに応えられるだけの人材確保が厳しくなると予想されます。本来は4年生とするべきですが、はじめから短大としてでないと今後の展開が難しくなると思いますが見解を伺います。
 2つに健康講座についてです。市内ではことぶき大学校など生涯学習の場はとても好評で、人気があります。そこで提案しますが、青葉病院と、看護師養成施設が連携をし、総合的な保健予防としての健康講座のシリーズでの開催をすれば現場の生の声を聞く絶好のチャンスですから、ぜひ実現していただきたいと思いますが見解をお聞かせください。

 第3は子育て支援について伺います。
 1つに虐待の研修を学童保育の指導員は受けてはいないようです。その他にも子どもと関わる福祉施設の職員も研修が必要だと思いますが、見解を伺います。
 2つに地域子育て支援センターについてです。稲毛区・緑区は保育所と併設した様式ですが、花見川区では幕張本郷や瑞穂の地域など、乳幼児が多い割には保育所が少ないような地域に設置する計画を伺います。
 3つに子どもルームについてです。2002年度施設の新設、改善が13ヵ所と5カ年計画を前倒しで大分努力していただいているのですが、それ以上に入所希望者が圧倒的に多いため、市もさらに速いテンポで施設改善と分割化を検討しなければならない時期に来ているのではないでしょうかお考えを伺います。
 マンションのなかにあるルームの例を申し上げます。マンションの住人は、夜仕事をする方が多く、冬休みや夏休みなどは日中子どもたちが騒ぐと「うるさい」と言われ、また、遊び場がないために道路で遊ぶことも叱られ、一人で帰る子どもにつばをかける大人がいたり、近所で2回も火事がおこり、親達は移転を早急にしてほしいと切実に訴えています。早急に改善しなければいけないと思いますが見解をうかがいます。
 次に親から要望が出された場合の取扱について伺います。施設周辺環境の問題は街灯だけでなく事故が起こらないように看板の設置や信号機の設置などの要望も出ています。ルームの父母から要望書も提出しており、要望がいつ解決されるか、先の見通しを含めた回答を望んでいます。ぜひ、誠実な対応をしていただきたいと思いますが見解を伺います。
 次に指導員の待遇について伺います。
 週5日制とルーム増に伴い人件費がアップしたのは一人あたりの指導員がいくら増えたのか伺います。さらに交通費の問題です。交通費にしても転勤を命じられた方が1日600円未満の交通費ですんだのが、移動に伴い、960円かかり、自分で余分に出費をしなければいけない事態が発生しています。本人が移動により不利益を被るのはおかしいのですから実費補償すべきです。見解を求めます。
 また、土曜日など指導員が2人体制の場合、休憩をとるように指導があっても代替要員がつかない限り実質上休んだことにはなりません。指導員の長時間労働を改善する上でも代替要員の確保をすべきです。見解を伺います。

 第4にDVについてです。
 女性センターで精神科医、弁護士の無料相談が出来るのであればぜひPRをもっとしていただきたいと思います。夫から暴力を受け、実家が近くにないから逃げだしたくても無理とあきらめていたと言う例もあります。結局着の身着のままでも逃げて生活することも出来る見通しがあれば決断する女性も少なくないと思います。相談を受けた女性も制度を知っていればアドバイスが出来たと思います。そこで伺います。
 1つに自立に向けた支援をするためにシェルターの確保をすべきです。
 2つに生活できる資金面での助成を行うべきです。
 3つに相談窓口についてのPRを強化すべきです。
 4つにDVの相談窓口としての受け皿としての責任体制の強化が必要です。以上4点について見解をうかがいます。

 第5は商店街について伺います。
 イベント助成については13年度希望が20件で実際には12件の補助で14年度は希望が24件で予定は12件です。希望が多いのであればもっと予算を増額し、活性化に向けて市として取組むべきですがお答え下さい。
 地域通貨や商店街運営もお店を営むことで手一杯の方もいます。すべてが自分の商店の利益になることばかり追求しているわけではありません。ある商店の方にきくと勉強会や地域のつきあいなどで年間50日は参加し、50万円ほど交際費などに出費がかかり、市がいくら新しいイベントを提案しても持ち出しばかりが増え、新しい事業展開の発想が難しいと言うことでした。柏市の商店街は駅周辺で平日は約2万人、土日に4万人が通行しています。ストリートミュージシャンの発祥の地でもあります。
 柏二番街商店会の石戸理事長は商店街全体にアーケードをつけるため国、県、市から助成金をもらい7億円かけて建替え工事をし、市民にアンケートをし、柏に住みたくなるような人を一人でも増やそうと柏青年会議所とともに柏レイソルの呼びかけ署名を2ヶ月で19万8,000名集め、サッカーボランティア組織を作る。さらに駅周辺イメージアップ推進協議会の事務局には市の経済部の職員があたり、イベント時に職員が参加しているそうです。イベント時にはマスコミを利用し、ストリートミュージシャンのコンテストや賞金をつけるコンテストなどをし、大型店とも隣接していますが、上手に共存しています。柏二番街商店会の石戸理事長は街づくりで一番大事なことは行政と「協働」の関係を築き、行政がかなり主体的にならないと長続きしないと述べています。柏市のように千葉市も市としての姿勢を見習って行うべきではないでしょうか。見解を伺います。やはり事務局手当のようなことが今後の後継者の養成に欠かせないと思います。支援を求めます。

 最後に美浜長作町線についてうかがいます。
 松戸市の五香立体交差は美浜長作町線よりも短く機械換気の必要ない施設として設置され、それでも、開通してから排気ガスや安全面などで大問題になり、今では周辺住民が1万5,000名も署名を集め、「なんとかしてほしい」と困り果て切実な問題になっています。五香立体交差の排気ガスでトンネル内も真っ黒な煤でざらついており、私もトンネル内で説明を聞いていくうちに鼻にツーンと排気ガスの刺激臭が立ちこめこれでは気分が悪くなるのは当然だと実感しました。千葉市はこの排気ガスの問題は本当に問題ないと言えるのでしょうか。確認しておきます。また、歩行者と自転車とが行き来する歩行者用道路が3メートルでは狭く、自転車がスピードを出したときに事故にあうことも考えられます。勾配は8%よりも、もっとゆるやかに設定すべきですが見解を伺います。