木田ふみよ議員の一般質問に対する答弁(要旨)  


2003年6月18日
国民健康保険について
【保健福祉局長】
 資格証明書の発行数は、札幌・福岡市などと同程度で、異常とはいえない。「特別の事情」とは、市の事務取扱要綱で「納付相談等において保険料の納付意思が確認できたとき」となっている。1人あたりの繰入金は、H10年度16,889円、H11年度16,071円、H12年度19,802円、H13年度19,494円、H14年度見込み20,012円。所得減少で減免となった数は、H10年度5人、H11年度7人、H12年度13人、減免要綱改正後のH13年度31人、H14年度95人となっている。保険料引き下げのための繰り入れは考えていない。更なる減免制度も考えていない。
 傷病手当、出産手当の制度化を国に求めることは、保険料の増額につながることなので考えていない。市独自に実施した場合の試算は、被保険者の職業・所得が多様であり、試算できない。出産一時金の増額は、各政令市や社保なども30万円で、地方交付税の基準額も30万だからできない。

学童保育について
【保健福祉局長】
 指導員の年齢構成は、20代80人、30代15人、40代72人、50代64人、60代13人となっている。昨年度の採用者は42人、退職者は30人だが、中途採用36人いる。今年度は、すでに2人退職した。退職の理由は、転職や出産など一身上の都合によるもの。
 指導員の研修は、実務研修・救命法を社協が毎年実施している。新規採用者には、基本的な研修や体験研修、指導員の職務研修を5日間ほど実施している。
 50人〜60人のルームが14か所、61人〜70人が12か所、71人以上が5か所、合計31か所ある。ルームの分割は、複数の小学校の児童の利用や過密な状況になれば必要に応じて検討する。
 雨漏りなど緊急修繕が生じたら直ちに対応することになっている。
 利用料金は、H12年度事業開始から3年が経過し、指導員の勤務条件改善・報酬引き上げなどで経費が増加することから、最小限の範囲で改定した。
 障害児の受け入れは、36ルーム96人いる。受け入れにあたっては、必要に応じて補助指導員を加配しており、現在37人配置している。

新港横戸町線について
【建設局長】
 14号陸運事務所入り口の交通量は、H14年度で昼間の12時間で9,400台、1日に換算すると約14,000〜5,000台だ。開通時の計画交通量は、1日あたり28,700台見込んでいる。
 振動・防音対策は、生活環境の維持へ必要に応じて遮音壁・低騒音舗装・沿道の緑化を考えている。沿道地域のNOx・CO想定値は、現地で一定期間実測した値を基に得た現況値だ。計画交通量は、交通容量として充分対応できるもので、開通時に混乱することはない。開通後の大気汚染測定は、「道づくり協議会」で検討していく。

土地の取得について
【市民局次長】
 国有地取得までの期間は、青葉病院用地で3年、看護師養成施設用地で4年8か月だった。貝塚第2団地は建設用地として決めてから約1年半だった。国有地を社会福祉施設用地として取得する場合は、国有財産特別措置法で、5割以内の価格で譲渡できることになっている。市営住宅は、既存ストックの有効活用で建替・改善中心に考えており、土地取得は考えていない。

公衆トイレについて
【環境局長】
 駅前の公衆トイレの位置づけは、住民が利用する施設で一般に「公共施設」だ。設置か所数は5か所、水洗式は2か所、汲み取り式が3か所ある。汲み取り式のJR西千葉駅前、蘇我駅東口、西口は下水道供用開始区域にあり改善に努める。他の水洗化は用地確保等の問題があり困難だ。
臭いの元となる尿石は、日々清掃し除去に努めている。効果的な消臭・芳香剤の調査を行う。障害者への対応は、市民トイレ懇談会で論議する。
駅前のトイレニーズに対応するため、公衆トイレに代わるものとして市民トイレ制度をつくった。駅前の民間店舗のトイレを解放してもらうもの。モデル事業としてJR都賀駅前、検見川浜駅前のコンビニ、稲毛海岸駅前のメガネ店に協力をいただく予定。契約内容は、(1)期間は7か月、(2)謝礼は1か月あたり9,000円〜10,000円の範囲、(3)利用者数やアンケート調査の実施、となっている。

美浜区の諸問題について
【都市局次長】
 テニスコートの改善は、補修が必要とは考えていない。オムニコートと呼ばれる人工芝は、1面あたり約1,200万円かかる。
 バス路線については、区役所バスの運行コースを、市内全体を対象に検討する。
 袖ヶ浦第3緑地の名称は、「袖ヶ浦」海岸に由来するもので、変更は考えていない。しかし、地域に親しまれる愛称ができることには支障がない。
 幸町第2保育所跡地については、当該地域の状況を踏まえ、社会福祉施設への活用も含め検討している。