やなぎだ清議員の議案質疑


2004年6月14日

 日本共産党のやなぎだ清です。議案質疑を行います。
 まず第73号、79号は消防団員にかかわる問題ですので、消防局にうかがいます。第73号は、消防団員等の公務災害の補償について、政令の改正にともなって4月1日より実施するため専決処分されたもので、損害補償の補償基礎額が減額されたものと同額にするとしています。
 一方、第79号は消防団員の退職報償金をそれぞれ2,000円増額するもので、これも政令の改正にともなうものと説明されました。そこでうかがいます。
 1に、公務災害による補償額がそれぞれ1.07%から3.7%も減額されましたが、国家公務員の給料表の改定にともなうものとのことですが、なぜ国家公務員の給料が減額されたら、消防団員の災害補償額も減額になるのか、その背景をうかがいます。
 2に、千葉市の消防団員に、これまで公務災害の補償条例に基づいて支給された件数はどのくらいか。その内容についてうかがいます。
 3に、第79号は消防団員の退職報償金を2,000円増額するのは、政令改正によるものだと説明されていますが、なぜ増額されたのか。その根拠についてうかがいます。
 4に、千葉市の消防団員数の推移をうかがうとともに、この退職報償金の増額によって消防団員の増加と充実がすすむと説明されましたが、今後どのようにすすむのか、うかがいます。

 つぎは、第74号・交通災害共済の廃止についてです。
 1967年(昭和42年)から始まった交通災害共済は、小・中学校などが半ば自動的に加入していた時期もあったとうかがっており、万一の交通事故への補償や見舞金の支給など一定の役割を果たしてきました。
 今日、時代のすう勢とは言え、行政が進めてきた相互救済制度が廃止されることは、大変残念な面もあります。そこでうかがいます。
 1に、この交通災害共済は、毎年700件以上の見舞金が支給され、市民の役に立っていたもので、何らかの方法で、これを継続できないのか。
 2に、現在でも10万人近い加入者がいるわけで、これらの市民に対し、新たな共済等で応える市の責任があるのではないか、うかがいます。

 つぎは、第75号・千葉市保育所設置管理条例の一部改正についてです。
 これは、土気保育所を廃止するものです。これまで、老朽化した保育所の建て替えは、公立のままで行われてきました。しかし、今回は市内唯一の公立土気幼稚園をわざわざ廃園して、その跡地に民営の保育園を設置し、公立保育所を廃止するものです。
 「子供たちに、よりよい保育を」と願っている、親たちの気持ちを踏みにじるもので、納得できるものではありません。
「人件費が公立より民間のほうが安いから」というのでは、保育の質の確保は保証できるのでしょうか。
 いま、民営化が全国的にも問題になっています。プレゼンテーションの時点では、多彩なメニューを提案しておきながら、いざ実施の段になると、内容がきちんと履行されないなどの問題が各地で報告されています。
 また、民営化移行時に保育士が辞めてしまうことが多く、子どもたちの中にも混乱が生じて、保育所をやめたがったり、大きな怪我が相次ぐなどの状況も起こっていると聞いています。そこでうかがいます。
 1に、土気地域で唯一の公立保育所がなくなることは問題です。土気保育所は、地域での子育て支援の拠点としての役割を担ってきました。民営化では、公的な質の確保は保障しにくいし、コスト論を子どもの人格形成の場に持ち込むべきではないと思うが、見解をうかがいます。
 2に、公立を望む保護者から、社会福祉法人化された場合の保育士の体制、看護師の配置、障害児保育の確保、引継ぎする上で充分な期間の確保など、多くの疑問や要望に、どう応えるのか。
 3に、今後、公立保育所の建替え時に民営化するようなことは、保育の質の確保のためにも行うべきではありません。見解をうかがいます。

 つぎは、第76号・千葉市幼稚園設置条例の廃止についてです。
 これは、千葉市で唯一の公立幼稚園として、幼児教育の役割を果たしてきた土気幼稚園を廃止するものです。少子化がすすみ、子育て支援の強化が求められていますが、これでは、時代に逆行するものではないでしょうか。そこで、うかがいます。
 1に、廃園を決定したのは、昨年11月の教育委員会定例会とされていますが、それまでに、なぜ関係者や市民の意見を聴取しなかったのでしょうか。
 2に、これまで土気幼稚園関係者からも要望され、議会の中でも2年、3年保育を求められた経過がありながら、これには耳を傾けずに、「公平性に欠ける」とか「希望する幼児が少ない」ことを理由にするのは、すじが通らないのではないでしょうか。
 3に、経済情勢や少子化の中では、幼児教育の父母負担軽減は切実です。公立幼稚園の廃止は、市民の願いに反することにならないか、うかがいます。
 4に、周辺の幼稚園は、定員が300名を超えるような幼稚園ですが、こうした幼稚園の状況で、土気幼稚園が実施してきたような、ゆとりある教育を保障できると考えているのか、うかがいます。

 つぎは、第77号・千葉市営住宅設置管理条例の一部改正についてです。
 この条例改正は、住宅供給公社が一括借り上げ方式で契約している特定優良賃貸住宅の空き家の一部を、市営住宅として借り上げるものです。
 特優賃の事業を開始して11年、市の管理戸数は1,218戸になりますが、空き家が2004年3月31日現在で、215戸にもなっています。この間、市の貸付額が増える一方で、2003年度で14億9,400万円にもなり、千葉市財政の負担となっています。
 この間、日本共産党市議団は代表質問や一般質問等で、このように空き家が猶予ならない事態になっていることから、その対策として、市営住宅に借り上げ、高齢者、障害者、母子世帯などが入居できるよう、繰り返し要望してきました。ようやく7月1日より、8戸ですが市営住宅として借り上げが実現しました。そこで伺います。
 1に、215戸の空家のうち、8戸の借り上げですが、今後、この空家解消のために市営住宅への借り上げは、どのように計画されているでしょうか。
 2に、入居者の優先として若年者を対象にしていますが、借り上げが増えた場合の入居対象を高齢者や障害者、一人親家庭に広げるべきではないでしょうか。
 3に、オーナーとの契約年数は何年か。また、契約期間が終了した後は、入居者はどうなるのか、うかがいます。

 つぎは、第80号・千葉市・四街道市合併協議会廃止についてです。
 1に、鶴岡市長は、合併協議会廃止についてどのような感想を持たれているのか。
 2に、合併特例法の特別措置の期限、2005年までのタイムリミットに合わせて、合併協議会の運営を精力的に進めてきたが、住民投票の行方についての見通しは適切だったのか。
 3に、鶴岡市長の協議会運営は、全会一致制を無視して多数決で押し切り、四街道市議会から2回に渡って、「民主的な運営を求める意見書」を提出されるなど、他に例を見ない強引な運営であったことが、議会でも指摘されてきました。
 このような、鶴岡市長の協議会運営が四街道市の投票結果に影響を及ぼしたことはないのか。
 4に、そもそも千葉市・四街道市の合併は、政府の合併特例法に基づき、全国の市町村の数を減らして、政府が地方への財政支出を削減し、国の支配を強め、大型公共事業を推進するのがねらいで、自治権の拡充など地方分権と矛盾するものであります。
日本共産党市議団は、当初から「政府と、それを受けての堂本県政による押しつけに従うべきでない」と鶴岡市長に提言してきました。
 しかし、私どもの提言を無視して進めてきた結果、挫折したわけであります。
 四街道市民は、賢明な判断をされたと思います。この際、鶴岡市長は反省をして「政府の押しつけによる合併は進めない」と表明すべきではないか。

 つぎは、第83号・財産の取得、子和清水排水路排水処理施設についてです。
 これは、1988年(昭和63年)に着工された、北清掃工場の建設にともなう排水処理施設として建設されたものが、今回、整備公社より買い戻しされるものです。この際ですので、基本的なことも含めてうかがいます。
 1に、整備公社が買収して、10年間に利息6,878万円余、事務費1,644万円余が、今回の取得価格に含まれているようです。年間、何%の利息なのか。また、事務費の支出の内訳はどのようなものか。
 2に、この排水処理施設は、どのような排水が、どのように処理されているのか。
 3に、この施設は、北清掃工場の建設にともなって、農作物に被害が発生しないよう、地元の関係者と協議の上で設けられた施設だと説明されていますが、排水処理の状況などは、どのように確認され、報告されてきたのか。

 つぎは、議案第86号・工事請負契約、余熱利用施設新築工事についてです。
指名競争入札により、契約金額9億195万円で、間・工建設共同企業体が落札し
ました。そこでうかがいます。
 1に、この工事は、かなり高度で特殊な技術を要する工事と言われているが、それにふさわしい業者を指名したのか。
 2に、8つの共同企業体が入札し、間・工共同企業体が落札率97.87%で、かなりの高値で落札しました。最低入札と最高入札の差は、僅か1,200万円です。これは不自然な入札ではないのか。
 3に、アイススケート場の製氷などは、特殊な技術が必要だと思いますが、施工とその後の管理運営上で問題はないのか。
 4に、アイススケート場および温浴施設の利用者は、それぞれ何人見込んでいて、その根拠はなにに基づくのか。

 つぎに、議案第87号・工事請負契約、余熱利用施設電気設備工事についてです。
 石本・セイコー共同企業体が2億4,621万1千円で落札しました。そこで、うかがいます。
 1に、この電気工事は、特殊な技術を必要とする工事なのか。
 2に、今回の入札はどのような基準で実施したのか。
 3に、落札率85%で、最低制限価格とまったく同額で入札しています。こうしたことは、電気工事で過去に例はあるのか。また、最低制限価格入札を千葉市はどのように考えているのか。
 4に、他の11の業者は、すべて2億8,000万円台で入札し、落札業者と3400万円余の差があります。これは、不自然な入札ではないのか。
 5に、電気や蒸気の供給体制は、どのようなシステムで行うのか。費用はどうか。また、他市に同じ手法をとるアイススケート場はあるのか。

 つぎは、第88号・工事請負契約、椿森交差点改良工事についてです。
 国道126号と市道新町若松町線が交差する椿森陸橋交差点は、市内でも有数の混雑箇所であり、改良工事はかねてから市民に待たれていたところです。
 今回の改良工事は、車道幅員の拡幅をはじめ、右折レーンの設置、ボックスカルバートによる地下歩道の整備、エレベーターの設置など、大がかりな工事となっています。そこでうかがいます。
 1に、この交差点改良工事によって、交通混雑はどのくらい緩和される予定か。
 2に、この椿森交差点は、車両通行量が特に多い地点で、土地の高低差がある場所のため立体交差が望まれていましたが、なぜできないのか。
 3に、JR東千葉駅から交差点方面への歩道は、どのように確保されるのか。
 4に、交差点改良にともなう用地買収が進められたが、何?をいくらで買収し、補償したのか。その基準についてうかがいます。また、建物補償などの金額とその基準を明確にされたい。

 つぎは、第90号・工事請負契約、蘇我特定地区北側横水路改修工事についてうかがいます。
 1に、入札結果を見ると5億4,700万円で、若築・甲栄建設共同企業体が落札しています。落札率は95.95%でありますが、予定価格・最低制限価格が共に事前公開されている中での入札としては、かなり高い価格で落札されていて、厳しい競争があったようには思えません。どうしてなのかうかがいます。
 また、若築建設といえば千葉市の海岸埋め立て以来、臨海部の建設工事の実績ではずば抜けています。JVの大手企業の中で、臨海地域での工事実績の多い企業はどこなのか。併せてうかがいます。
 2に、今回の工事請負契約は、蘇我特定地区北側横水路改修工事(その2)ですが、すでに(その1)工事は発注されています。この工事は、JFEと国道の間にある水路を暗きょにして、その上を有効利用するものであり、(その1)と(その2)を合計して、どのくらいの土地が利用できるようになるのか。幅と長さ、および合計面積についてうかがいます。
 3に、排水路の埋め立てによって、蘇我特定地区の利用価値は飛躍的に高まります。そのことは、蘇我特定地区内で商業施設はじめとする事業を計画している、JFEの財産価値を飛躍的に高めることにつながると思いますが、いかがですか。見解をうかがいます。
 4に、北側横水路改修工事(その2)の落札額が5億4,700万円、(その1)が5億1,580万円でしたから、合計10億6,280万円になります。
 議案研究で確かめたところ、この工事予算は、千葉市と国で負担することになっていて、JFEの負担はゼロとのことでした。
 結局すべて税金で賄うことになります。なぜ、JFEに負担を求めないのか、うかがいます。
 5に、北側横水路には、貴重な動植物が生存していました。ボックスカルバートの敷設によって、せっかくの環境が破壊されるのではないか、うかがいます。
 6に、この横水路の建設にともない、今後の交通混雑がさらに悪化すると、地元住民からは心配されています。その緩和策はどのように考えられているのか。
 以上、1回目の質疑を終わります。

<2問目>

 第73号、第79号 同じ消防団員に関係するものです。
 1は、政令の改正によって、万一の公務災害の際の補償額が減額されることは、消防団員の活動に不安を増加させることにならないか。
 2は、退職報償金は2,000円増額されるわけですが、一方で減らし、一方で増やしても、これで本当に新規加入の促進や消防団員の士気高揚になっていくか。どのくらい増員につながると考えているか。
 3は、私どもは、かねてから消防団の器材置き場や詰め所などに、トイレや水飲み場の設置などを求めてきましたが、こうした施設の充実、団員への出動手当などの引上げることが消防団員の活動強化になると要望してきましたが、どのように検討されているか。

 第74号・交通共済です。
 1は、加入者が減少したことが今回廃止する主な理由になっていますが、この間、加入者を増やすためにどんな努力をしてきたか。 
 2は、この共済は、保険料が年500円と割安で、万一の事故の際には補償があるもので、こうした必要な市民にとってこの保険は大切な共済制度です。だからこそ、10万人の加入者がいるわけで、すべて廃止にしないで、何らかの方法を検討し、特段な配慮が必要だと思いますが、どうなのか。
 3は、他の都市では、例えば、名古屋市は30数%の加入率で運営していますし、市と損保会社が契約して運営している広島市や仙台市、市民生活共済組合を設立している北九州市などは、順調に運営されているようです。
こうして先進例を生かすことはできないか。 

 第75号・土気保育所の廃止、第76号 土気幼稚園の廃止は関連がある問題ですが、保健福祉局長と教育長の答弁がありましたが、保育所や幼稚園の保護者など関係者の意見をどのように聞いてきたのか。一方的に市の方針を貫徹するために懇談会や話し合いをしてきたのではないか。
 私たち議員のところにこうした陳情も届いています。

 土気幼稚園の問題では、これまで2年保育、3年保育にしてほしいと、地域からも度々要望がありましたし、市議会でも再三取り上げた声は切り捨てておきながら、「一人当たりのコストがかかりすぎる」という指摘を尊重して廃園にするというのはとんでもない話しです。
 コスト優先で幼稚園を廃止し、保育所を民営化するという、保護者や関係者の声をまともに取り上げようとしない姿勢は重大な問題です。
 1は、千葉市は、公的責任を放棄し、深刻な少子化問題を改善しようという立場に立っているとは、とても考えられません。住民の福祉の向上に責任をもつ地方自治体としての精神に反しないか。
 2は、唯一の公立幼稚園を廃園し、新しい保育所を民間の法人に委託する今回の条例は、鶴岡市長が常に強調する「子育て支援は優先課題」という施政と矛盾するのではないか。
 3は、幼稚園を存続し、保育所は「建替え後も公立で継続してほしい」という保護者などの意見をどのように受け止めているか。

 第77号・特優賃の市営住宅への移行の問題です。
 1は、ようやく始まった市営住宅への転換は、かねてから私どもは要望してきたところですので、これからの方向についても注目しています。今回提案されている8戸の移行後は、何戸ぐらいを予定し、どのようにすすめていくのか。
 2は、その枠を広げていくなかで、若年者だけでなく、高齢者や障害者などが入居できるよう要望したら、他で優遇していると簡単にいわれてしまいましたが、特優賃ではできない規則でもあるのか。
 3は、空き家解消と市の貸し入れ金削減のために、特定優良賃貸住宅について、これからどのような対応をしていくのか。

 第80号・四街道市との合併協議会廃止についてです。
 企画調整局長から答弁されましたが、合併協議会会長として推進してきた、鶴岡市長の感想がうかがえないのは、大変残念です。また、前局長は、合併協議会などを準備し、すすめてきた事務局として、今回の廃止条例を提案するには、それなりの思いもあるでしょうが、新しい局長にそのような見解をうかがっても仕方ないかと思います。
 いずれにしろ、この市町村合併は、平成の合併として全国各地で有無をいわせずすすめられていますが、その多くのところで住民の意思は無視されています。今回の四街道市との合併問題は、四街道市民の住民投票によって白紙になりましたが、賢明な判断ではなかったでしょうか。
 いま、全国ですすめられている市町村合併の法定協議会は、各地で破綻が相次いでいます。特に千葉県では、野田市と関宿町が合併しただけで、法定協議会や任意協議会が結成されていても、それぞれ問題がでて解散されたり、先行き不透明な協議会が各所であらわれています。
 1は、千葉市は、四街道市との合併協議会で、どのくらいの予算が使われてきたか。
 2は、この廃止条例を提案するにあたっても、なんら反省はないような答弁ですが、教訓にすべきこともないのか。

 第83号・子和清水の排水施設です。
 1は、この排水は、農業を守る上からも、環境の立場からも、排水施設がきちんと機能を果たすことが大切です。そして、処理の状況なども市民に報告されるシステムを確立していくよう求めます。
 2は、この子和清水排水路は、北清掃工場が建設されるときに、市民を含めた検討委員会が開かれ、公害を排出しない工場として、地域の三角町自治会と結ばれた協定書にも排水問題もあるわけで、常に重視されている大気問題は勿論ですが、排水問題も喚起するよう求めます。

 第86号・余熱利用施設新築工事です。
 1は、アイススケート場の建設は、普通の建物と違い機密性や断熱性など、特別な管理が要求されます。さらに、アイススケート場の管理運営は、それこそ特殊な技術が求められます。その対応は、具体的にどうするのか。
 2は、肝心のアイススケート場建設を建物建設の後に指定管理者制度を導入して行うのでは、問題は起こらないか。

 第87号・同じく電気設備工事です。
 1は、この入札は、1社が85%の最低価格で落札したのは、受注意欲のあらわれだと説明されましたが、他の11社が2億8,000万円以上で入札したことは、不自然と考えないのか。
 2は、この入札が85%で、受注意欲の上に落札されたと答弁されましたが、96.89%で落札された議案第90号、97.87%で落札された第86号などの高い段階の競争と落札は何を物語っているのか。

 第88号・椿森交差点改良工事です。
 この工事が完成すると、交通混雑は大分緩和されるようですが、交通量は現状より増加することが予想されます。
 1は、現状がどのように変化し、その交通量がどのようにスムースに流れると予想しているのか。
 2は、この改良工事費は、7億1,400万円ですが、これにともなう用地買収費、建物補償費などが、8億263万余円も支出されていますが、改良工事費より補償費が多いのはおかしいという意見がありますが、どのように答えるか。

 第90号・蘇我特定地区北側横水路改修工事です。
 1は、この工事は周辺道路の交通混雑解消を目的にしたものとのことですが、大型商業施設の開店によって、交通量は飛躍的に増加するのではないかと心配されています。これらがどのように解消できるのか。より混雑することはないのか。
 2は、この工事によって、約4,200平米もひろがり、JFEの財産価値が変わるのではないかとうかがっても、一切答弁しないのはなぜか。明確にしていただきたい。
 3は、この工事費は「千葉市と国で負担するだけでなく、JFEにも負担させるべきだ」とうかがったところ、「蘇我臨海部事業の全体の中で、応分の負担をしている」とのことですが、商業地域に変わるこの地域の利用価値を大きく変えることが、どのように計算されているのか。