野本信正議員の
一般質問に対する答弁(要旨)


2004年10月4日
【鶴岡市長】
○ 花沢県議の滞納税不正免除事件について
 今回の事件は非常に残念であり、強い憤りを感じる。出処進退は、県議自身が判断するものだ。
 
【財政局長】
○ 花沢県議の滞納税不正免除事件について
 県議の公判は、検察側の冒頭陳述で指摘されたような発言があったと承知している。市の調査とのくい違いについては、市として可能な調査の結果であり、再調査は考えていない。
 説明責任は、これまで議会答弁や市政だより、ホームページなどでできる限り行ってきた。組織的関与はなく、元職員ら2名の独断だった。他に、特別な扱いをした大口滞納者はいない。
 滞納金納付は、誓約書に基づき8月末までは確実に履行されている。誓約書ではH3年度の延滞金以外も全て含んだものだ。
 「特別処分」作成の際の文書は無く、聞き取り・文書・システムをもとに調査したが、システムの具体的内容の文書は確認できなかった。端末の操作を実行できる職員はH8年からH15年までで15名いた。不正処理した事案は、文書・システム関係の調査では無かった。

【教育次長】
○ 私立幼稚園・私立高校などの私学助成について
 幼稚園就園奨励費引き上げは、他政令市の動向を踏まえ検討していく。幼稚園への補助金引き上げと幼稚園協会・PTA連合会からの要望は、千葉市は保護者負担軽減を重点に補助している。要望は承知しており、総合的に検討していく。
 預かり保育は、H15年度から教材費助成の中で、預かり保育加算を設け、補助している。現在策定中の「市次世代育成支援行動計画」に位置付けることは、関係部局と協議していく。

【保健福祉局長】
○ 平和公園などの墓地募集について
 千葉市の墓地供給は、「市霊園設置管理条例」で、原則公募となっているが、霊園の管理運営上その他特別な必要がある場合は、公募によらずに使用許可する。ここ数年、毎年5月に、約700区画を募集しているが、半分程度は売れ残る。売れ残り分は、随時申込みにより供給している。
 H15年度の平和公園の普通墓地供給は、いま希望する場合には翌年度の応募となる。しかし、一部に芝生墓地に変えたり、民間墓地に移ったり、キャンセル待ちの人がいる。キャンセル待ちしている人は、H14年度で3名、H15年度で2名いる。H14年度、H15年度の公募はいっぱいで、H15年度は26人も供給数を上回ったので、抽選となった。しかし、売れ残るのが通常だ。
 H15年度は、キャンセル待ちの他、普通墓地の要望があったので、一部区域に使用者の都合で返還された墓地が5区画あったので、供給した。売れ残った墓地の市民への情報提供が不十分だったので、今後は情報提供に務める。