やなぎだ清議員の
一般質問への答弁(要旨)

2005.3.16
【財政局長】
○ 公共事業の発注について
 入札の透明性・競争性・公平性の確保へ、希望型指名競争入札の対象金額を引き下げ、原則3,000万円以下の工事に導入し競争性の向上を図った。また、談合等不正行為を抑制する目的で損害賠償予定条項を契約約款に設け、契約金額の10%を予定額とした。さらに、予定価格・最低制限価格・低入札調査基準価格を事前に公表し、透明性を確保するなど制度改善を行った。発注にあたっては、適正な履行の確保へ「千葉市建設工事及び物品等入札参加資格者名簿」から業者選定を行う。市内中小零細業者でも入札参加資格者名簿に「インテリア・施設の軽微な修繕」を設けた。現行登録制度の中で、市内中小業者への優先発注や特定業者に偏りがないよう指導に努める。

【都市局長】
○ 公共事業の発注について
 市営住宅の修理・修繕の発注は、「市営住宅等修繕業者の登録に関する要綱」で、登録された業者から緊急性・地域性を考慮し発注しており、正常に行われている。
 住宅供給公社は、千葉市建設工事等入札資格者名簿の登録業者から、市営住宅の修繕が可能な業者を登録している。また、H15年度から「インテリア・施設の軽微な修繕」の中から、簡易修繕業者の登録を受付、発注できるよう配慮している。
○ 公園の管理・運営について
 街区公園のトイレや遊具、階段手すりなどの整備は、現況を調査・検討し、次期5か年計画に位置づけたい。
 公園協力会は、各公園の旧土地所有者が離農対策の一環で、園内清掃や除草・草刈など業務を千葉市から受注するために法人組織を設立したもの。
 協力会の雇用・委託・監査は、法人組織なので各組織の規定で運営されている。市が直接関与する立場にはない。随意契約の委託金額は、見積もり徴収し適切に執行しており、業務執行状況は良好で、緊急時の対応でも実績がありので発注している。
 フットサルゴールの設置では、稲毛海浜公園の屋内運動場で簡易ゴールポストが利用され、花島公園体育館には移動式ゴールの設置を予定している。屋外の多目的広場への設置は、保管場所や安全管理などの問題があり、今後の検討課題だ。
 花島公園は、花見川区の公園レクリエーションで中心的役割を担う総合公園だ。公園センター内に「花見川公園緑地事務所」を設置し、花見川区全体の公園緑地を管理する。スポーツ施設は、市のスポーツ施設の運営全般を行い、インターネット利用等の予約システムを確立している千葉市スポーツ振興財団に管理を業務委託する。
 コミュニティセンター利用者の駐車場は、公園施設の利用者と同じとするが、受付など短時間駐車は配慮したい。


【保健福祉局長】
○ 公共事業の発注について
 保育所の小規模修繕は、修繕内容や保育所の場所等を考慮し市内専門業者に分割発注している。保育所は木製建具が多く、対応できる業者が少ないのが実情だ。

【建設局長】
○ 道路整備について
 園生町柏井町線の柏井地区道路拡幅は、計画道路幅員は16mで、鷹の台ゴルフ場側へは約1mから8m、住宅地側へは0から6m拡幅する計画だ。移転世帯数は、用地買収対象数が概ね60で、そのうち補償対象世帯数は、概ね30ある。引き続き地元町内会への説明やゴルフ場との交渉を進め、次期5か年計画で早期着手に努める。
 市道三角町線の千種町地先の歩道は、車道から宅地へ車両が乗り入れるため、歩道を切り下げてある。切り下げ箇所は、自転車や歩行者にとって利用しづらいとの意見があり、今後周辺地域の状況を勘案し、改善していきたい。
 横戸町23号線の拡幅は、村中持ち用地が取得困難で、用地を迂回した道路線形で計画の見直しを図った。現在、各地元自治会長に見直し後の計画案に沿って説明を行っている。H17年度は、引き続き地元との調整を実施し、用地測量を行う予定だ。
 朝日ヶ丘4−5地先の道路整備は、過去数回道路境界査定を行ったが、確定していない。しかし、道路整備の要望が強く、引き続き境界の確定作業を実施していく。

【企画調整局長】
○ 市外局番について
 千葉市は、電話の市外局番は「基本的に全市域同一が望ましい」と考えているが、当該地域は政令市移行前のアンケート調査で、約7割が「現状のまま」の意向が示され、その後地元からの変更の要望が出ていない。地元住民の動向を注視していきたい。

【市民局長】
○ 公園の管理・運営について
 花島コミュニティセンターの管理運営は、公園内の施設だが、他の11館と同様の管理運営を行う。
○ 市民センターと市民サービスについて
 市民センターの利用内容の主なものは、住民票・印鑑登録証明書・戸籍謄本の交付、住民異動、印鑑登録、戸籍届出の受理となっている。連絡所では、住民票・印鑑登録証明書・戸籍謄本の交付となっている。
 市民の身近な施設として、直接サービスを提供する窓口であり、新設で迅速な対応が必要だと認識している。全庁的にも窓口対応等の接遇研修を実施している他、接遇の手引書を全職員に配布し、各職場で活用している。今後も市民の声を真摯に受け止めサービス向上へ指導していく。非常勤職員の配置でサービスが低下しないよう日頃から業務に関わる研修を実施している。慣れない職員への研修は、各所属長が職場内研修を実施し、戸籍事務協議会主催の研修会にも積極的に参加、知識の習得に努めている。
 バリアフリーについては、市民センターの入り口には全てスロープが設置されている。自動ドアでない施設は、松ヶ丘・さつきが丘・幕張本郷・椎名及び誉田市民センターの5箇所。改修計画では、体の不自由な方々へは職員が必要に応じて配慮しているが、次期5か年計画策定の中で検討したい。
○ 住居表示の整備について
 柏井町・三角町及びその他の地域の整備計画は、住所の表示がわかりにくく市民生活に不便をきたしている状況や町の成熟度及び街区形成の状況、さらに地域の方々の意向を見極め準じ整備している。全市的観点で、次期5か年計画策定の中で検討していきたい。

【教育次長】
○ 公共施設の修理・修繕の発注について
 小中学校及び公民館の修理・修繕の発注は、「建設工事等入札参加資格者名簿」及び「物品等入札参加資格者名簿」の登録業者から、地域性や実績等も考慮し適正に発注している。
 軽微な修繕は、業者選定の際「物品等入札参加資格者名簿」で、学校・公民館の実態や修繕の緊急性・安全性等を考慮し適正な執行に努めている。