野本信正議員の一般質問

2005.12.13
写真
1、都市モノレールの経営支援としての開発行為の許可の基準について
 市の緊急課題である、都市モノレールの経営支援の一つとして、利用促進を目的に都市モノレール徒歩圏で、市街化調整区域の開発を認めるものと説明しています。
 1に、H12年度都市計画法改正、H13年度千葉県条例改正後、今日まで千葉市に適用しなかった理由について。
 また、JRや京成線沿線などの開発は将来考えているのか。その見通しと、県条例通り、市街化区域から1.1キロメートルを全部開発区域にした場合の面積や問題点など、基本的な考え方について伺います。
 2に、H12年5月12日、都市計画法改正にあたり参議院での付帯決議があるが、その第一項を読み上げてください。
 そして、千葉市の条例改正案が付帯決議の指摘事項に適合しているのか。
 3に、開発を抑制すべき調整区域での新たな開発行為を容認する事は、市街化区域の予備地域を広げるものです。そのため、今まで調整区域の開発許可は、開発審査会が専門的に審査して可否を判断してきました。
 今回は、審査会の議を得る条件を無くし、一件ごとに判断することもなく、一定の条件を満たせば自動的に許可されることになります。
 周辺住民の生活環境に多大な影響を及ぼす開発行為は、現地の状況に即し、住民の声を十分反映させるため、開発審査は個々に厳密に行うべきではないか。
 4に、開発区域、スポーツセンターから千城台までの各駅1km圏で約400ha、住宅建設可能数6,000戸〜10,000戸と聞くが、どのくらいの人口が張り付き、モノレール利用者は何人ぐらい増える見込みか。
 また、先行している他都市では開発の結果、どのような住宅が建設され、建設戸数に対して鉄道等の利用者の増加の割合はどうなっているのですか。
 5に、開発が、有る無しにかかわらず、モノレール利用者を増やすためには、バリアーフリーやバスに比べて高い運賃、通勤・通学定期の割引充実など、条件整備も必要です。第2次5か年計画で予定されることになったバリアーフリー化は、どの駅に何機のエレベーターを設置する予定なのですか。
 6に、モノレール沿線で、現在建設されている既存の住宅では高齢化が進み、次世代が移り住むことも余り進んでいないため通勤通学者も増えず、モノレール利用者も延びていません。これらの原因の解明を行い、新しく開発を進める前提として、都市計画の基本理念である「健康で文化的な都市生活の確保」など、まちづくりの観点での条件整備が必要であります。
 今回の開発計画の中で、新しい宅地に住宅が建設され住民が張り付いた場合、鶴岡市長が第2次5か年計画の中で主張する、「安全安心のまちづくり」「ユニバーサルデザインのまちづくり」や「生活に必要な公共施設などが適正に配置される」ことなど、まちづくりの観点が入っていますか。
 また、開発計画は、若い世代がふえることも期待していると思いますが、具体的な問題として、スポーツセンター・千城台間にある既存の住宅地には、子育て支援施設は充足していますか。保育所の待機児童数を把握していますか。それらの整備を開発計画と併せて進行することを考えていますか。
 以上お答え下さい。

2、アスベストについて
 まず、幸町第3小学校の問題についてです。
 幸町第3小学校の吹き付けアスベストの発覚は、アスベスト除去工事の期間に学校を休校して、隣の学校へ通学するという大問題になりました。
 在校の児童生徒と、その父母や卒業生などに大きな不安を与えています。
 第1は、なぜ幸町第3小学校がひどいのかについてであります。
 それは、千葉市の学校は、天井が「ラーメン構造」で、天井裏と天井板の間は1メートルぐらい開いていて、仮に天井裏にアスベストが吹き付けてあっても天井板がカバーするため、教室に直接飛散する心配は極めて少ないのであります。
 それに比べて、幸町第3小学校の場合は「中空スラブ構造」のため、天井に直接アスベストが吹き付けてあるので、ボールをぶつけたりしたら粉が落ちてくるなど、飛散の可能性が高く、しかも、全ての教室と廊下に吹き付けられているのであります。
 質問しますが
 1に、千葉市176の小中学校で、幸町第3小学校以外に「中空スラブ構造」の学校はないと聞いているが、そうですか。
 2に、全ての教室と廊下に、アスベストが吹き付けられていた学校は、他にないと思いますが、どうですか。
 3に、市内176小中学校の中で、吹き付けアスベストが一番ひどい幸町第3小学校が、31年間も発覚されず、対策もしてこなかった責任はどこにあるのでしょうか。教育長は、いろいろ言い訳をしていますが、やはり市と教育委員会の責任です。児童生徒には、なんら責任はありませんが、どうですか。
 したがって、これから予定されるアスベストの除去・通学対策・健康被害対策など全ての対策は、市と教育委員会が責任をもって実施すべきでありますが、そのつもりなのか。そして、対策の実行に当たっては、保護者・町内自治会・セーフティウオッチャーはじめ、地域の皆さんの知恵と力をかりて進めるべきですが見解を伺います。

 第2は、児童生徒・卒業生や父母の不安や実態を広く聞いて、対策を行うことについてであります。
 幸町第3小学校区に住んでおられる住民の皆さんは、アスベスト問題をどのように感じているのでしょうか。共産党市議団は、問題発覚後、地域住民の皆さんの声をお聞きし、アンケートを実施しています。私自身も訪問し、たくさんの住民から直接声を聞くことができました。
 在校生をもつお母さん達は「子どもの健康が心配」「通学の安全」など、卒業生やその家族からは「情報が入らない」「アスベストは潜伏期間が長いので健康が心配」などでありました。昨日までのアンケートの集約結果では、100通を超えて寄せられています。そこでは、「在校生・卒業生の健康被害が心配ですか」に、「すごく心配」と「心配」と答えたのが75%、「それ程心配でない」が22%でした。
 「在校生・卒業生のうち希望者に健康診断を実施することについて」に、「賛成」と「できればした方がよい」が83%、「必要ない」が11%でした。
 「健康診断を市が実施した時診断を希望しますか」には、「希望する」と「本人と相談して決める」が59%、「希望しない」が12%でした。
 「せきや息切れなど症状がありますか」には、「ある」が10人いました。
 以上の通りです。そこで質問しますが
 1に、全ての教室と廊下に、アスベストが吹き付けられていた学校で、6年間過ごした児童生徒たち、3,300人の健康が心配されるのは当然ですが、保健所や教育長は、なぜ心配ないと言っているのですか。生徒の健康について、何の調査もしないでどんな根拠で「心配ない」と言っているのですか。
 2に、在校生のお母さんたちの声は、健康についての心配が高い。希望者には健康診断をするのは、市と教育委員会の責任ではないですか。
 3に、卒業生の中で、「咳が出たり息切れがして心配だ」「気になるのでアスベストの健康診断を希望する」が10人います。アンケートに回答した卒業生100人中50%ですが、どう思いますか。市と教育委員会が健康診断をすべきではないですか。
 やらない理由はなんですか。併せて、学校教職員希望者の健康診断も提案しますが、どうでか。
 4に、議案質疑で柳田議員が示したように、兵庫県伊丹市では、中学校の体育館倉庫でアスベスト吹き付けが発覚したので、在校生と、卒業生およびその父母に対して説明会を行い、在校生と、卒業生の健康を心配して、希望者全員に無料で健康診断を行い、760人が受診しています。
 千葉市が行わないのは、児童生徒の健康を心配する思いやりが足らないのではないですか。
 5に、教育委員会が開いた説明会の際、参加者から潜伏期間の長いアスベスト被害に対して、「もし健康被害が明らかになった時は、学校か教育委員会が証明したり、補償してくれるのか」と質問があったようですが、どのようにするのですか。
 6に、卒業生とその父母は、「新聞で見るだけでよく分からない」「教育委員会から何の情報も入らない」と批判しています。伊丹市では、卒業生も含めて説明会を開いています。千葉市も卒業生およびその父母に対して、知らせるべきですがどうですか。

 第3は、アスベスト製品製造工場であった、幕張5丁目・旧三菱セメント跡地周辺の住民の健康被害についてであります。
 私は、10月2日この問題を質問して、千葉市が現地調査をするように提案しましたが、動きがないようです。この間、地元の医療機関関係者が調査した途中経過を聞きましたが、問診した46世帯の100人近い住民の中で、胸部異常12人、呼吸疾患12人、肺癌死亡4人というかなりショックな数字が出ています。質問しますが
 1に、46世帯100人近い住民の中で、胸部異常12人、呼吸疾患12人と、4人に1人は心配な人がいて、すでに肺癌死亡4人の実態は、大変で深刻な事態と思いませんか。
 2に、アスベスト製品製造工場跡地周辺住民の健康について、心配ではないですか。こんな地域が、市内の他の地域でありますか。
 3に、旧三菱セメント跡地周辺の住民の健康被害について、市民に任せるだけでなく、兵庫県尼崎市のように、行政が動きだすべきではないですか。
 私は過日、尼崎市に視察しましたが、健康診断は、アスベストの専門の読影医師2人と、専属で問診などに当たる保健師3人体制で実施していて、健診料金630円でした。
 千葉市も調査に入り、健康に心配な市民には市が健康診断すること。
 三菱マテリアルと連絡をとって、企業の対応も促すなどすべきではないか。
 クボタなどは、従業員への健康診断と中皮腫出なくなった人などには弔慰金、周辺住民には見舞金を支出しているが、その制度と金額は幾らか。三菱マテリアルの制度と金額は幾らか。お答えください。

 第4は、アスベストの被害が心配されている建設従事者の対策についてであります。
 このことも前の議会で質問しましたが、その後、千葉土建一般労働組合が行った、じん肺・アスベスト肺・胸部レントゲン診断は389人が受診して、有所見81人でした。この中で、胸幕肥厚13人、じん肺の疑い25人の数字が出ています。
 質問しますが、
 1に、この数字は、建設従事者の中にアスベストの被害が、かなり済んでいることだと思いませんか。
 2に、組合が、一般検診では発見できないアスベストの被害について、独自に専門検診に取り組み、それを通じて、市内全体の建設従事者の早期発見・早期治療に努めていることを評価しますか。しませんか。
 3に、先の議会で提案したように、市内  人の建設従事者に対する対策を、建設業協会や千葉土建など、団体・組合と協力して実施することを重ねて提案しますが、どうか。

 第5は、アスベストの総合対策についてです。
 市は、委員会を作って対応していますが、住民から要望があれば対応する「待ち」の姿勢であり、市民の中に入っていくことや独自の対策を実施することがないのは問題です。
 1に、健康問題では、他都市に学んで、希望者に対する健診を行い、費用の補助制度をつくり、読影医師や保健師を配置して実施することを提案します。
 このことが、早期発見・早期治療や労災などの申請援助、来年から発足するアスベスト新法での補償対象の道も開けるのではないですか。
 2に、市原市では、市と医師会の共催で、市民向けのアスベスト学習会を1月に行う予定です。千葉市でも、市主催か医師会との共催で、市民向けのアスベスト学習会を実施するよう提案するが、どうか。


<2回目>

1、モノレールの経営支援としての開発行為の許可の基準について
 1に、ただ今の答弁では、街づくりの視点や観点が見えて来ません。
 「参議院での付帯決議」との適合性について質したところ、「環境問題、小子高齢化への対応など、都市の抱える諸問題に適格な対応を図るという指摘事項に適合する」との答弁でした。一方で、都市計画の基本理念を活かしたまちづくりの観点での条件整備が必要であると質問に対して、「市街化調整区域で開発許可を行うための要件を示した」「開発行為は申請者が公共と協議して良好な都市の環境確保が図られる」
との答弁でしたが、この二つの答弁は整合性がない。
 結局、住宅建設は、一定の条件をクリアすれば、1戸で10戸でも民間が自由に建てられることになります。船橋市を視察してきたが、道路に沿っての住宅が20戸とか30戸とか建設されていて、それぞれの区画に40坪ぐらいの小さい公園が付いていました。この20戸とか30戸のコンパクトな住宅地も10か所連なれば、200〜300の戸数になります。
 都市計画では、300の戸の住宅地には、かなり大きい都市公園が必要になるが、50坪の公園が点在する街づくりになってしまう。公園以外の都市施設も同様なことが予想され、「生活に必要な公共施設などが適正に配置される」保証がなく、街づくりの視点・観点が抜けたままの住宅地になってしまうのではないか。
 2に、若い世代が増えることの期待も質問したが、若葉区の保育所待機児童数は、103名。これを解消して受け入れ態勢を整備しないと、若い世代の希望に応える街にならないし、モノレール利用者が増える街づくりにならないのではないか。

2、アスベストについて
 なぜ、幸町第3小学校がひどいのかについてですが、幸町第3小学校の天井は「中空スラブ構造」のため、天井に直接アスベストが吹き付けてある。
 千葉市176の小中学校で、幸町第3小学校だけが「中空スラブ構造」で、すべての教室と廊下に、アスベストが吹き付けられていた学校は幸町第3小学校だけです。教育委員会には、この認識が欠落しています。
 1に、全ての対策は、市・教育委員会が責任を持って実施するよう求めたところ、「除去工事・一時移転に伴う通学路の安全、子どもたちへの心のケアなど十分配慮する」の答弁があったが、具体的にはどのように行うのか。
 私たちが取り組んでいるアンケートにも、いろんな要望が寄せられているし、これからも十分に意見を出してもらって、一つひとつ丁寧に対応すべきですがどうか。
 2に、健康問題について、「子ども達の健康について安全とする根拠は」と質問したが、国が示す一般論からみて「心配ない」といっているとの答弁でした。
 では、国の担当官が幸町第3小学校を視察して心配ないといったのか。この際、権威ある専門家に現地を調査してもらうよう提案するがどうか。
 3に、「健康診断を希望する市民については、当該在校児童や卒業生に限らず千葉労災病院等を紹介する」「一律に健康診断を行うことは考えていない」の答弁でした。
 市民向け一般の対策と幸町第3小学校の問題を、同じレベルで考えているのは納得できません。全ての教室と廊下に、アスベストが吹き付けられていた学校は、幸町第3小学校だけです。こんなひどい環境の中で、6年間過ごしてきた子どもたちが3,300人もいることに対して、特別の対策をなぜしないのですか。
 伊丹市では、在校生の希望者に対して、問診・スクリーニングをしています。直接X線撮影も実施しています。問診・スクリーニングは、千葉労災病院へ送らなくてもできます。千葉市は、少なくとも在校生の希望者に対して、問診・スクリーニングは実施すべきではないですか。
 「千葉労災病院等を紹介する」というが、労災病院の健康診断は、費用が5,390円かかかるが、全額在校児童や卒業生の保護者もしくは本人に負担を求めるのか。
 また、千葉労災病院は市原市で、時間も交通費もかかるが、そのことは何の考慮にも入っていないのか。
 4に、卒業生についてですが、卒業生とその父母に対する説明会について「卒業生から要望があれば行う」と言いますが、私どものアンケートでは、ほとんどが説明会の開催・情報提供を求めているので、開いたらどうですか。
 共産党の行ったアンケートだけでは不満なら、市・教育委員会自らアンケートでも行うべきではないか。
 アンケートの中で、卒業生から「咳が出たり息切れがして心配だ」「気になるのでアスベストの健康診断を希望する」が10人いました。卒業してから20年とか25年の人がいるので、アスベスト暴露から発症までの潜伏期間を考えると心配だが、教育委員会は心配していないのか。
 兵庫県伊丹市では、在校生と卒業生の希望者全員に、無料で健康診断を行い760人が受診してことを紹介しました。伊丹市で出来て、千葉市ではなぜできないのか。在校生と卒業生の健康を本気で心配していないのですか。卒業生の実態を把握して希望者には検診を実施すべきです。
 5に、「健康被害が明らかになった時は学校か教育委員会が証明したり補償」の要望に、「国の法律制定を待って対応」との答弁でした。自ら努力する意欲がないのは、千葉市が管理する学校で重大な問題が起こっていることへの認識が稀薄ではないか。
 東京都文京区「さしがや保育園」では、平成11年の園舎の改修工事中に、天井裏の吹き付けアスベストが飛散して、保育園児と職員などがアスベストに暴露する大事件が起こっています。区は、学者や識者による「健康対策検討委員会」を立ち上げ、総合的な検討を行ったがその報告書によると、健康対策では、(1)健康対策の対象者は園児全員が対象者である。(2)園児の健康診断は、ばく露から10〜20年以内の発症は極めて稀である点と、X線写真の放射線被爆リスクを考慮し、園児が成人に達した以後に必要となる。(3)保育園職員等の20才以上の成人ばく露者は、万一発症した場合潜伏期間からみて、20年最短でも10年以降から健康診断を行う。(4)健康対策対象者に関する健康診断、および発症時の健康対策実施の機会は、全ての対象者に与え、それに関する費用は文京区が負担を。(5)そして、万一発症した場合には、保育園でばく露したことを証明し、補償については行う方向で今検討が続いています。
 教育委員会は視察や調査をしたのか、文京区に学ぶべきではないか。
 幸町第3小学校で参考にした場合、在校生および卒業生の中で、成人に達した時に健康診断を行う。卒業生で成人をすぎた人達の希望者には健康診断を行うなどルールを作っていくことが必要ではないか。
 万一発症した場合には、幸町第3小学校でばく露した可能性を証明し、補償についても考慮していくことの検討が必要ではないか。
 千葉市も学者や識者の力も借りて、幸町第3小学校アスベスト健康対策検討委員会などを立ち上げることを提案する。

 次に、幕張5丁目・旧三菱セメント跡地周辺の住民の健康被害についてです。
 1に、アスベスト製品製造工場や跡地幕張5丁目の健康被害についての質問に、「こてはし保健センターには花見川地域の健康被害は確認されていない」との答弁でした。
 しかし、地元の医療機関が努力した結果、周辺の住民の被害は深刻かも知れないというデータが出ています。9月議会でも私の独自調査に伴うデータを示しました。
 現地の実態を議員が示しても「花見川地域の健康被害は確認されていない」との答弁は、私どもの調査に基づく実態報告は信用できないから無視するということか。
 地元の医療機関などが努力していることに、もっと関心を示し、地元の医療機関と話合うべきではないか。市役所も現地住民の生の声を聞くべきではないか。
 2に、三菱マテリアル建材は「周辺住民の被害は聞いていない」とのことだが、現地の調査もしていない。三菱マテリアル建材に、自ら幕張5丁目工場跡地の周辺住民の調査を行うよう、千葉市から働きかけるべきだ。

 次に、建設従事者の対策についてです。
 1に、アスベストの9割が建材に使用されていることから、市内建設従事者の健康が心配ではないのか。また、千葉土建一般労働組合、市内43,000人の建設従事者の健康被害対策として、先駆けて取り組んでいる専門検診を評価し、建設業協会や千葉土建など、団体・組合と話し合い、協力し合っていくことを重ねて提案する。


<3回目>

 最後に教育長に質問しますが
 1に、幸町第3小学校のアスベストが吹き付け問題に対しての答弁は、責任感が感じられない。対策の取り組み姿勢にも緊張感が感じられない。
 ただ今の答弁も、今議会の議案質疑や代表質問での教育長の答弁を振り返ってみても、「すべての教室と廊下にアスベストが吹き付けられている、深刻な環境の中で、子どもたちを31年間過ごさせてしまったことについて、遺憾に思うとか、大変すまなく思う」とかの言葉が一回もてでこないのはなぜなのか伺いたい。
 心配している、子どもたちや保護者・卒業生を思いやる優しさや、教育者らしい謙虚さ、行政としての責任をもって取り組むことを求めるが。

 2に、安全だという結論を押しつけないで、幸町第3小学校のアスベストが吹き付けの実態が31年間安全であったかどうか改めて調査してはどうか。全国でアスベスト問題に取り組んでいる専門家に依頼などすべきではないか。

 3に、通学の安全も健康についても、不安を持ち心配している在校生・保護者・卒業生の声を可能な限り聞くこと。を

 4に、健康診断は被害者を発見するためだけにあるのではない。健康診断を行った結果、「異常無し」で安心してもらうためにも必要。積極的に実施を求める。