野本信正議員の
議案質疑に対する答弁(要旨)


2005.2.1
【鶴岡市長】
○ 事務監査請求への態度について
　このたびの事務監査請求は、真摯に受け止めている。今後も税務行政の公平･公正な執行に努め、市民の信頼回復に最大限努力する。「署名者２万人」の見方は「見る人によって違う」と言ったものだ。監査請求されたが、市としてはできる限り調査し議会へも報告してきた。個別外部監査が認められれば、市は可能な限り協力していく。

【代表監査委員】
○ 事務監査請求について
　本件請求は、有効署名数が有権者の５０分の１に達しており、地方自治法の事務監査請求手続きを適切に進めていく。税務当局が行った特別処分等に関わる内部調査の報告書は適正に作成されたと承知している。行政監査の指摘はH15度の事務事業が対象だった。監査委員会の指摘事項が解明されるかどうかは個別外部監査が実施され、その監査結果で判断されるもの。
　税務行政の監査は、H3･H5･H7･H9･H11･H13･H16年の7回実施している。
　個別外部監査契約については、過去の包括外部監査人選定を参考に、早急に人選したい。監査期間は、1年程度で対応できると考える。監査テーマである特別処分・不能欠損処理の妥当性と滞納処理システムの内容等は、先に行った行政監査とは別の観点だと考える。
　市民感情については、監査委員は常に冷静に対応しており、答弁は差し控えたい。個別外部監査が行われるなら、監査委員も協力したい。

【財政局長】
○ 事務監査請求について
　検察側の見解についての答弁は差し控える。「特別処分」は事務処理に不適切な面もあったが、地方税法に基づく正当な不能欠損処理だった。税務の調査では、特別処分についての文書は確認できなかった。内部調査の結果については議会答弁や記者会見等で、できる限り説明してきた。
　個別外部監査で求められれば、資料提出には誠意を持って対応する。