小梛輝信議会運営委員長の辞職を求める動議

千葉市議会議長 様

2006年9月7日

 議会運営委員会は、議長の諮問に応じ円滑な議会運営をするために、議員間の連絡調整を目的とする。

 議運で意見が一致した場合など各議員や会派が紳士的、自主的に守ることによって申し合わせが効力を持つことになる議会の重要な機関である。

 しかし、この間の小梛議員の言動・対応は議員にあるまじきものであり、紳士的、民主的に運営が行われる議会運営委員会の運営委員長としてふさわしくなく、辞職を求めるものである。


提出者
日本共産党千葉市議会議員団
福永 洋

ふくなが洋議員の動議提案理由の説明

2006.9.7

 わが党は7月4日、議長に対して、議会運営委員長の説明責任と辞職を求める申し入れを行いました。

 その内容は、小梛議会運営委員長が「声を荒げて市職員などに発注方式の変更を迫った」ことが明らかになり、6月22日の幹事長会議で、議長から個名が明らかにされないまま「日頃の言動に注意するよう」各会派に、周知徹底するようにとの異例の指摘がありました。

 その幹事長会議で、公明党の内藤幹事長は「議員としてあるまじき言動」と非難し「品位を汚す発言については「議長から注意を」と要請したものです。

 西巻21世紀クラブ幹事長は、22日の一般質問の冒頭で「市議の暴挙と思われる記事がでたが、事実ならば容認できない各会派が厳正に対処すべき」との発言がありました。

 こうしたにより、私どもが申し入れた点は、(1)議会の自浄能力を発揮して公正な議会を確立するために議長としての明確な見解と方向性を示すこと。(2)議長として、小梛議会運営委員長に対して、議会及び市民に対して説明責任を果たすとともにその職を辞することを求めました。(3)あわせて、小梛議員が所属する自民党市議会議員団の責任も問われており、議会を代表する議長としての役割を発揮することの3点でした。

 議長からは、わが党の申し入れに対して、8月29日議長室で回答があり「小梛議員に伝えたが、本人は辞職しない、自民党の会派としてもその方向であり、そのことを議長として尊重する」また「100条委員会の設置は要望と受け止める」とのことでした。

 わが党としてこのような、議長の回答を受け入れることは到底できないものです。

 問題になっている小梛議員は、公式には何回もその機会があったにもかかわらず、なんら釈明、説明責任を今日にいたるまで果たしていません。

 議会運営委員長としても、議員としてもきちんと議会、市民に対して説明責任を果たすべきではないでしょうか。

 さらに8月31日、小島助役から小梛議員にたいし「言動に圧力を感じた職員がおり再発防止」を文書で申し入れたことが明らかになりました。これは、議会始まって以来の事例でありその責任は重大です。

 こうした流れからも、小梛議員の道義的責任は重いと考えます。今日にいたるまで責任を曖昧にする対応は許せません。

 こうした不当なことが認められるならば、今後の議会に対する市民の信頼や職員の信頼は得られません。

 せめても議会運営委員長の職は辞するのが、市民に対する責任であり、そのことを求めるのが議会としての果たすべき最低の責務と考えるものです。

 同僚議員の良識ある賛同を求め、提案理由の説明とします。