![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2006.9.7
|
ご存知のように、8月31日、小島助役から小梛議員に対して、議会では前例のない申し入れが行われました。 その内容は、1つに、小梛議員の要望は地元の意見を踏まえた市民代表の声として受け止めている。 2つに、しかし小梛議員の要望活動で言動に圧力を感じた職員がおり、市議会と市執行部が力を合わせて市政の発展を目指すという本来の姿に鑑みると誠に遺憾であります。 3つに、日頃より市議会議員の要望や意見には、市職員は真摯な態度で聞くように指示しており、小梛議員においては今後このようなことがないようにお願いします。 というものでした。 市職員が「言動に圧力を感じた」として、議員が市から申し入れを受けるという事は、大変な事態だと認識すべきです。 わが党は、9月4日の議会運営委員会に、小梛議員の議運委員長の辞職を求める動議を提出しました。 辞職に反対する自民党の松戸委員は、「小梛議員が議運委員長に就任する前の話であり、議運委員長の職責についてのものではないので辞職に値しない」「圧力・脅迫は受け取り方の違いであり、本人は反省しているので辞めることはない」との発言でした。 公明党の内藤委員は、「議長から小梛議員に注意があった」「以前のことであり、議事運営に不正があったのではない」「本人は反省しているので辞職の動議には賛成しかねる」との発言でした。 新政五月会の伊藤委員は、「議運委員長の職務によるものではない」「辞職に値しない」などの発言がありました。 市民ネットワークからは、「パワーハラスメントでありキチンと反省すべきであり、小梛議員の議運委員長辞職は妥当なもの」と辞職に賛成する発言がありましたが、動議は賛成少数で否決されてしまいました。 しかし、小梛議員の言動は、大きな声で威圧しただけでなく、市の公共工事を分割発注から一括発注への変更を求め、職員の人格を傷つけるものだったのです。 それを、「以前の話であり、議運委員長の職責の問題ではない」「議長から注意があった」などの理由で、「議運の委員長を辞めることはない」などの辞職に反対する意見は、市民の納得は得られません。 「議員にあるまじき言動」と厳しく指摘しながら、「辞職には賛成しかねる」との発言は矛盾しています。 また、「本人が謝罪した」としていますが、自民党内部の謝罪にとどまり、釈明は一度もされていません。市民と議会に対し、説明責任を果たすべきです。 問われているのは、議員としての品位や社会的・道義的責任であり、そして議会の自浄能力です。 新聞によれば、市職員の中には「小梛議員は本当に反省しているのか」「あのままでは、職員の間に自殺者が出かねない状況だった」との反発の声があると報道されており、今後の市政運営に大きな障害が生まれると危惧されています。 市民に何ら釈明することもなく、議運委員長の職を務めることは、断じて認められません。 以上、申し上げて賛成討論とします。 |