やなぎだ議員の一般質問

2006.9.27
 日本共産党のやなぎだ清です。通告順にしたがって一般質問をおこないます。

 今議会もこれまで代表質疑や一般質問がおこなわれ、本日最後になりましたので、若干重なる問題もありますが、市民から要望されている問題ですので、別の角度から深めてまいります。

 まず最初は、下水道事業の促進にむけてうかがいます。

 市民の日常生活に欠かすことのできない下水道は、その都市の生活水準のバロメイターともいわれているもので、本市でもこの間、多大な予算と労力をかけて下水道事業を促進し、普及率を96%までに引き上げてきました。

 下水道事業のさらなる促進と普及を願って質問いたします。

1、各区の普及率はどのくらいになっているか。普及率のおくれている地域の普及率を高めるには、どのように対応するのか。

2、市街化調整区域への下水道整備が各地ですすめられていますが、市街化区域で未整備の区域は、どのくらい残されているか。調整区域の未整備地域はどのくらい残されているか。その未整備区域は何が問題で整備できないのか。個々に明らかにされたい。

3、下水道の未整備地域で、下水道管を埋設する私道の所有者が行方不明などで、整備がすすまない花見川区千種町のような地域は、市内に13地域、183世帯が残されているようですが、下水道管を敷設するために、どのように検討されているか。

4、下水道管の敷設が完了している地域でも、個々の接続がされなければ、整備されたとはいえません。この間、特別の職員を配置して、解決にあたってきましたが、どのくらい解決したのか。また、未だ接続されていない世帯は14,000世帯もあるようですが、その対策はどのように計画しているのか。接続をすすめる助成制度や貸付制度をさらに充実させて、促進できないか、うかがいます。

5、汲み取りトイレはどのくらい残されているか。市営住宅や公園など公共施設での解消と、市内から汲み取りトイレを亡くす今後の計画をうかがいます。

6、下水道使用料について、10立方メートル680円の基本料金が設定されているが、高齢者世帯や独居世帯などでは、「1ヶ月に10立方メートルまで使わないのに、基本料金までの量をとられているのは不公平だ」という意見があります。市内には使用料が10立方メートル以下の世帯が96,000世帯、約28%も存在します。横浜市や川崎市では基本料金を8立方メートルまで下げて、こうした使用量の少ない世帯に配慮しています。1立方メートルごとの料金体制か、横浜市や川崎市のような方法も含めて、基本料金体制の見直しはできないか。

 下水道事業の2つめは、排水対策についてです。台風や集中豪雨などで全国各地に大きな被害がでています。千葉市でも去る7月の集中豪雨で床上浸水や道路冠水で多大な被害が発生しています。特に、花見川区三角町、千種町などの地域は、雨水が集中する低地帯なために水害常襲地域になっており、5年に1回どころか度々くりかえす地域として、抜本的な対策が急がれています。そこで、うかがいます。

1、この花見川区の地域住民は、雨が降ると、いつも心配して、夜も眠ることができないといわれています。抜本的対策として雨水貯留管の設置が計画されていますが、完成は4年先です。これでは、安心して生活ができません。この三角町・千種町地域の十分な対策が完成するまでの間、必要な暫定的な対応が求められています。水害や道路冠水を防ぐために、直ちに排水ポンプを設置すること。この近くにある千葉工業大学のグランドを借用して、暫定の貯水池を設けるなど、早急な対応ができないか、うかがいます。

2、被害者に対して、床上浸水には3万円の見舞金が支給されましたが、あまりにも少額すぎます。また、車両が使えなくなる被害があっても見舞金すら支給されないという現状に、自然災害とはいえ、あまりにも冷たい見舞金制度だと被害者は嘆いています。時代の変遷に合わせて見舞金制度を改善する必要があるのではないか。

3、こうした水害常襲地域は、市民局や区役所をはじめ、土木事務所などもつねに把握されていると思いますが、地域の被害者からは、豪雨のなかで、水かさが高まるなかで、119番に救助を依頼してもなかなかきてくれなかったという苦情も出されています。こうした緊急事態にはどのように対応することになっているのか。マニュアルがあると思いますが、明確にされたい。

4、こうした水害常襲地域は、市内には何箇所あり、その対策はどのように計画されているのか。具体的に明らかにされたい。

 つぎは、高齢者の生きがいについて、うかがいます。

 高齢者人口が2,640万人、人口の20.7%になったと、先日の敬老の日に報道されていましたが、千葉市でも年々高齢者が増加して156,000人になったと報告されています。

 それだけに、高齢者の健康の維持とその促進にむけて、行政のはたす役割と期待が年々高まっていますので、おたずねします。

1、高齢者の生きがい事業として、シルバーカードが交付されていますが、その利用状況について、どのようにつかんでいるか。高齢者の社会参加をうながすために、もっと利用を促進するようPRすべきではないか。

2、いきいきプラザやいきいきセンターが各区に設置されて高齢者に利用されていますが、まだ多くの高齢者が利用しているとはいえません。いきいきプラザやいきいきセンターの近くの高齢者には好評ですが、自宅が遠い高齢者は利用できません。もっと広範囲の高齢者が身近で利用できるように、学校の余裕教室などを利用して、いきいきセンターをさらに増設するよう求めます。

3、国民健康保険の事業として、「人間ドック」「脳ドック」の助成制度がありますが、これは生活習慣病予防にも大きな役割があるものです。どのくらいの成果がでているか。また、この事業は、受診できる年齢が市民には分かりにくかったり、申し込んでもなかなか利用できない市民がいます。もっと利用できる対象者を増やしたり、市民が気軽に受診できるように、PRなども徹底するよう求めます。

4、高齢者の孤独死などをなくす一つの方法として、緊急通報システムが現在1,900台余り設置されて一定の役割を果たしています。今年度から設置者への電話基本料金の助成を打ち切ってしまいましたが、万一に備えて緊急通報の設置者をもっと増やすことが必要です。高齢者世帯やひとり暮らしの高齢者などは、当局は把握しているわけですから、孤独死などが発生しないために、市から案内などをして、希望するすべての高齢者に緊急通報システムを設置することはできないか。また、家族と一緒に住んでいるが、昼間は一人になって不安だという高齢者もおります。必要な高齢者には設置できるよう積極的な取り組みを求めます。

5、高齢者の健康の促進、介護保険の要支援の認定者のリハビリなどの支援のために、かねてから要望されている、こてはし温水プールや北谷津温水プールなどを、千葉県のプールのように、高齢者には無料開放するとか、割り引き制度を設けて利用を促進するよう求めてきましたが、どのように検討されてきたか。プールの所管は教育委員会などと言わず、明確にされたい。今回、蘇我球技場を使った「ワクワク健康づくり」などの事業がはじまりますが、健康増進、リハビリなどには水中ウオーキングなどは効果があるといわれているので、小学生や中学生の「ふれあいパスポート」のようにシルバーカードを使って、温水プールが利用できるように、もっと便宜をはかるよう求めます。

6、高齢者を地域で守り、相互に援助しあうことがますます大切になっています。私の住んでいる花見川団地では、自治会の呼びかけで、「ハンド・ハンド」という組織が、高齢者の買い物や部屋の掃除などを支援しています。介護保険を利用しなくてもすむように、若干の会費と負担で、高齢者を支援する独自の運動をしているのです。こうした地域での相互支援は他の地域にもあり、高齢化社会にはますます大切なことだと思いますので、これらを奨励したり、支援することはできないか、うかがいます。

 高齢者の2つめは、高齢者の就労についてうかがいます。

 医療費の引き上げや増税、国保料や介護保険料の値上げは、高齢者の生活を直撃し、千葉市でも、住民税の納付通知書や介護保険料、国保料の通知書が届いた6月の2週間だけで、1万人を超える市民が「なぜ、こんなに高くなったのか」と、区役所に問い合わせや抗議の声を寄せています。高齢者の生活は、経済的な厳しがますます深まり、全国的にも高齢者の生活保護受給者が増加しています。

 年金だけでは生活できない。もう少し収入を得たいと働き口を探す人も増加していますが、高齢者に適当な職場が簡単に見つかることはむずかしく、シルバー人材センターに登録する人が増えています。しかし、仕事の確保はなかなか大変なようです。そこで、千葉市のシルバー人材センターの現状と改善についてうかがいます。

1、人材センターに登録されている会員は2,780名で、1カ月に9.4日ほど就労できているようですが、どのくらいの収入があるのでしょうか。「年金を補うために、月に5万円ぐらい稼ぎたい」という要望がありますが、これを満たしている会員は何人いますか。 

2、登録はしたが予定した仕事が少なく、思うような就労ができないという話がありますが、千葉市は、仕事の確保について、平成17年度には2億4,792万円余をシルバー人材センターに委託してきたようですが、これで何人が雇用され、就労者数を増やしているのか。

3、これまで長い間、駅前の駐輪場の整理にシルバー人材センターからの派遣された職員がいましたが、現在は整理員が減らされ、駐輪場の整備が十分されていない駅前が各地にありますが、これまでのような人員確保はできないか。

4、JR新検見川駅や幕張駅の周辺は、放置自転車が多数ありますが、放置自転車対策を明確にされたい。

 つぎは、子育て支援の充実についてうかがいます。

 子育て支援については、少子化の時代に、いまやわが国の最重要課題になっており、国もいろいろな施策を出してきていますが、国民の期待に応えているとはいえません。鶴岡市長も就任以来、子育て支援は最重点施策ですすめているといわれていますので、今議会では代表質疑や一般質問でも取り上げられてきましたが、私もいくつかの問題についておたずねします。

1、子育て支援の大きな施策として、本年8月より乳幼児医療費助成制度が6歳、就学前の幼児まで拡大されました。しかし、国民健康保険加入者のうち、国保料の滞納者には資格証明書が発行され、その家族である約300人の乳幼児には、正規の保険証が渡されず、窓口で10割の医療費を支払わなければなりません。乳幼児医療費助成制度の精神を生かして、該当する約300人の乳幼児に、正規の保険証をただちに支給するよう求めます。加入者の家族には別々の保険証が発行されているわけですから、約300人の乳幼児には優先して渡してください。

2、保育所の職員は、正規職員が年々減少し、いまや非常勤職員などのほうが正規職員を100人も上回るようになっています。保育所の定員ははっきりしているわけですから、必要な職員は正規職員で確保すべきではないか。

3、正規職員以外の保育士が、非常勤職員、臨時職員は市の採用、ほかに社会福祉協議会が採用した職員と、3種類に分かれて、賃金などの待遇が異なっていますが、同じ保育の仕事をしながら、差別をするのはやめて同等にするべきではないか。

4、子どもルームは働く若い世代を支援し、児童の放課後の生活を支援するために、各小学校校区に設置する方向がとられていますが、例えば、花見川区のこてはし小学校に子どもルームがないために、やむをえず、越境して、他の学校に入学して子どもルームに通ったり、美浜区の磯辺第3小学校区には子どもルームがないために、同校の約35人の児童が、周辺の4〜5カ所の子どもルームに、それぞれ長距離の道を歩いて通う状況になっており、親は毎日心配していると訴えています。子どもたちの放課後がこうした実態でよいと思っているのでしょうか。子どもたちの安全面からも、こうした未整備の校区に子どもルームの新設を早急に求めます。

 つぎは、地域の諸問題についてうかがいます。

 地域の諸問題の最初は、公共施設の有効利用についてです。 

1、旧さつきが丘消防職員独身寮がようやく解体され、その跡地の活用が待たれています。隣接する公民館の増築などをすすめ、地域住民が生涯学習教育や市民の憩える場所として利用できるのは、いつごろになるか。早急な取り組みを求めます。

2、花見川団地の小学校が統合され、その跡地がどのように活用されるかが、今後の学校統合にも大きな影響があります。花見川団地の小学校跡地はどのように利用されるのか。活用に当たって検討委員会で検討されているようですが、地域住民の意見などはどのように取り入れるのか。決めてから従えというようなことではなく、はじめから地域住民の意見を取り入れる用意はあるか。また、市として当面、利用する対象がないことを理由に、跡地を売却するようなことはしないのか。はっきりと確認したい。

3、来年は、一斉地方選挙と参議院選挙が予定されていますが、花見川区長作台1丁目、2丁目の地域は、長作小学校が投票所になっているので、高齢者などは遠いので困っています。投票率を高めるためにも長作台地域の近くにある作新小学校に投票所は設けられないか。

4、さつぎが丘2丁目にある都市再生機構の旧職員寮が3年ほど前から使用されていません。払い下げる方向だという話も聞きましたが、市が譲り受けて市営住宅などに活用できないか。

5、旧花見川消防署の跡地は、移転して3年にもなるのに、依然として建物の解体もされずにそのままになっています。解体して、跡地をこてはし公民館の建て替えに活用してほしいという要望があるが、どうか。

 地域の諸問題の2つめは、市民の足の確保についてです。

1、今年4月に、花見川区の北部地域に開通したバス「花まわる号」の利用状況をどのようにみているか。開通したことは歓迎されていますが、利用者が予想外に少ないのは、片方通行など不便だという意見があります。双方の運行など、運行路線を改善して、利用者の要望に応えることが求められているが、バス事業者を指導できないか。

2、かねてから、花見川区の公共施設を回るコミュニティバスの運行を要望していますが、花見川図書館やいきいきプラザ、花見川郵便局、区役所やJR、京成電鉄、モノレールなどの駅を結ぶ循環バスが、多くの市民から待たれていますが、どのように検討されているか。

3、幕張駅から花島公園までのバスが開通したり、京成八千代台駅からモノレールのスポーツセンター駅間の路線バスが1日1往復などしていますが、バス会社が異なるので、市民の利用したい道路を走らないために、あまり乗客の乗っていないバスが走っています。市民が利用できる路線を運行するなど、バス事業者同士が検討するように、市は指導できないか。

 地域の諸問題の3つめは、道路整備についてです。地域住民から要望されている箇所を上げて質問します。

1、都市計画道路柏井町・三角町線の整備が待たれています。一部の道路整備は完成していますが、未整備区間は、今後、どのように整備がすすみ、完成はいつごろになるか。

2、さつきが丘地域の排水溝のふたがけは、いつになったら完了するか。

3、同じく、こてはし台地域の排水溝のふたがけが完了するのはいつになるか。

4、こてはし町426番地先道路の整備はどのようにすすむか。

5、都市計画道路園生町・柏井町線の柏井町地域、県立柏井高校から柏井小学校までの約1キロメートルの道路整備は、すでに測量も終了していますが、拡幅整備はどのようにすすむのか。柏井町地域の町名の整備も来年2月にはすすむわけですので、それらに合わせて整備を急ぐよう求めます。

6、花島公園入り口交差点の天戸町方面からの出口の改善が求められています。地権者の了解も取れたようですが、いつごろどのように改良されるか。

7、宮野木台の交差点改良については、一部用地買収がすすみましたが、他の関係者との交渉はどこまですすみ、改良はいつごろになるか、明らかにされたい。

(2回目)

下水道事業の促進について

1、普及率が96%まで普及し、さらなる促進への方策をうかがいましたが、今後のことはどうもはっきりした施策が明らかにされません。遅れている地域は今後どうするのか、重要な課題ですので明確にされたい。

2、私道などへの下水道管の敷設は、地権者が行方不明など、問題が明らかな道路は、行政の責任で下水道管を敷設してほしいという要望が、関係地域の市民からだされていますので、解決に向けて市が責任をもって、取り組むことを求めます。

3、下水道管が敷設されていて、未だ接続されてない14,000世帯への対応をうかがったが、接続を進める方向がよくみえません。設備投資をしても接続して利用されなければ、費用対効果を考えてもムダになる。早急な解決が必要ではないか。積極的な対策を求めます。

4、下水道使用料について、基本料金体制の見直しは検討しているようですが、どのように見直すのか。水の使用量の少ない世帯への対応を明確にされたい。

水害対策について

1、答弁では自然災害だから仕方がないかのような答弁でしたが、それでは市民は浮かばれません。いつの時代でもこうした自然災害にどう立ち向かうかが、人類の課題であり、行政としての責任ではないでしょうか。市内の水害常襲地域は、当局は把握しているのですから、それぞれにどう対応するかは重要なことで、被害者の立場に立って早急な対策を求めます。

2、花見川区三角町・千種町地域への対策は、貯留管の敷設が計画されたことは結構なことですが、時間がかかります。毎年のように繰り返される道路冠水や水害に、地域住民は抜本的な対策の完成までにまた豪雨による被害がでるのではないかと心配しているのです。提案したような仮の貯水池を設けることやポンプの設置など緊急の対策を直ちに取り組むことを被害者に約束することを求めます。

3、緊急時のマニュアルをうかがいましたが、はっきりしません。119番に市民から通報がされたら、役所の中ではどのようなセクションが動いて行動をおこすのか。緊急時の市民が安心できる対応を明確にされたい。

高齢者の問題について

1、高齢者の問題について、何点かうかがいましたが、残念ながら高齢者の実態からは、大きくかけ離れたものといわなければなりません。高齢者が年々増加していることはいうまでもありませんが、数字でつかむのでなくて、もっと高齢者の置かれた事実をつかんでほしい。折角すすめている高齢者福祉も、利用されなければ、生きた福祉行政とはいえません。市政だよりなどで報道されても、見落としたり、わからないままのものもたくさんあります。日常生活用具の給付などは、申請しなければ受けることができない現状を「あなたは受けられますよ」と区役所から連絡し、給付するように変えることはできないか。

2、「人間ドック」「脳ドック」についてうかがいましたが、この助成制度は効果があるとの答弁でした。そうならばこそ、さらに制度の拡充と市民への利用を徹底してほしい。そして、脳ドックの検診費用が病院によって16,670円から63,000円と、4倍以上の差があるのは、医師会などと協議して、検診や費用負担に格差が生じることのない、市民が安心して検診できるようにすべきではないか。

3、高齢者の健康増進にために、温水プールの利用に高齢者などに便宜を図るよう求めましたが、所管の違いをいつまでも言っています。教育委員会は、他都市のことを例に市民の要望に応えようとしないが、温水プールを無料にしたり、割り引きをしたらどのくらいの収入減になるのか。また、介護保険の要支援認定者のために温水プールを活用したり、リハビリや健康の維持ために活用したほうが、高齢者が介護保険を利用しなかったり、病気にならないための医療費の減額につながるのではないか。保健福祉局長の見解をうかがいます。

4、シルバー人材センターについてうかがいましたが、シルバー人材センターの会員2,780人の月平均収入は38,000円で、5万円以上の収入のある会員は、そのうち4分の1で、千葉市から業務委託した仕事で働けた人は、わずか14%しかありません。団魂の世代が定年を迎える時代を目の前にして、定年後も働きたい人も増加しています。増税や保険料の引き上げなどで経済的にも厳しい状況の高齢者が増えるなかで、シルバー人材センターの役割をもっと明確にして、これまでの2倍、3倍の業務委託の支援をするなど、積極的な取り組みをすることはできないか。

5、駅前の放置自転車の整理に、十分な人が配置されているかの話でしたが、なぜ、放置自転車はなくならないのか。人員不足で整理できないのではないか。もっと増やすことはできないか。

子育て支援について

1、乳幼児医療費助成は、子育て支援の大きな施策だと理解していましたが、国民健康保険の正規の保険証が渡されない約300人の乳幼児がいるので、ただちに正規の保険証を発行することを求めたが、ダメだという答弁でした。個別にできた保険証ですのに、なぜ渡せないのか。助成制度が生かして約300人の乳幼児を平等に扱うよう求めます。

2、保育所の保育士の問題ですが、必要な保育士を正規に確保することは、責任のある保育のためにも重要なことです。しかし、非正規保育士がますます増加しているのは、なぜか。経費削減のためなのか。どのくらい削減になっているのか。保育行政の低下にならないか。

3、子どもルームをすべての小学校に設置することの必要性を確認しながら、18の小学校校区では未整備だと答弁していますが、設置できないのはなぜか。その理由を個々にうかがいたい。そして、関係する保護者から特段に子どもルームの設置を要望されている磯辺第3小学校は、場所がないからなどといわず、早急に設置すべきではないか。

4、今年開設される花見川区の畑小学校、柏井小学校などの子どもルームはどのくらいの規模で、いつごろ開設されるのか。

地域の問題について

1、旧消防局の職員寮の跡地の問題は、ようやく建物の解体がはじまり、まず、隣接している公民館の駐車場に活用することは歓迎される話です。今後、公民館の増築や市民の利用できる施設建設など、跡地の活用についてはいつごろ決めるのか、うかがいます。

2、花見川団地の小学校統合後の跡地についてうかがったところ、一括売却はしないという答弁でしたが、必要ない部分の土地は一部でも売却する目算なのか。それはどのくらいになるのか。市民の意見を十分聞いて、地域住民のために活用すべきではないか。

3、さつきが丘の都市再生機構の旧職員寮の活用は、建物の耐震の面から無理だとの答弁でしたが、もし地震に危険な建物ならば、建物の倒壊などで付近の市民の安全が心配ですし、防犯上からも問題になっています。都市再生機構に対して今後どうするのか、確認するよう求めます。

4、バスの問題は、バス事業者の路線確保の立場からの運行が優先されたのでは、市民が利用できるバスとはいえません。今回2つのバス路線について質問しましたが、市民が必要なバス運行がされるように、バス事業者に対して、行政がもっと指導制を発揮して市民の利用しやすい路線をきめることはできないか。

5、道路の整備や排水溝の整備は、それぞれ地域の人々から待たれている問題です。おのおの課題があるようですが、積極的な対応をすすめ、一日も早く整備をして市民の期待に応えていただくことを強く要望しておきます。