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2007.3.7 |
![]() その1はいじめ問題についてです。 昨年、いじめで自殺する子どもたちが後を絶ちませんでした。いじめが発生し、報告後どう対処するかが問われています。 いじめが起こる背景には、競争教育が過熱化し、それが原因で子どもたちの中に抑うつ状態がつよい状況がおこっていると指摘されています。日本共産党は競争原理を子どもたちの教育の場に持ち込めば、いじめの温床が広がることになると、問題提起しています。ところが、教育再生会議では、いじめ対策として出席停止や体罰禁止の通達の見直しなど、子どもを押さえつける方向が突出しています。出席停止を導入したアメリカでは反社会的行動が増えたと問題視されています。いじめをする子どもの背景も無視し、体罰や威圧で押さえつけることはいじめの温床を広げるだけではないでしょうか。そこで伺います。 1つに、教育委員会は、教育再生会議でいじめ対策として出席停止や体罰禁止の見直しなどしようとしていますが、それでいじめが解決すると考えているのか伺います。 2つにいじめの数値目標を設定し、ゼロに近づけるというよりも、いじめが起こっていることをオープンにし、どう問題解決するのかに重点を置き対応することが重要ではないのか伺います。 3つに、いじめられたというお子さんを持つ親御さんの声から、保護者、教員の方が定期的に話し合い、情報共有し、解決に向けて力を尽くす取り組みもあるようですが、それぞれ、取り組みについての交流、対応についての工夫が求められていると思いますが、見解を伺います。 4つに、いじめなどもふくめて、教員の手が圧倒的に不足しています。精神的にも病気を引き起こすなど、過重な負担が生じ、休職、退職する教員の方が少なくありません。必要に応じて教員の配置を増員する、補充を速やかにすることが求められますがお答えください。 その2は、不登校対策についてです。 千葉市で、学校に行けない子どもたちが学校に籍を置きながら、居場所になっている、ライトポート。花見川区、若葉区、中央区と実施され、当初の計画より前倒しして設置するほど利用者が増えています。しかし、ここでは、あくまでも居場所としての位置づけで子どもたちに勉強を教える体制整備をしてはいないようです。希望する子どもたちには学習できる環境整備が求められます。 また、今、既存の学校内に、クラスには入れない子、いじめを受けた子どもたちが、「ステップルーム」などと称して空き教室で、過ごす実態があるようです。学校に来ることはできてもクラスに入れない子どもが保健室以外に過ごす場所となるステップルーム。中学校の1年生から3年生までが、一クラスで集められて、自習をしているようです。本来は、子どもたちがクラスに入れるよう手立てが尽くされるべきですが、教室に入れない場合でも、子どもたちの学習面での教育を受ける権利を保障することが求められるのではないでしょうか。子どもたちも、学校で、授業を受けたい、勉強したいとの意欲は持っています。しかし、残念ながら体制が整備されておらず、「自習」とされています。学校に来ているのであれば、勉強できる環境を整えることが必要ではないのでしょうか。緑町中学校では、子どもたちへの学習の機会も保障されています。 そこで伺います。 1つに、ライトポートを利用する子どもたちに、学習できる環境整備を求めます。 2つに、学校内の「ステップルーム」への対応として市独自で教員の加配をし、学習できるよう求めます。 その3は、就学援助についてです。 就学援助については、代表質問でも取り上げましたが、千葉市の体制について伺います。 先日、入学説明会で、就学援助についての資料を学校からいただきました。その中には、援助を受けられる方として、生活保護を受けている、受けられなくなった、市民税非課税者、個人事業税が減免されている、固定資産税が減免されている、国民年金、国民健康保険料が減免されている、児童扶養手当を受けている、生活福祉資金の貸付を受けている、日雇い労働者である。以上の理由に該当しないが、「経済的にお困りの特別な事情がある」とした場合をさしています。さらに、資産の保有状況、親族からの援助状況などにより対象にならない場合もある、民生委員がお伺いする場合もありますとされています。伺いますが、 1つに、これで、気軽に就学援助を受けられる、利用できると思っているのですか。 2つに、本来、教育基本法で義務教育は原則無償とするという精神に反しているのではないですか。 3つに、各学校で、就学援助の担当者、各学級担任には、収入の基準となる目安は示されていますか。 4つに、民生委員の訪問を義務付けていないにもかかわらず、なぜ明記をし、印を押すような対応をするのですか。 5つに、申し込む場合に千葉市では、申請書がインターネットでダウンロードできません。他の先進市のように実施すべきです。お答えください。 2、子育てしやすい環境づくりについて 第1は、保育所についてうかがいます。 まず、設置についてです。 保育所については、千葉市は新年度予算で、4月から3か所270名増員する予定となっています。しかし、3月1日付で待機児は838名と多くなっており、施設建設が追いついていません。幕張の地域で保育所に預けているお母さんから「1人目は入所できたが、2人目を出産したのに、待機児が多くて入所できていません。自営業のため、自宅で保育せざるを得ない、何とかしてほしい」と訴えがありました。保育所設置もあわせて機敏に対応することが必要です。そこで伺います。 1つに1人以上保育所に入所していながら、2人目以降、待機している子どもは何人か。 2つに、待機児は、現在はどんな対応がされているか実態把握しているのですか。 3つに、2人目がいながら同じ保育所に入れない問題が生じています。千葉市では、待機させた責任として、改善策を取り、公的にも保障すべきではないのか伺います。 4つに花見川区では、来年度設置場所についての検討がされますが、その上で、検討材料となる基準は何か、明らかにしていただきたい。 5つに、幕張本郷地域、花園中学校地域に保育所設置を求めてきました。1箇所の整備では間に合いません。どちらにも検討した上で、設置が必要となりますが、見解を伺います。 次に、保育料についてです。 新年度予算では、2人以上保育所にお子さんのいる場合、3歳未満児の保育料の高い子どもの保育料を軽減するよう、わが党議員団も要求してきたもので、入所中のお子さんを持つ親御さんには朗報として喜ばれています。しかし、現実は、女性が働く環境が劣悪だということを感じています。正社員で、育児休暇として取得している場合は、所得保障があります。しかし、パートで保育所に預けて働くお母さんも少なくありません。1人目のお子さんが3歳以上の場合に、2人目、3人目の出産をしても、仕事に復帰するまでは母親の収入は入りません。夫の給料も従来よりも少なくなってきています。その中で、保育料の支払いは大きな負担になります。また、子どもの小さいうちほど、病気をして保育所に通えないことも、多く、パートであれば、休めばそれだけ収入にひびきます。子育てしながら働きやすい環境を整えるためにも保育料の軽減策の充実が必要ではないでしょうか。そこで伺います。 1つに、子どもの保育料は、年度途中での出産、収入の実情に合わせて軽減すること。 2つに、3歳未満児の保育料を2人以上の子どもの有無にかかわらず、軽減すること。お答えください。 第2は、児童館についてです。 10月に中央第六地区では子ども交流館、子育て支援館がオープンしますが、身近な子どもたちが通える場所に児童館を設置して欲しいというのは、要望としても寄せられています。06年9月議会で、身近なところに児童館の整備を求めてきましたが、公共施設なども含めて実施をする旨を答弁しています。 新年度予算では、保健センター跡地に子育てリラックス館などが拡充されますが、乳児期でない子どもたちには物足りないもののようです。 身近な子どもたちが通える児童館整備をさしあたって各区に整備し、将来的には中学校区に1ヶ所実施すべきですがお答えください。 第3は、子育てサークル支援についてです。 子育てサークルが、公民館やコミュニティセンターなどで親子が集い活発に活動しています。児童館がないので、公共施設を借りて利用する機会が欠かせないのです。ところが、この間、A公民館では和室を借りたいと申し出ましたが、「子どもは汚すので」と貸してもらえず。B公民館では、調理室を借りたところ、他の利用者に迷惑をかけるので子どもを外に出してはいけない。3人から4人でホールは貸せないなどと部屋が空いているにもかかわらず、会場を借りるにあたって、窓口でこのような対応がされていたと伺いました。 子育て支援サークルが、公民館やコミュニティセンターを気軽に利用できるよう対応すべきではないのか伺います。 3、若者の雇用対策について 若い人たちがフリーター。ニートの状態から脱して正社員として働きたいと誰もが願っています。しかし、具体的にどう足を踏み出したらいいのかわかりづらいのではないでしょうか。 船橋のジョブカフェは2004年6月からスタートしました。船橋駅前のフェイスの9階に位置し、ヤングハローワークと共同で若者の就職支援のフロア―が展開され、常勤職員30名以上、非常勤職員も含めて対応され一日100人から140人ほどの利用者があり年間三万人のべ9万人の利用者で賑わっています。年間6割の方が就職できるようです。フロア―には人があふれて非常に活気あるものとなっていました。 正社員として働くためのノウハウを知らせ、パソコンでの診断を受けたり、利用者が就職できたことを生の声としてボードに貼り付けてあり、利用者に好評だと伺いました。就職のための履歴書の書き方や面接の仕方へのアドバイスするコーナーも用意されており、県内はもとより都内、千葉市からも利用者があるそうです。 一方、千葉市内では雇用能力開発機構が実施する「ワイワイプラザ」が中央区富士見町のビル4階にあり、ソファーに座ってお茶を飲みながら相談員と話をし、パソコンや講習会なども企画され、BGMも流れて、一日中過ごすことができる場になっています。このプラザを利用することによって、引きこもっていた青年たちが通い続けるうちに、自信を取り戻して働く意欲をもち、就職できるように巣立っていく場になっているようです。年間7千人の方が利用する施設ですが、この3月10日付で閉鎖することになります。国は、年間1万人以上の利用者がいないと打ち切るというもので東京、大阪以外すべてなくなることになりました。利用者からは、ジョブカフェと違った役割があるこのような施設、とくにフリースペースを設けてほしいと声が上がっています。 県は美浜区幕張西にあるテクノピラミッドに、ちば仕事プラザの地域若者サポートステーションを設置し、若者向けの相談をおこなっています。完全予約制で職員との相談を個別に設けたり、申し出によっては会議室を利用できるようです。臨床心理士が週に1回対応するなどメンタルな面でも対応できる施設になっています。しかし、ワイワイプラザが閉鎖後、これに代わる施設として対応するように伺いましたが、交通の便も悪く、また、気軽に利用できるような居場所としては、難しいように感じました。そこで伺います。 1つに、ジョブカフェ、地域若者サポートステーション、ワイワイプラザとそれぞれ役割目的が違いつつも、若者の就職支援として欠かせないものですが、千葉市も市のホームページなどで若者むけの就職支援としてジョブカフェのお知らせをするなど情報提供をもっとわかりやすく知らせるべきですがどうですか。 2つに、ワイワイプラザは3月10日で閉鎖してしまいますが、利用を継続して欲しいとの声に応えて、市としても支援すべきではないか伺います。 4、介護保険について 第1は、障害者控除についてです。 わが党の野本議員が、介護保険の判定された方の障害者控除について求めた結果、個別の平成18年分介護保険料納入済通知書に障害者控除対象者認定の紹介されたものが郵送されました。その結果、問合せや申請が行われていると伺いました。国の増税策が実施されても適正に税控除が行えるようにする条件が広がったと思われます。習志野市では、介護度4、5のすべての対象者に郵送をして障害者控除について知らせています。そこで伺いますが、 1つに、この間、通知されてから何人申請して何人交付しましたか。 2つに、千葉市でも対象者に知らせることが必要です。とくに寝たきりの2千人には無条件で、個別通知することを求めます。 第2は、高齢者施設の経済的支援についてです。 05年よりホテルコストが導入され、食費、居住費が自費負担となりました。千葉市では、07年1月現在1,823人の待機者があり、平成19年度50人整備されても追いついていきません。しかも新規で整備されている特養ホームなどはすべて個室で整備されているため、国民年金のみで生活している人は、到底入所できないと嘆いています。そのため、ホテルコストの少ない大部屋、いわゆる多床室での待機者が増えているようです。 デイケア、デイサービスの食事代は1日600円位かかります。とくに、生活保護の方は、1日1,000円ほどの食事代から考えると、2食分を残りの400円ほどで生活することになり、大変負担が重くなります。そこで伺います。 1つに、特養の待機者の実態として、経済的状況から入所をあきらめていることはないのか伺います。 2つに、生活保護者が入所を拒否されたり、退所を求められていることはないか伺います。 3つに、ホテルコストについて市独自で支援を求めます。 4つに、デイケア、デイサービスの利用にあたり、生活保護者の食費分の上乗せを市独自で実施するよう求めます。 5、花見川区の諸問題について 第1は、バリアフリー化についてです。 JR新検見川駅のエレベーター設置について、2002年12月議会から今回で5回取り上げてきました。南口については設置場所の確保は可能なようですが、北口側については課題が残されています。北口側は道路が狭いことで物理的に設置が難しいようですが、歩行者専用道路とすれば条件が整うように伺いました。北口側については、どう検討し、いつ頃設置されるのか見通しについて伺います。 JR幕張駅のエレベーターの設置についても同様に求めてきました。昨年9月議会ではエレベーター設置に向けての陳情が全会一致で可決され早期設置が待たれています。この駅も南側の設置は容易に行えるようですが、北口側が道路幅が狭いために新年度予算措置がされていません。 JR幕張駅について陳情が採択されて以降JRにどんな働きかけをしたのか伺います。 第2は、交通問題についてです。 新年度予算ではJR浜野駅の快速停車に向けた対応が図られます。JR・京成幕張本郷駅は乗降客があわせて約62,000人にものぼっています。メッセの玄関口、国際都市のためと朝の新都心に向かうバスに乗り込む人でバスロータリーには連日人があふれています。JRと京成が同じ駅舎内で乗り入れ可能となっており、JR千葉、稲毛、海浜幕張駅に次ぐ乗降客数です。幕張本郷駅にも快速の停車を望む声が地域から寄せられています。そこで伺いますが、 1に、快速を停車する上での条件とは何があるのか伺います。 2に、幕張本郷駅に快速を導入すべきです。 第3は、まちづくりについてです。 06年9月議会では、幕張のパチンコヤスダのオープンに伴って、近隣住民への環境悪化が懸念される問題を取り上げ、私と小松実県議は、業者に指導をしてもらうように、住民のみなさんとともに知事と県公安委員会に申し入れを行ってきました。ところが、12月オープン以降、営業時間が11時までということで、周辺住民への影響が早くも生じております。国道側だけでなく、北側の市道側は、施設の建築上、入口を設けるが住民側は出入りをしないように申し入れていましたが、出入りをしています。11時の終了後、市道側から出た車に近隣の住民が、危うくひかれそうになったと苦情が寄せられています。パチンコ利用者も多いことから、周辺環境への悪化は深刻です。工業地域への設置とはいえ、市道をはさんだすぐ目の前に住宅街となる立地条件からも行政として住民の苦情に応える形で対応すべきではないのか伺います。 <2問目> 順番を変えて行います。 1、エレベーター設置 JR新検見川駅のエレベーター設置は、早急に地域関係者と協議をし、予算化に向けて対策を取っていただくよう要望します。また、JR幕張駅の特に北口は、区画整理の整備は当面先であれば、以前、蘇我駅のエレベーターの設置のように暫定的に歩道橋を渡して設置するなど具体化し、検討を急ぐべきです。地域の高齢化は待ったなしです。一刻も早く整備することを求めておきます。 2、子育て支援 子育てしやすい環境づくりについてですが、保育所の整備については、1人目を保育所に預け、2人目を産んでも、保育所に入所できずに待機している子どもが28人もいるとの答弁でした。これでは、安心して子どもを産んで働き続けることができません。千葉市が、待機した児童の数の後追いで施設整備をしていてもいっこうに待機児解消にはつながりません。花見川区での保育所設置についてですが、 まず、幕張本郷についてです。ここには公的保育所がないため、美浜区の幕張西の保育園に約半数が利用しています。幕張西には、大規模なマンションもあちこちで建設され、学校の児童数も増えてプレハブ建設する予定と伺っています。そのため幕張西地域での保育所整備も課題となり、当然、幕張本郷地域から利用している方への影響は避けられません。幕張本郷地域に保育所設置をしなければ、待機児解消はできません。 つぎに、花園中学校地域についても、検見川に1か所しかなく、年度途中で、乳児の受け入れするには、施設側で人手確保が大変で、希望をしても入れない状況です。 そこで伺いますが、 花見川区で1か所の整備では、不十分です。計画を前倒して、2か所以上整備することを求めます。お答えください。 3、教育問題 1は、不登校対策です。 教育問題の不登校の対策については、ライトポートに小学生、中学生と幅広い年代の子どもたちを4人の体制でみるということは、大変なことだと思います。ステップルームとあわせて、子どもたちの学ぶ機会の保障のために、教員の増員を強く求めておきます。 2に、いじめの問題では、解決にあたって校長のリーダーシップのもと、情報交換、連携を図るのはもちろんのことです。しかし、昨年校長の指導のあり方が問われ、自殺する事件も起こっています。今の体制で校長先生をはじめとした先生方に求めていくのですか。現実には、子どもたちがカッターや、ナイフを振り回す、学校から出て行ってしまうなど、毎日の学校生活の中で対応に追われて先生方が疲弊しきっているのではないですか。不登校、いじめが日常化し、子どもたちへのきめ細かなケアが今こそ必要であり、少人数学級が求められています。 愛知県犬山市では「犬山の教育の重要施策」として「学びの学校づくり」を掲げています。以下のように述べられています。「犬山の教育は、人格の完成を目指し、自ら学ぶ力を人格形成の重要な要素と位置付けています。自ら学ぶ力を育むには教え込む授業でなく子ども主体のきめ細かな授業を実現するために市費で非常勤講師を採用し、少人数による指導を積極的に推進しています。」「犬山の教育は徹底的に現場主義である。教育実践の中で学習と生活を一体とする少人数学級は、子ども同士、教師と子どもの人間関係を築きやすく、個に応じた指導を容易にすることなどから、人格形成と学力保障に最も有効な教育環境であると確信した。教育改革は、まず少人数学級など教育への思い切った国家投資からはじめなければならない。」とこのように述べ実践され、子どもたちも比較的落ち着いていると伺いました。 千葉市では、教員の配置について年度途中で補充教職員を配置するといっても人材確保は大変で、実態としては、対応が遅れています。そこで伺いますが、 1つに、年度途中で休職する教員への対応は余裕を持って市が年度当初から採用することを求めます。 2つに、犬山市のような人格の完成を目指し、学ぶ力を育むことを教育施策に掲げていることが、本来の教育の理念と思うがどうですか。 3つに、行き届いた教育には、30人数学級を市独自で実施すべきです。いくらあれば市独自で実施できるのか伺います。 3は、就学援助についてです。 その1は、周知徹底についてです。 保護者のみなさんにとって就学援助制度を利用できるのだという周知徹底が図られているでしょうか。就学援助担当教員に収入目安を口頭で伝えるだけでなく各学校の教員が2人家族ならいくら、3人家族はいくらと受けられる基準額を明記して知らせるべきではないですか。保護者にも、教員にも基準額について知らせるべきです。お答えください。 その2は、収入の目安についてです。 収入の目安については京都市、名古屋市、仙台市では収入の記載をし、知らせています。千葉市では、4人家族で40歳の父、35歳の母、9歳・11歳のお子さんで所得325万7千円、収入では489万円になります。10年以上前は、千葉市でも所得の目安についてもお知らせに明記していました。金額を明示して知らせるべきではないですか。今のように申請を待つだけで、これらの目安がありながら、その目安ぎりぎりの収入の方が問い合わせたり、申し込んだりできると思いますか。お答えください。 その3は、申請書の改善についてです。 申請書は、学校で申請されてから配布するという答弁でした。神奈川県大和市では申請書を学校で全員に配布、教育委員会の住所ラベルを同封し、郵送できるようにしたり、埼玉県の戸田市では、ホームページで就学援助費受給申請書をダウンロードできるように利用しやすくなっています。 このような厚い立派な紙でなくても申請できるのではないですか。生活が大変な人ほど、申請のために仕事を休めません。申請しやすい工夫をすべきです。お答えください。 その4は、制度周知への支援についてです。 京都市では、就学援助制度についてホームページで「小中学生が学用品費や給食費の心配をすることなく義務教育が受けられるよう、就学援助制度を設けています。」と制度の紹介も、より丁寧に説明しています。収入基準が複雑でわかりづらいのであるなら、周知するために就学援助の出前講座を行い、理解を深めてもらうような機会を保障していただきたいのですが、見解を伺います。 その5は、費用軽減についてです。 費用の充実についても伺います。春は卒業、入学シーズンで、出費も多いです。中学校に入学すれば、制服の冬服、夏服。着替えのブラウス。かばん、くつ、学校指定のジャージなどで合計でも8万円前後かかります。新入学児童生徒学用品費等で2万2,900円、制服調整費が8,000円しか出ないのなら不足分を支援するよう求めます。 その6は、修学旅行費についてです。 修学旅行費も宿泊費、交通費、見学料以外にも2泊3日ともなれば着替えの服、パジャマ、スウエットなど新たに準備するものも含めると費用はかさみます。今年は暖冬のために、ホワイトスクールも雪がないために別のスキー場に行くために別途追加徴収が4千円負担となる学校もあるようです。この分は、市が負担すべきです。お答えください。 その7は、給食費についてです。 就学援助の中でも、給食費を支払うことが困難な家庭への支援について伺います。 文部科学省が全国の小中学校を対象にした給食費の状況の調査結果で未納の原因を保護者の責任感や規範意識と回答したのが6割だったことを上げ、支払わない親をバッシングする報道が相次いでいます。しかし、この調査は、設問の解答が、「保護者の責任感や規範意識」か「保護者の経済的な問題」の2つの分類に迫られる調査で、未納者本人に理由を尋ねたわけではなく、学校側からどう見ているかを聞いたものにすぎません。小野田正利大阪大教授は「調査の手法が乱暴すぎる」「未納の個別事情に目を向けなければ解決策も見つからない」と指摘しています。そこで伺いますが、 給食費についても支払うことが滞ってしまう人に、就学援助制度をすぐに勧めるようなシステムにするべきでないか、お答えください。 4、介護保険 最後に、介護保険について伺います。 1は、障害者控除です。 障害者控除についてですが、2月に受けた申請件数は、113件とのこと。習志野市では18年度で682人交付されています。介護度4・5と認定され寝たきりまたは認知症が継続している状態であれば、特別障害者控除対象者として認定するというものです。対象者全員に、「税の特別障害者控除について」というお知らせと「障害者控除対象者認定書」を配布しているために、認定書の交付も県内で一番多いです。千葉市では寝たきりが2千人いることが分かっています。しかし、その本人はお知らせ文書が来ても、分からないこともあるのではないですか。そこで伺います。 1つに、習志野市のように特別障害者控除の認定書の交付をせめて2千人の寝たきり者には直ちに交付をすることを求めます。 2つに、白子町では、介護度1から5までの全ての人に申請書を送付しています。必要な人は申請書を持って申請に来るそうです。千葉市も白子町のように申請書を介護度1から5の人全員に送付することを求めます。お答えください。 2は、高齢者の経済的支援です。 高齢者の経済的支援については、補足給付で軽減措置が取られている、支援策を取る必要がないとの冷たい答弁でした。しかし、高齢者は、特養ホームに入るのは何年待っていると思いますか。平均で3年から4年待つようです。 こうした中、生活保護世帯はユニット型個室の入居が認められていません。多床室待ちでは緊急で入所したい場合には対応できない現状があります。 生活保護世帯や低所得者には自治体独自でホテルコストへの軽減策を講じるべきですが見解を伺って2回目とします。 |