小関としゆき議員の一般質問に対する答弁(要旨)

2007.9.27

○ 公共建築物の安全対策について
 2002年度以降定期的に橋梁の点検を行っている。磯浜大橋もこの点検結果を受け、03年度に詳細点検と設計委託を実施し、2004年度に補修工事を施工した。

○ 信号機の設置について
 現在、施工中の長沼町252−2番地先の交差点改良工事では、設置の計画はない。

○ 公共建築物の安全対策について
 蘇我コミュニティセンターは、コンクリート落下の事実はないが、日常点検で外壁のごく一部に補修が必要な箇所はあるが、11月に修繕工事を予定している。

○ 公共建築物の安全対策について
 市営住宅の安全対策は、各団地のうち中層住宅の耐震診断で耐震性を確認している。改修は今後計画的に実施していく。千葉公園体育館は、H11年度に耐震診断を行い、その結果を踏まえてH15年度に当面の安全策として、屋根・柱など構造面の補強工事を完了している。
 美浜区高洲の都市再生機構は、機構に対し安全対策を要請していく。

○ 市営住宅について
 宮野木町第1団地の軟弱地盤には、杭基礎での工事で実施する。障害者向けでは、第1期工事で車イス対応型の住宅を4戸整備する。また、全住戸のバリアフリー化で高齢者対応を図っている。第2期工事でも今後の設計で、バリアフリーをもとに検討している。
 桜木町団地の建替え時期は、第2次5か年計画で設計に着手するが建替え時期は未定だ。
 轟木町第3・第4団地は、建替え団地として戸数を増やすことにしている。また、園生町第1団地は、近接している宮野木町第1団地の建替えで統廃合する予定だ。
 空家改修繕は、毎年度約300戸の空家修繕を行っているが、今後も計画的に実施していく。市営住宅施策に対する第2次5か年計画見直しは、現在検討中だ。空家になっている県職員住宅、NTT社宅などの買取や借上げについては、建替えを重点に進めているため、現状では困難だ。
 ペット飼育の要望は、現在出ていないが、ペット飼育住宅の導入は、ペットセラピーの観点から他都市の状況を注視していく。

○ 都市再生機構について
 現在、都市再生機構では賃貸住宅ストックの再生・活用方針を検討しており、その内容を注視していく。削減計画が出てきたら内容を吟味し、適切な対応を図っていきたい。現時点では譲渡に関する連絡は受けていない。

○ コミュニティバスについて
 コミュニティバスの導入目的は、交通不便地域の解消、高齢者への外出支援、公共施設へのアクセス向上などで、地元の協力・支援やバス事業者との調整が可能であることが導入の要件だ。当面は、乗り合いバスの退出で生じる「交通不便地域」への代替交通として導入の考えだ。現在、要望は6件ある。内訳は、稲毛区内で1件、緑区内で4件、美浜区内で1件だ。この要望には、退出に伴う代替交通としての導入を図っていくが、退出が一段落してから対応することになる。
 既存路線の退出による交通不便地域の解消を優先に取り組むが、幕張西地域は、地域の必要性や緊急性を考慮し、バス事業者との調整が必要だ。

○ 障害者の交通安全対策について
 「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」は、H19年10月施行予定だが、今後国の支援など新たに創設される制度を研究し、活用していきたい。
 これまでも、交通事業者に要望を伝え対応してきたが、今後も各種要望を踏まえバリアフリー化を進めていく。

○ 学校施設の安全対策について
 学校施設の調査は、教育委員会職員が年間60校ずつ定期訪問し、落下物などの危険箇所を点検チェックし管理状況の把握に努め、学校職員にも建物の維持管理への指導を行い、学校から施設不具合の情報があれば、直ちに現地調査している。H18年度からは専門業者が建物の定期点検を開始している。柏台小の事故が発生したことから、学校施設の点検にさらに努めていく。学校からの修繕要望や外壁落下など危険を伴うものは最優先で修繕に当たっている。
 IS値0.4未満の校舎はH9年度から、2校の改築、98棟の耐震補強工事を実施してきた。残っているIS値0.3未満の校舎は、2校の改築、2校の耐震補強を予定しているが、早期に改築・耐震補強工事を実施するよう、年度内に策定する「耐震改修促進計画」で検討している。
 学校からの調査報告で、教育委員会職員が爆裂有りとの報告があった115校全部の現場を確認し、44校は爆裂の発生位置が低く危険性が少ないと判断。早急な修繕はしていないが、今後随時対応していく。学校施設の安全対策は今後、職員の定期訪問を年60校から全校に増やし、各学校も月1回の安全点検時に落下物をチェックするとともに、専門業者による定期点検を充実させ、事故再発防止に努める。体育館の耐震化は、改築で対応するとしてきたが、耐震補強工事での耐震化も検討していく。