ふくなが洋議員の議案質疑

2007.12.3

写真 質疑をおこないます。

 議案154号・155号の専決処分についてうかがいます。
 旧新港清掃工場の解体工事にかかわり、フッ素、水銀、ダイオキシンが検出されて、その処理費用が計上されたものです。その費用の4,612万7千円についてうかがいます。
 1に、フッ素、水銀、ダイオキシン類に対し、どのような処理で無害化が図られるのか。
 2に、この有害物質の排出の原因は何か。 

 議案160号・特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部改正についてです。
 市長の給与月額10%の減額、副市長、常勤の監査委員、教育長の給与の5%の減額をおこなうものです。
 厳しい財政状況のなか、市長自ら給与のカットをおこなう自治体が出ています。 職員にも給与のカットが提案されているところです。そこでうかがいます。
 1に、他の政令市で、市長の給料のカット率の高いところ上位5市を示してください。その中で、千葉市がこの通り減額されると、どのあたりに位置するのかうかがいます。
 2に、今回の特別職の給料カットは、何故おこなうのかうかがいます。また、現在協議中の市職員への影響はどのように考えているのかうかがいます。

 議案161号・千葉市硫酸ピッチの生成の禁止に関する条例の制定についてです。
 全国的に、硫酸ピッチの生成による処理・責任について大きな問題となっています。平成15年には、千葉港に硫酸ピッチが放置されて、その処分をめぐり大問題となりました。早急な規制などの対策が求められるものです。そこでうかがいます。
 1に、この条例を制定する背景について、他都市はどう対応するのかもあわせてうかがいます。また、千葉市おいては、これまでどのような問題がおこり、どのように対応したのかうかがいます。
 2に、硫酸ピッチがなぜ社会に流通するのか。その処理・責任はどのようになっているのか。
 3に、今回の条例制定で、硫酸ピッチの不適正な処理は解決できるのか。根本解決には国の法改正が必要ではないのか。

 議案164号・千葉市自転車競走実施条例の一部改正についてです。
 法改正で、南関東自転車競技会を含む全国7つの自転車協議会の統合による規定の整備とのことです。
 全国の競輪場の運営は大変です。先に、平塚市が鎌倉市に撤退に伴う補償金を支払わなかったため、運営自治体の平塚市が、開催自治体の鎌倉市に対して2億円の支払いを求めて提訴がされました。競輪をめぐり財政悪化が続き、主催する自治体の運営が困難になっています。そこでうかがいます。
 1に、南関東自転車競技会の統合の背景についてうかがいます。
 2に、このことで、千葉市の競輪事業にとってどのような影響があるのか。

 議案165号・千葉市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてです。
 消防団員の確保は今日難しい状況となっております。火災、災害などでの消防団の充実は急がなければなりません。
 今回の条例の改正は、「市内に勤務する」「通学する」市民を加えて、団員の資格要件を拡大するとのことです。そこでうかがいます。
 1に、今回の改正では、どのような市民が参加するのか。具体的にお答えください。
 2に、この改正で、消防団員の充足はできるのかについてもうかがいます。

 議案167号・工事請負契約についてです。
 宮野木町第1団地第1期建替事業建築主体工事(BC工区)です。
 1に、この建て替えで、バリアフリー化や孤独死対策はどのように計画されているのかうかがいます。
 2に、入札に関してうかがいます。市の予定価格は6億4,485万7千円です。落札業者は、式田・朋友建設共同企業体が6億2,900万円、落札率97.54%で受注しました。
 しかし、今回の落札率が97.54%と高いのは不自然です。そして、6つの共同事業体が入札に参加し、その内1社が辞退し、1社が失格となっているのも不可解です。この高い落札率の入札には問題はなかったのか。辞退、失格が出た背景は何かうかがいます。

 議案168号・指定管理者の指定についてです。
 千葉市文化交流プラザの指定管理者を千葉トリニティ運営事業体にするとのことです。
 指定管理制度が次々公共施設に取り入れられてきました。指定管理制度については、公共性の維持や市民サービスの向上が保障されなければなりません。そこでうかがいます。
 1に、千葉マリンスタジアム、文化振興財団、株式会社千葉共立の3つの団体が共同で指定管理者になるとされています。
 マリン、文化振興財団、千葉共立の異なる団体が指定管理を受けることは、千葉市では珍しいことと思います。
 こうしたケースは他にあるのか。3つの団体が新たな事業体をわざわざ作る理由は何か。
 2に、これまで以上の市民サービスの向上・公共性の保持は、どのように保障されるのか。
 3に、郵政公社が関係する施設を格安で関係団体に売却したことが、一部マスコミで問題になっています。千葉市の「ぱるる千葉」の場合も該当しています。このマスコミの指摘をどう受け止めているのか。物件の評価についての見解も求めます。

<2回目>

議案154号・専決処分についてです。
 旧清掃工場は約1万平方メートルの広さがあります。改めてうかがいますが、
 1に、解体工事で問題は起きていないのか。
 2に、この跡地を、どのように今後活用するのかうかがいます。

議案161号・硫酸ピッチについてです。
 答弁にあったように、2003年12月に、千葉中央港に硫酸ピッチが5,200本保管されていることが問題となりました。
 また、県内でもその当時、硫酸ピッチ不法投棄、不適正な保管状況が22箇所にあると報告されています。そのことからも条例の制定は必要なことです。
 これまで多くの自治体が、硫酸ピッチの処理で多大な税金を投入してきました。硫酸ピッチを不法投棄された自治体は、早急に処理をしなければなりませんから大変です。そこでうかがいますが、
 1に、国に対して法整備を求めていくとのことですが、今後の動向についてうかがいます。
 2に、千葉県は9月議会で条例化をおこないました。同じ条例が3ヶ月遅れで制定されるのは、千葉市民から見れば整合性に欠けるように思います。なぜ3ヶ月遅れになったのか。問題はなかったのかうかがいます。
 3に、硫酸ピッチの不法投棄で、相模倉庫の前社長に有罪判決が2006年3月に札幌地裁で出ています。この背景は何か説明をお願いします。
 千葉中央港で、問題となった同じ業者が現在も営業中です。倉庫業者なども含めて規制は行われるのか。改めてうかがいます。

議案164号・競輪の問題です。
 全国的に経営困難で、地方自治体の競輪事業からの撤退が続いています。千葉市の競輪事業も厳しい状況です。そこでうかがいます。
 1に、地方自治体競輪の経営の改善は、どのように図るのか。
 2に、上部団体への上納金、委託金などの地方自治体の負担軽減をいかに図るのか。
 3に、組織の統廃合もそうした中で、経営の効率化につながるのですか。うかがいます。

議案165号・消防団員についてです。
 先の11月21日、同時テロ対策として「国民保護実働訓練」がおこなわれました。消防団の仕事も多くなります。11月20日には、千葉県が市町村消防の広域化で、現在31の消防本部を7つに統合する提案を出しました。そこでうかがいます。
 1に、千葉県の消防本部の広域化についての見解と、消防団はどのように組織編成されるのかうかがいます。
 2に、消防団員を強制的に国民保護法に組み込むことなく、国民保護法の実態をきちんと説明して、活動を展開すべきではないのか。

第167号・工事請負契約についてです。
 5月15日におこなわれた、同じ宮野木第1団地のA工区の入札は、予定価格が5億4,713万6千円に対して、5億400万円の落札で落札率は92.11%でした。
 A工区の高い落札率も不可解といわざるを得ませんが、さらにB・C工区の97.54%の極めて高い落札率は問題ではないでしょうか。
 千葉市の積算は問題ないとのことです。型枠工事などの経費がかかり、積算額が事前公表された予定価格を上回ったためとの答弁でした。そこでうかがいます。
 1に、A工区での高い入札の背景はなんだったのか。今回のB・C工区の落札率は異常な高さと考えないのか。A工区、B・C工区とも高い落札率は関係があると考えるのかうかがいます。
 2に、型枠工事について、業者の説明と千葉市の積算はなぜ食い違うのか。とてもこんなに高い落札率は不自然であり、市民の理解は得られないとは思わないのか。うかがいます。

議案168号・指定管理者についてです。
 施設の障害者対策、バリアフリー、ユニバーサルデザインはどのようになるのか。