野本信正議員の一般質問への答弁(要旨)

2008.6.20

【建設局長】

○ 踏み切りの安全について
 踏み切りの安全は、踏切を通過する人や車だけでなく、電車の運行や乗客の利便性を図る上でも重要である。
 踏切箇所数は、花見川区にJR線で2か所、京成電鉄12か所、合計14か所。稲毛区に京成電鉄8か所。中央区にJR線13か所、京成電鉄10か所、日本貨物鉄道1か所、京葉臨海鉄道3か所、合計27か所。若葉区にJR線4か所。緑区にJR線16か所ある。美浜区には踏み切りはない。
 車両の通行が可能な踏み切りは60か所で、その内歩道がある踏み切りは13か所だ。車両の通過台数は、約24万台で5千台を超える踏み切りは、生実踏切が約18,000台、大広踏切が約15,000台、検見川第6踏切が約14,000台、鎌池踏切・みどり台第1踏切が13,000台、西登戸第3踏切・みどり台第3踏切が約11,000台、十文字踏切が約1万台、旧国道踏切・西登戸第4踏切が9千台、第2誉田踏切・西雷踏切・京成幕張第7号踏切約7千台、大網街道踏切約6千台、中広踏切約5千台だ。現在、3か所の踏切で鉄道管理者と協議を行なっている。
 中広踏切について、H12年に安全対策の要望があり、現地調査の上で地元自治会・学校関係者、JRと調整し、H13年3月に踏切内と前後の道路のカラー化で、注意喚起する対策を実施した。この踏切は、朝夕の通勤・通学時に交通量が多く、車・人など混雑しているので、改めて実態調査を行ない検討していく。
 誉田中学校前踏切は、幅員が狭く多数の生徒が利用しているが、車をよけた生徒が線路内に入ることもあり、危険なことから改善に向けJRと協議している。今年度は、踏切前後の道路の安全対策を行なう予定だ。
 誉田十文字踏切は、主要地方道千葉大網線から十文字踏切を渡り、市道誉田町162号線へ右折する車両へは、踏切の手前に「お願い看板」を設置し、新設交差点へ誘導策を講じている。踏切の安全対策は、市道誉田町162号線の誉田駅北口方面からの一方通行を検討している。
 現地を調査し、踏切の幅員、事故等のデータを把握し、周辺住民の意見を参考に改良計画を検討している。国や市、鉄道関係者で組織する「踏切道調整連絡会議」等の場で、必要なものは要望していく。

【財政局長】

○ 契約について
 H18年度からの低入札調査基準価格の上下0.2%以下で入札した業者と落札件数は、KK中田興業が7件、池田工建KKが2件、KK第一テクノが2件、丸善工業KKが2件、栗原・昭永建設JVが1件、杉田・翼建設JVが1件、東急・小梛建設JVが1件、古谷・小梛建設JVが1件となっている。
 H14年度の競争入札で、最低制限価格と同額〜5千円までの落札で2件以上の業者は、大日建設KKが5件、KK伊藤工務店が4件、KK中田興業が4件、旭建設KKが3件、KK勝司建設が3件、KK小梛組が3件、博興建設KKが3件、KK高田土木が2件、KK市原組が2件、KK寺島工務店が2件、須崎建設KKが2件、西原工業KKが2件、泰伸建設KKが2件、長谷川土木KKが2件、KK備建が2件となっている。重複している業者は、KK中田興業、KK小梛組、常磐工業KK、杉田建設興業KK、池田工建KKだ。

【保健福祉局次長】

○ 市営墓地について
 墓地の区画数や永代使用料は、地形や緑地割合、墓域の面積等によって異なり、一概には答えられないが、仮にC地区と同じ4平方メートルで造成すれば約3,000区画程度になる。一区画当たりの面積設定で、区画数は変化する。具体的にはH21年度実施の基本計画で検討する。

○ 阿弥陀寺加曽利墓地について
 石材商の関与の審査経過は、墓地経営の非営利性や永続性の観点から、疑義が生じた事項など厳重に審査している。許可後に石材商が墓石販売することは問題ないが、事前協議で墓地造成の資金計画や認可後の管理運営に石材商が関与することは認められない。墓石販売は全て石材商が行なうと認識している。こてはし霊園で墓石を販売しているのは、5社確認している。千葉東霊園の石材商の数は7社確認したが、各期の石材商数は、正確には把握していない。
 千葉東霊園とこてはし霊園で墓石販売する石材商の合計は、インターネットなどで9社確認したが、正確な数は把握していない。この9社の内、市内に本社がある石材商は2社だ。市内12の霊園で、販売件数が多い石材商は把握していない。 
 阿弥陀寺から「石材商は出資していない」旨の書類が提出されたが、慎重に審査を行なっているところだ。
 資金計画書によると、永代使用料と管理料からの収入は、墓地造成費、銀行への返済費などに充てられ、墓地建設総額を上回る部分は、墓地改修予備費や墓地管理費等、永代にわたる墓地維持管理に充てられることになっている。
 非営利性は、墓地経営にかかる臨時の修繕費等に充てる費用などを勘案し、総合的に判断すべきで、数値基準等は特にない。
 永代使用料は、墓地造成費や墓地造成後の維持管理費などを勘案して決めるもので、許可後は申請された資金計画に基づき、墓地は経営されることになる。千葉東霊園やこてはし霊園の永代使用料は、把握していない。香華院第二千葉東霊園の永代使用料総額は約2億3千9百万円で、墳墓面積は2,155.8平方メートルとされており、計算すると1平方メートル当り約11万円になる。加曽利墓地との差が大きいのは墓地造成費用が異なるためだ。
 建設手数料については、阿弥陀寺からの説明は受けていない。建設手数料の確認はしていないが、非営利性については総合的に判断すべきで、数値基準はない。千葉東霊園とこてはし霊園の建設手数料は、承知していない。
 墓地建設後の墓地使用方法などは、基本的には墓地管理者と使用者間で解決すべきだが、墓地の経営にあたっては、事前協議書に記載した内容に沿って運用する必要がある。