野本信正議員の一般質問に対する答弁(要旨)

2009.12.14

【熊谷市長】

○ 市長のマニフェストについて
 私のマニフェストの1つは、市政の透明性を向上することであり、政治倫理条例案は市政への信頼回復とガラス張りの市政実現への私の基本的な考えに基づくものだ。
 私の後援会が郵送した稲毛区補欠選挙での文書は、公職選挙法に抵触する恐れがあることで、結果的にご迷惑をおかけしたと真摯に受け止めている。市民の声は重く受け止める。文書発送先は、以前から議会レポートなどを郵送している人だと後援会から聞いている。詳細を市民と議会へ報告をとのことだが、後援会の認識不足で郵送したものだ。文書発送先は私が了承し、後援会が文書を作成し発送したという事実を言っているものだ。私のチェック不足は否めず、結果的に私の認識も足りなかったと考えている。結果的に疑惑をもたれる事態となり、今後十分注意したい。市長と議会は一定の緊張関係を保ちながら監視と政策提案を通じ、地方自治体の発展を図るべきだ。
 私の後援会事務所は確かに田島代議士の事務所と同じフロアにあるが、独立した部屋であり経費も私の後援会が払っている。穴川の事務所は民主党県議との共同事務所だったので、単独の事務所が必要だと思っていたが、現在の場所に独立したスペースが確保できることになり、移転したものだ。現在の場所も暫定的なものであり、適当な場所が見つかれば移転しようと考えている。

【経済農政局長】

○ 商店街振興策の駐車対策について
 手引書は、商店街が具体的・実践的に活性化策に取り組むきっかけになるよう、全国の活性化事例を収集したものだ。商店街が活性化事業に取り組む場合は、千葉市産業振興財団マネージャーの個別相談や商業アドバイザー派遣の他、市の補助制度を通じて積極的に支援していく。
 鯖江市方式は、駐車場対策が商店街にとっては重要な課題であり、有効な取り組みの1つだ。
 希望する商店街への市の支援は、H16年6月に道路交通法が改正されて以降、一部商店街から駐車禁止解除を求める声と駐車禁止解除の要望が地域の総意に基づくものなら、関係部局と連携し県警本部に働きかけていく。

【都市局長】

○ 都市景観について
 千葉市と千葉刑務所の協議で、汚れが目立つコンクリートむき出しの塀が、明るいレンガ調の外観に変更され、良好な景観向上に寄与した。当時の局長答弁でも関係機関と協議するとしており、その成果があったと考える。刑務所との協議で外観が改善され、周辺に与える印象を明るく変えた実践例として今後の景観施策の参考になると思う。市民には、良好な景観の誘導事例として紹介したい。今後、景観計画策定作業の中で検討する。
 都市モノレールの支柱は、区間を定め計画的に塗装替えしており、提案の内容は塗装替えのスケジュールや色彩により、車の運転に支障が生じないか、色彩や交通の専門家の意見を聞き研究していく。

○ 市営墓地について
 平和公園内への路線バスの乗り入れをバス事業者に申し入れてきたが、「需要などを考慮し乗り入れに向け協議したい」との回答があり、実現へ調整していく。

【保健福祉局長】

○ 市営墓地について
 平和公園は、都市計画墓地として整備計画数や区域が指定されており、1区画4平方メートルから5平方メートルの墓地を30,800基整備してきた。H11年度の法改正で、今後造成するA地区では現在の4平方メートルより小さな区画墓地を予定しており、市民に安価な墓地を供給できる。いま供給しているC地区は、すでに墓地造成が完了しており、普通墓地から芝生墓地への変更には納骨室を埋設し直すなど多額の費用がかかり、難しい。

【市民局長】

○ 商店街振興策の駐車対策について
 駐車禁止道路を駐車可能にする法的根拠は、道路交通法第4条第1項で、都道府県公安委員会は、道路における交通の規制ができ、同条例第2項では前項の規定の交通規制は適用される日を限定して行なえるとされている。従って、限定を受けない日は駐車が可能となる。市内で駐車可能な区域は、海浜公園稲毛海岸線の高浜6丁目15番7号から高洲4丁目2番に至る1,810mの両側、打瀬若葉線の打瀬1丁目114番地から打瀬2丁目101番地に至る900mの片側、千葉臨海線の高浜4丁目1番から打瀬3丁目1番に至る3,310mの片側の3路線ある。