発議第２１号　千葉市学校教育環境検討委員会設置条例の提案理由の説明

　発議第２１号千葉市学校教育環境検討委員会設置条例の提案理由の説明を申し上げます。
　この条例は、千葉市教育委員会が、市立小学校、中学校、特別支援学校の教育環境について調査検討を行うため、千葉市学校教育環境検討委員会を置くというものです。
　現在は、学校教育を巡る環境について検討する委員会というものはなく、今回新たに設置をするものです。
　千葉市では、学校の施設の老朽化や、トイレの洋式化はもちろんのこと、普通教室にエアコン設置することや校庭に芝生を敷くなど、教育環境を検討すべき課題は多くあります。
　こうした課題について、市全体の予算の中で、どうしたら子どもたちが快適な環境で、学校での勉強や部活動などを行うことができるのか、検討する委員会を設置することで、早期実現に向けて具体的な方向性を探ることができると考えます。
　すべての児童の幸福を図るために定められた児童の権利宣言に、児童憲章が定められていますが、日本国憲法の精神に基づいて児童に対する正しい観念を確立するものです。その六には、「すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。」と述べられています。
　委員会では、学校の教育環境に関する事項の他、教育委員会が必要と認める事項についても調査検討ができるというものです。委員会は、学識経験者、関係団体代表者、公募市民、他教育委員会が適当と認める者が委員となります。
　子どもたちの教育環境の充実は誰しも願っていることではないかと考えます。このように様々な課題を解決するために、委員会を設置したいと思います。条例への理解と賛同をしていただきますようよろしくお願いいたします。