もりた真弓議員の一般質問への答弁



2014.12.15

1.公共施設のあり方について
【財務局長答弁】
 学校の跡施設の活用をどう考えているのかについてですが、現在、花見川地区では、地元代表協議会において、跡施設の利活用に関する要望を取りまとめているところであり、要望書が提出された段階で、利活用の検討に着手することとしております。

【市民局長答弁】
 花見川区の文化ホール機能を果たす施設の整備についてですが、地域の文化ホールは、文化芸術の発表や実演芸術を鑑賞するなど、市民が身近な文化芸術に親しむ場であると認識しております。
 しかしながら、新たな区レベルの文化ホールについては、財政健全化に取り組んでいる現状にあって、具体的な検討に入ることは厳しい状況であることから、当面は、既存の市有施設や民間施設の活用を基本とし、今後の財政状況を見きわめながら、検討をして参ります。

【総合政策局長答弁】
 廃止の理由についてですが、平成23年12月に財務省が公表した「国会公務員宿舎の削減計画」において、宿舎は真に公務のために必要なものに限定することとされ、東日本大震災の集中復興期間にあたる5年を目途に、全体の4分の1にあたる5万6千戸程度の削減方針が示され、築年数が40年を超える宿舎等について、効率性等の観点から個別の検討が行われた結果、平成24年11月に、長作公務員住宅も廃止の対象として公表されたものであり、関東財務局千葉財務事務所から、本市にも情報提供を受けております。
 今後のスケジュールについてですが、平成27年度に、千葉財務事務所が千葉県や本市に公的な活用の照会を行った後、特に要望がない場合は、平成28年度末までに一般競争入札で売却する予定と聞いております。
 本市としての関わりについてですが、平成27年度に、千葉財務事務所からの公的な活用の照会を受けた際には、全庁照会を行い、回答して参ります。
 なお、千葉財務事務所からの情報提供に基づいて、本件を含む市内で廃止予定となっている国家公務員宿舎について取得等の要望の有無を全庁に照会したところ、現時点において、長作公務員住宅の取得等の要望はございません。
 近隣住民への説明等を行うのかについてですが、本市としては、長作公務員住宅を取得または活用する予定はないことから、説明等は考えておりませんが、今後も、本住宅の情報把握に努めて参りたいと考えております。

【市民局長答弁】
 犢橋市民センターの跡施設と敷地は、統合後はどうするのかについてですが、跡施設となった段階で、市としての利活用について検討し、利活用の予定がない場合は、売却を含めた外部活用を検討することとなります。

【教育次長答弁】
 建替え後の公民館と市民センターの駐車場についてですが、駐車場については、建物配置を決定する上で、敷地を有効的に活用し最大限に確保するとともに、他の公民館の対応を参考に、様々な工夫ができないか検討して参ります。
 また、施設の性格上、駐車時間が異なる市民センターと公民館利用者の駐車スペースについて、区分を設けるなどの運用上の工夫も併せて検討して参ります。

2.交通問題について
【都市局長答弁】
 さつきが丘方面から区役所を利用する住民の交通手段の検討ならびに乗り継ぎなしで区役所を経由するバスの運行については関連がありますので一括してお答えします。
 千葉市総合交通政策では、地域住民の要望や事業者の経営状況を考慮し、必要に応じて支線となる路線バスの見直しを支援することとしております。
 これを踏まえ、花見川区役所への足の確保については、以前より要望を受け、バス事業者に要請しておりますが、需要が見込めず、速達性が低下することや採算性から判断しても、見直しの運行は、難しいと聞いております。
 しかしながら、地域住民の利便性向上のためにも、引き継ぎなしでの運行について、バス事業者へ要請してまいります。
 乗り継ぎによる初乗り運賃の2重取りを解消するよう、京成バスへ働きかけることについてですが、千葉市総合交通政策において、「乗り継ぎ運賃制度の導入促進」を位置付けておりますので、乗り継ぎなしでの運行の検討も含めて、バス事業者へ要請してまいります。
 区役所への交通手段の整備についてですが、千葉市総合交通政策においては、地域住民が地域の交通を支えるという視点にたっておりますので、アドバイザー制度を活用していただき、地域の移動手段を確保していくための地域住民の自主的な取り組みについて支援してまいりたいと考えております。

【建設局次長答弁】
 通勤・通学時間帯の混雑状況についてですが、平成18年度の交通量調査では、朝7時から9時までの2時間は784台、平成26年では1009台となっており、交通量の増加について把握しております。
 現在の用地買収の進捗状況ですが、本年11月末現在で72%の取得率となっております。
 今後の道路拡幅の見通しですが、全ての用地を取得した時点で完成形での整備を考えております。
 拡幅されるまでの交通安全対策についてですが、用地が取得できた箇所は、暫定的に整備を進めるとともに、未取得箇所では車両のすれ違いが困難なことから、その前後に「道路幅が狭いため対向車注意」などの看板を設置し、安全対策を講じて参ります。

3.公園整備について
【都市局長答弁】
 これまでのトイレに関する要望書等の検討結果についてですが、さつきが丘西公園は、野球場やテニスコートを備えた地域の核となる公園であり、野球やテニスの他、グラウンドゴルフや地元のお祭りなど地域の多くの皆様に利用されており、現状ではトイレが不足していると認識しております。
 また、現在のトイレは老朽化が進んでいることや、高齢者や身障者の利用に支障があることから、改善を図る必要があるものと考えております。
 トイレの改善・増設の基本的な方針についてですが、トイレの改善にあたっては、バリアフリー化を図ること、便器数を増やすことを基本的な方針とし、早期の対応を検討して参りたいと考えております。

4.浸水対策について
【建設局次長答弁】
 休耕田を利用して浸水対策を図ることについてですが、浸水被害が発生した犢橋町の一部の地域は、昨年の台風26号などの大雨時には、周辺の休耕田を含めた水田に雨水が溜まっている状況であることから、休耕田を利用して浸水対策を図ることは難しい状況であります。
 浸水対策として有効な改善策は何かについてですが、台風などの大雨が予想される場合には、事前に側溝や集水枡の詰まりなど点検し、落ち葉などを除去するほか、住民へ適切な情報を提供するため、パトロールを実施しておりますが、犢橋町のような低い土地の被害を防止することは難しい状況であります。
 しかしながら、人命や生活に深刻な影響を与える被害については、出来るだけ軽減を図る必要があるため、市民自らが自助対策として設置する防水板が、被害軽減策として効果があると考えていることから、引き続き助成や効果の説明などを行い、設置促進に努めて参ります。

<2回目>

1.公共施設のあり方について
【教育次長答弁】
 花見川第二中学校と花見川第二小学校の校舎及び屋内運動場の耐震化の状況とその利用についてですが、花見川第二中学校については、校舎3棟中1棟と屋内運動場が耐震化されています。花見川第二小学校については、校舎3棟中2棟が耐震化されており、屋内運動場については、現在、耐震補強工事を実施しています。
 その利用についてですが、建物の安全性といった観点からは、耐震性のある施設は、利用することができます。
 建替え後の公民館と市民センターの駐車スペースの確保についてですが、敷地の有効活用により、駐車スペースを最大限に確保するとともに、時間帯や催事等も勘案しながら公民館利用者と比較的短時間の利用が多い市民センター利用者の駐車スペースを分けるなどの運用上の工夫に努め、利用に支障のないよう努めて参ります。

【総務局長答弁】
 学校跡施設の利活用における地域の防災についても、避難所としての役割を持たせるべきについてですが、今後も学校跡施設の利活用における検討時に、避難所としての役割につきましても、検討して参ります。

【市民局長答弁】
 学校の屋内運動場を文化ホールとして暫定利用し、市民に貸出すことについてですが、文化ホールは、舞台や客席、照明・音響設備などを備えた文化芸術の発表や鑑賞を目的とした施設であり、学校の屋内運動場が、その機能を代替えすることは出来ないものと考えます。そのため、学校の屋内運動場を文化ホールの暫定的利用として市民へ貸出すことについては、考えておりません。

 犢橋市民センターの跡地を第2駐車場として利用するか、売却して駐車場整備費として駐車場用地を確保することについてですが、跡施設につきましては、全庁的に利活用を検討し、適当な活用が無い場合には、売却等、外部活用を検討して参ります。