今年の原水爆禁止世界大会は、8月7日〜9日まで長崎で開かれ、国内外から6,500人が参加しました。大会では、中・高校生はじめ若者の参加者が目立ちました。「被爆者が、その体験を語り『しっかりと伝えましたよ』と言った。僕たちは被爆者の生の声を伝えていく最後の世代かもしれない。21世紀へのリレーランナーとして頑張っていきたい」との高校生の発言。青年がカンパを集めて、東京に子どものための平和像を完成させたなど、全国各地で若者たちが核兵器のない地球をめざして活躍している報告は感動的でした。
また、大会では、昨年5月の国際会議「核不拡散条約再検討会議」で、核保有国も含む世界187カ国が「核兵器廃絶を達成する」事に合意した「明確な約束」の実施を核保有国に求めていくこと。これを拒んで「ミサイル防衛」計画を推進し、包括的核実験禁止条約発効を妨げている米国ブッシュ政権を厳しく非難しました。あわせて、世界で唯一の被爆国でありながら、ブッシュ政権に追随する小泉政権をも批判し、核兵器全面禁止・廃絶条約交渉の速やかな開始を国連や関係国に求めていくことが、さまざまな報告や討論で確認されました。
日本共産党千葉市議団は、参加した経験を生かして、千葉市が平和宣言都市にふさわしい事業を行なうよう求めていきます。 |