○ 「SARS」対策の強化を求めて申し入れ(5/14)
 日本共産党千葉市議団は14日、市長に対して、世界に感染が広がる「新型肺炎・SARS」への市民の不安をなくすため、予防方法や相談窓口の周知徹底、市としての対応策強化と情報の公開などを求めて申し入れを行いました。申し入れの内容は、以下の通りです。
2003年5月14日
千葉市長 鶴岡啓一 様
日本共産党千葉市議会議員団
新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の相談、検査、治療に対する千葉市の体制確立についての申し入れ

 新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)が2月末ベトナムのハノイで出現し、中国など東南アジアを中心に流行しています。38度以上の高熱で痰を伴わない咳や呼吸困難を引き起こし、胸部レントゲンの所見が見られる新種のウィルスです。世界での感染が広がり、5月12日現在、7,447人以上の疑わしい患者と552人の死亡者が確認(WHO報告)されています。
 マスコミで連日のように報道され、多くの市民が不安にさらされています。
千葉市ではホームページで、対応マニュアルの紹介や医師会への説明などの対応がされています。しかし、市政だよりなども含めて市民に情報が伝わるようにし、速やかに早期発見・治療が出来るよう千葉市の対策を講じることが必要です。
 青葉病院と地域の開業医などとの連携については、記者発表も含めて市民にもっとわかりやすく情報を公開できるようにするとともに、安心して相談、検査、治療が受けられる保健所の充実など体制の確立について、万全を期すよう以下申し入れるものです。


1、保健所での相談窓口を充実すること
2、日常的な予防法を明確にし、市民に知らせること
3、感染症病棟を有する青葉病院での治療体制を確立、強化すること
4、救急車での患者搬送についての対策を充実すること
5、外国船が入港する港湾に対する対策を行うこと
6、市政だよりや新聞報道などで情報を公開し、ポスターやチラシなどで啓蒙活動を行うこと

以 上