○ 全国一斉学力テスト問題で申し入れ(4/20)
 日本共産党千葉市議団は、全国一斉学力テストの実施を前にした4月20日、千葉市教育長に対して、参加の中止を求める申し入れを行いました。
 申し入れの内容は以下の通りです。

2007年4月20日

千葉市教育長 飯森幸弘 様

日本共産党千葉市議会議員団

全国学力テスト実施にあたっての申し入れ

 今月24日、「全国一斉学力テスト」が千葉市でも実施されようとしています。これまで、日本共産党千葉市議団は「いたずらに学校や子どもどうしの競争をあおり、子どもたちの心を傷つけるもの」として、「学力テストには参加しないこと」「テスト結果は公表しないこと」を求めるとともに、プライバシー保護にも大きな問題があることを指摘し、市教育委員会に責任ある対応を求めてきました。
 文部科学省でも、多くの父母や教育関係者、法曹界などからの批判・懸念を受けて、特別の事情がある場合に氏名を記入しない「番号方式」を認める「例外処置」を取ることにし、4月6日までに都道府県を通じて文科省へ連絡するよう求めていました。
 また、「旭川学力テスト最高裁判決」では、国が義務の履行を求めても地教委は「独自の立場で判断し、決定する自由を有する」とされているものであり、千葉市教育委員会は、プライバシー保護の観点から、どのように対処したのかが問われています。
 そこで、日本共産党千葉市議団は「全国一斉学力テスト」実施を前に、千葉市に対し再度、以下についての明確な対応を求めるものです。

  1. 「全国学力・学習状況調査」は、学校教育をこれまで以上の激しい競争主義に追いやるものであり、「全国一斉学力テスト」には参加しないこと。
  2. 実施したとしても「学校間に序列ができ、学校格差が生れる」懸念があり、調査結果は公表しないこと。
  3. また、調査項目は、プライバシーに踏み込んだもので、しかも集約を民間企業に委ねる重大な問題があることから、プライバシー保護のためにも「無記名」とすること。

 以上の申し入れについて、文書で回答するよう求めます。