○ 「靖国DVD」問題で教育長へ要望書提出(6/4)
 「『靖国史観』『戦争賛美』のアニメーションDVDを使った教育は許せない」と、各地で抗議の声が上がっている問題で、日本共産党市議団は6月4日、千葉市の教育現場に持ち込まないよう求める要望書を飯森教育長に提出しました。

 党市議団は問題となっているDVDの内容を説明し、「子どもたちに誤った戦争観を教えてはならない」との要望に、飯森教育長は「千葉市には届いていないと思うが調査する」と答えました。要望書の内容は以下の通り。

2007年6月4日

千葉市教育長 飯森幸弘様

日本共産党千葉市議会議員団

学校教育への「靖国DVD」持ち込みと使用しないことを求める要望書

 日本青年会議所が作製したアニメーションDVD「誇り」を使った教育事業を、文部科学省が「新教育システム開発プログラム」に採用し、委託事業として実施されていることが全国的に問題となっています。

 このDVD「誇り」は、靖国神社の戦争観「あの戦争は『自衛のための戦争』『アジア開放のための戦争』だった」との主張から、侵略戦争を賛美する内容となっているものです。

 日本国憲法は、アジアと日本の人々に甚大な犠牲をもたらした戦争への深い反省から、日本と世界の平和と民主主義への願いを込め、「戦争放棄」と「戦力の不保持」を定めて「戦争をしない国」づくりを宣言しました。

 このような平和憲法の下で、DVD「誇り」を使用して、誤った戦争観を子どもたちに教え込むことなど断じて容認できるものではありません。

 よって、日本共産党千葉市議団は、千葉市教育委員会が以上のような問題点を踏まえて、日本青年会議所作製のアニメーションDVD「誇り」を教育現場に持ち込み、使用されることがないよう毅然として対処することを強く要請します。

以 上

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