○ 千葉市職員互助会の改革を求め要望書提出(6/4)
 日本共産党市議団は6月4日、市監査委員会から補助金の使途に問題があるとして返還請求された千葉市職員互助会の適正な改善・改革を求めて、互助会会長である藤代副市長に対して申入れを行いました。

 党市議団は、「公費が使用されている以上、運営は公正・透明でなければならず、市民が理解と納得できる改善を」と要望しました。申入れの内容は以下の通りです。

2007年6月4日

千葉市職員互助会会長 藤代 謙二 様

日本共産党千葉市議会議員団

千葉市職員互助会の適正なあり方・運営を求める申入れ

 千葉市職員互助会の運営をめぐり、市民からずさんな運営についての強い批判が相次いでいます。

 それは、千葉市の互助会への補助金のあり方・運営の不透明さなどに対し、監査委員監査から補助金の返還請求が出されていることでも明らかです。

 地方公務員法では「地方公共団体は、職員の保健、元気回復その他の厚生に関する事項について計画を樹立し、これを実施しなければならない」とされているところです。また、先に総務省も「福利厚生事業に対して住民の理解が得られるものとなるように点検・見直しを行い適正に事業を実施すること」と通知しています。

 千葉市職員互助会に公費が支出されている以上、その運営については公正・透明でなければなりません。

 しかし、千葉市職員互助会には「20億円を超える各種積み立て基金」「貸付事業特別会計」「市職員の派遣」などの問題があり、市民の理解はとても得られるものではありません。

 よって、日本共産党千葉市議団は、千葉市の福利厚生事業の見直しを求めて、以下についての速やかな改善と回答を求めるものです。


1、20億円を超える多額の積立金や福利厚生事業は、これまで適正に運用されてきたのか。

2、職員互助会には多額の公費が支出されており、その職員互助会の経理内容はこれまで市民と議会に公開されてきたのか。

3、公費を伴う個人給付事業、福利厚生事業の内容を公表し、市民に理解を求めるべきではないか。

4、これまで、職員互助会の運営について不正常な問題が次々明らかになり、こうした問題の背景と責任を明らかにすべきではないか。

5、第3者機関を設置し関係者の意見を取り入れて、職員互助会のあり方について速やかに抜本的な改革を行い、市民の理解が得られるようにすべきではないか。

以 上

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