○ 仙台市の災害廃棄物処理状況を視察(11/14)
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仙台市若林区のがれき焼却場を視察
 11月14日、日本共産党市議団は東日本大震災で大きな被害を受けながら、復旧・復興に向け、災害廃棄物処理で教訓的な取り組みをしている仙台市へ視察・調査にうかがいました。

 仙台市では、30年以上前の宮城県沖地震の教訓から、地震による大災害を想定し、がれき搬入場所の確保など「自己完結型」の処理計画を策定。この度の大災害では、そのマニュアルに基づき、がれき撤去現場で3分別(可燃物、不燃物、資源物)を徹底しました。現場のがれきをいち早く撤去するには分別は面倒ですが、その後を考えると分別した方が早く処理できることになります。さらに、3か所の搬入場では、木くず、コンクリート、金属、廃家電、自動車など10種類に分別。3か所設置した仮設焼却炉は、震災後半年ほどで焼却を開始できるほど迅速な対応ができたようです。

 予定よりも早く進んでいるために、石巻市や東松島市、女川町の木くずなどの可燃物も受け入れているとのことでした。

 がれき現場での分別、一次・二次仮置き場を一元化した「搬入場」の整備、先を見据えたマニュアル作りの重要性など、学ぶ内容がたくさんありました。