第1回定例議会は、15年度予算(一般会計)3,381億2,000万円、(特別会計)2,582億900万円が賛成多数で可決され閉会しました。3歳児未満の医療費現物給付や子育てリラックス館・乳幼児健康支援一時預かりが増え、特養ホーム・ケアハウス・グループホームへの助成、小中学校のトイレ改修、ディーゼル車対策などで市民要望が一定反映されたものの、不況に苦しむ中小企業対策予算は54億円削られ、ダイオキシン類調査費も削減、少人数学級実現の強い要望にも背を向け教育費を71億円カットしました。
一方、相変わらず大型開発は見直すことなく推進されます。特に、蘇我臨海開発は「都市再生」や「特区」の指定を受けて猛スピードで推進、2月補正も含めて96億円投入します。蘇我臨海開発、千葉駅西口再開発、中央港地区区画整理、中央第6地区再開発の4事業合計では165億4,493万円になります。日本共産党は、市民には「行革」と称して、公共料金の値上げやサービス削減・カットにより、13億3,822万円もの負担を強いる予算は認められないとして、「予算組替え動議」を提出しました。他の全ての会派が反対し否決されましたが、くらしや福祉を守る議員と政党は誰なのか鮮明になった議会でした。引き続き市政の転換めざして奮闘いたします。 |