花沢県議の滞納税不正免除事件徹底究明

花沢県議の滞納税不正免除事件の経過
(日本共産党千葉市議団)
2004.1.1
内部告発により、花沢三郎県議会議員の滞納税を不正に免除していたことが発覚。助役が市長に、電話で事態を報告
1.3
「千葉市が滞納税を不正に免除」と一斉にマスコミが報道
市長の自宅まで報告に行った市幹部を市長は「門前払い」に
1.5
仕事始め式で市長は、「残念なこと」と挨拶
1.6
党市議団は、鶴岡市長に真相究明を求める申し入れを行う
1.9
花沢県議が、滞納税3,000万円を納付
1.15
千葉市は、担当課長の懲戒免職など関係者6名を処分
1.16
急きょ総務委員会が開催されたが、鶴岡市長は説明に現れず。党市議団は真相の徹底究明と「100条委員会」の設置を要求
1.23
市民の怒りの声に押され、鶴岡市長が記者会見で謝罪。しかし、真相究明への消極姿勢に記者団からは批判続出
1.27
党市議団は、議長へ「100条委員会設置」についての申し入れを行う
1.28
真相究明を求める市民の会」(三谷宏会長)が発足。
2.4
党市議団と党中部地区委員会連名で、花沢県議に説明責任を求める「公開質問状」を送付
2.12
「市民の会」主催による「怒りの市民集会」を開催
(200人参加、共産党と市民ネットがあいさつ)
2.17
「市民の会」が、市議会に「真相の究明を求める」請願を提出
3.5
第1回定例会での柳田議員の代表質疑で、花沢県議の歳費差し押さえの検討や時効分の滞納税を自主納入するよう求めよと要求
-
「公開質問状」に無回答の花沢県議に対し、日本共産党が声明を発表
3.9
市議会総務委員会では、「市民の会」からの請願を自民・公明・新政五月が反対し不採択に
3.12
「市民の会」が市議会前で抗議の集会(60人参加し、座り込む)
3.16
野本議員の一般質問で、市は、時効分の約4,400万円を含む延滞金1億6,000万円を全額徴収すると答弁
3.25
市長の定例会見で、記者団から「税免除問題」を質問され、「応える必要ない」と突然会見を打ち切る
4.1
日本テレビが、花沢県議の「税金不正免除」問題で特集番組放映
4.7
花沢県議が、延滞金1億6,000万円の分納を誓約
4.3
千葉市が、花沢県議の財産を一部差し押さえる
5.13
千葉市は、時効分も含め滞納税納付の誓約が取れたため「市に実害がなくなった」とし、元担当課長らの「刑事告訴はしない」と表明
6.1
「市民の会」が市議会に、「花沢県議の延滞金を期限内に全額徴収する」よう求める請願を提出
6.11
県警が、「公電磁的記録不正作出・同供用」容疑で、元担当課長と実務者を逮捕。千葉市役所を家宅捜索
6.14
市議会で緊急の代表質問が行われ、野本議員が真相の究明と市長の責任を追及
6.15
市議会総務委員会で、「市民の会」提出の「期限内に全額徴収」を求める請願が全会一致で採択される
6.18
「市民の会」が市議会に、「100条委員会の設置」を求める請願を提出その後、議会棟前で要請行動(80人参加)
野本議員の一般質問で、独自調査により、延滞金1億6,000万円に対し、差し押さえた財産価値が350万円しかないことを暴露
7.7
市独自の「特別処分」で、地方税の収納率を粉飾していたことが発覚。花沢県議も「特別処分」とされていた
7.9
党市議団は、鶴岡市長に「特別処分」の実態を市民と議会に公表するよう申し入れる
7.21
県警が、花沢県議を背任容疑で逮捕
7.22
党市議団は、花沢県議逮捕にあたり声明を発表。同時に、鶴岡市長に対し、改めて「真相究明」を求める申し入れを行う。「市民の会」と一緒に、緊急千葉駅宣伝を実施。鶴岡市長「捜査の推移を見守る」とコメント。
7.23
党市議団は、議長と総務委員長に対し、議会としての責任を果たすため緊急の会議召集などを要請
7.26
「市民の会」が署名運動を提起
7.29
千葉市が大塚元課長ら2名を背任罪で千葉中央警察に告訴。花沢県議は告訴せず。
8. 9
党市議団が要求していた総務委員会を開催。市民団体等が委員会の傍聴を求めたが拒否される
8.10
「市民の会」が夕方、5駅(稲毛海岸駅、新検見川駅、稲毛駅、都賀駅、土気駅)でいっせい宣伝
8.11
検察が花沢県議を起訴。党市議団は団長名で談話を発表
8.12
「市民の会」が真相究明と花沢県議の辞職を求め、千葉駅頭で宣伝行動
9.13
千葉地裁で、元納税管理課長らに対する初公判。大塚・西郡の2被告は、起訴事実を認める。即日結審し、判決は10/4に。
9.14
市議会総務委員会で「特別処分」問題の調査報告が行われ、H8〜H10年間は不明、H11〜H14年間での「特別処分」は、305件で9,486万円と報告。
9.22
花沢三郎被告の初公判、起訴事実を全面的に認める。
10.4
野本議員が一般質問で、市長の責任と真相究明求める。
10.4
大塚・西郡両被告に対し、背任罪などで有罪判決。
10.21
花沢県議が約1億5千万円の延滞金を全て納付
10.25
花沢三郎被告への論告求刑が行われ、検察側が「反省不十分」と懲役2年を求刑。しかし、花沢側は「延滞金を完納したから執行猶予に」と主張、また「県議としてやり残しがある」などと、議員辞職を拒否した。
11.1
「納税者・市民の会」が個別外部監査請求署名の呼びかけ
11.10
「花沢県議は辞職せよ」「税不正免除事件の徹底究明を」とJR千葉駅で「真相究明を求める市民の会」が宣伝
11.16
 千葉地裁は花沢被告に対し、「極めて悪質」で「反省の態度」もないと、懲役1年6か月・執行猶予なしの実刑判決を言い渡す。しかし、花沢被告側は「即日控訴」した。
11.17
 花沢県議が議長に辞職願を提出、議会休会中だが議長権限で許可された。
11.24
「真相究明を求める市民の会」が、事件の真相究明へ「百条委員会の設置」を求める署名の提出と各会派への要請行動を展開
12.9
議会運営委員会は、「真相究明を求める市民の会」が求めていた、「百条委員会設置」の請願を否決(賛成は日本共産党と市民ネットのみ)
12.9
「納税者・市民の会」が、個別外部監査請求署名22,648名分を選挙管理委員会に提出
12.14
12月議会の一般質問で、「税不正免除事件」を追究
12.26
緑区で、花沢三郎県議辞職に伴う県議補欠選挙(当選は民主党・竹内圭司氏)
2005.1.13
千葉市監査委員会が「監査委員の監査に代え個別外部監査の実施を」と、市長に通知
2.1
千葉市議会臨時会開催、徴税事務の個別外部監査議案を全会一致で可決、日本共産党が議案質疑賛成討論